お姉さま、……唐突ですが、「かれい」を一発変換すると何とでますか?



……え?……「華麗」?……さすがお姉さま……。


わたくしの駄PCは「加齢」とでます……。切実な悩みが如実に出ているようです……。華麗とまではいかずとも、せめて「鰈」とは出てほしい……


そんな強引な出だしから続けて、



赤貧亭

北海道産黒鰈

580円!


3切れ580円を買ってしまいます。なにせセレブですから。加齢なる華麗なる一族も真っ青のセレブ暮らしですから……。お金はいらないわ、




赤貧亭


……なんて、言ってみたいないつか……。


……もちろん580円なんて手が震えて買うことができません。いえいえ、アル中だからではなく……。

しかし、庶民の味方、半額シールがついていれば手が届くお値段に……。


奥様、卵たっぷりの黒鰈です。高級魚ですよ、それが3切れで290円。一切れ100円を切っているのです。
「半額」「お買得」なんて素敵なシールなのでしょう。小躍りしながらレジに向かい、



赤貧亭


小躍りしながら煮付けます……。



鰈は煮込み過ぎるとせっかくの身が硬くなってしまいますので。中火でさっと煮るのがこつ。

そうすると身がふわっと仕上がるわけです。そして煮汁を煮詰めてあとからかけるわけです。

赤貧亭

ご飯が進むわけです。。。

<献立>

春菊ときくらげのナムル

大根の霙煮

月見卵

黒鰈の煮付け

若芽の味噌汁


生姜をたっぷり入れて煮付けるのがお好みです……。煮汁をすった生姜、美味しいですよね……。身体も温まり美容にも良く。美味しい鰈は何と言ってもコラーゲン豊富で、翌日はお肌もぷるぷるの華麗な女に……。



赤貧亭

春菊ときくらげのナムル


国産きくらげが98円とお安かったので。

無類の茸好きで、ついつい珍しい茸があると買ってしまいます。


……老後は茸を育てて暮らすのもよいか……。トリュフの人工栽培に成功し、一財でも築くことはできないか……。そう夢想しながら夕餉をいただく、欲にまみれた人間です。。。



赤貧亭

無欲、憧れの言葉です……。

大根の霙煮。


大根を大根で煮た一品。簡単ですが、ちょっとおもてなし料理にもなりそうな、粋な一品に仕上がりました。



料理名:大根の霙煮
作者:sekihintei

■材料(2人分)
大根 / 1/5本
水 / 200cc
出汁醤油 / 大匙2杯
味醂 / 大匙1杯
片栗粉 / 小匙1杯

■レシピを考えた人のコメント
材料は大根だけ、しかも時間もかからない、それなのに滋味に富んだ粋な酒肴。ご飯にかけていただいても美味しいですよ。

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お金に切羽詰まった時は、これを白飯にかけるだけで一食になりそうです。。。


赤貧亭


月見豆腐


卵を豆乳に混ぜてしまわず、豆乳ににがりを混ぜ、そこに卵を落とし蒸した自家製豆腐。


とろとろの豆腐にとろとろの黄身……ちょっと甘めの出汁醤油でいただけば至福。

自家製豆腐は硬めにつくるよりも、豆乳一歩手前のぎりぎりのふるふる感にこだわりたいわたくしです……。



赤貧亭


……ちょ、ちょっと地味すぎたでしょうか……



げ、原価も抑え過ぎでしょうか……。

い、いえ、これくらい質素が良いのです。質素ですけれども滋養にとみ、滋味あふれております。財布も潤いますが、お肌と髪も潤う、そんな夕餉であります。。。



ところで、スーパーのお魚コーナーにいったら……本当に東北のお魚がなくて驚きました。そして関東までも。。。軒並み北海道、九州獲れを掲げており。。。

……先週までは千葉産だったはずの鰯が急に宮崎産になっているのは、千葉産だった鰺や鰹が鹿児島産になっているのは……どういうことなんでしょうかね……。急にそちらで獲るようにした、獲ったのを持ってくるようにしたと言いたいのですかね……。

どこ産だろうと国産だったら売っていれば食べますので、産地偽装はしないでいただきたいところです……。