お姉さま、……わたくし一生の不覚でございます……。




なんと、なんと……20年ぶりに……風邪をひいてしまいました……。




一つ屋根の下に住む同居友人が39度近くの熱を出し、ずっとごほごほとウイルスをまき散らしているので、これでうつされないなんて奇跡的!さすがわたくし!と悦に入っていたのもつかの間……先日の明朝……息苦しさと関節の痛さで目が覚める……。……あ、あら?昨日kinectのyour shapeを頑張りすぎた?と思いつつ再び寝ようとするも……どうも30分ごとに目が覚め眠れない……。いつも起きる4時30分になり、起床してからゆるヨガをし、朝食を食べ友人の朝食を作り弁当を詰め……。さあ顔を洗って化粧でもするかと思った段階で、……この筋肉痛のような身体の節々の痛みは……もしやと……熱を測ってみると……。



37.8度……。



……え?何の間違い?

ともう一度量りなおしてみてもやはり37.8度……。……もしかしてこのだるさや頭の痛さは昨晩ウイスキーを呑み過ぎたからではなく、所謂ひとつの……風邪という症状?


いや、でも……そこまで具合も悪くないし、会社にいけないこともない……?と思いつつも、さすがに1時間以上かかる通勤を耐える自信がなく、帰ってこれなくなっても困るので休むことに……。……休むことにしたのはいいものの……いい大人になってから風邪を引いたことがないもので、いまいち……風邪を引いたときの過ごし方がわからない……。栄養をとって寝れば治るのよねと思いつつも、もりっと朝食を食べてそれから直ぐ寝たら太るのではと懸念もされ……。とはいえ、まあ、とりあえず寝ておくかと昼まで寝……。


 ……昼に普通にお腹が空いて目が覚める体たらく……。


 中山秀の髪の毛ってなくなっているはずなのにまだあるわと思いながらテレビを見、朝に作って置いた弁当を普通に食べます……。その後本を読んだり昼寝をしたり……療養中というよりも単なるぐーたら生活?と疑問を抱えつつ……。その後、せっかく時間が豊富にあるのだから半身浴でもしようかと思いたち、いや、風呂って入っていいもの?とネットで調べてみると、寧ろ風邪の時は風呂に入った方がいいとのことで。なんでも、ウイルスは38度以上で死滅するので、温かい風呂に入るとウイルスが死んで良いのだとか……。

 ということで本を持って風呂に入り、汗出しをし、夕食前に運動をしておくかとkinectでyour shapeのプログラムをしていたら、友人が帰宅。彼女がリビングのドアを開けた際、丁度ワインボトルを両手に持ち高々と上げていたわたくしに、「えー!」と叫んでのけぞり……。


「え?……熱がでて倒れているんじゃなかったの?」と彼女。

「……熱がでても別に動けるでしょ?」とわたくし……。


動けないわよ、それにそっちの平熱って35度でしょ?それで38度っていったら動けないほど辛いはずよと彼女談……。そう言われましてもね……。

……風邪をひくと通常2,3キロは痩せますよね……。熱がでるとされだけ体力使いますし、食欲も落ちますし……。……が、食欲が落ちず、だからといって激しく動くことができず運動量が落ちるわたくしの場合……逆に太りました……。風邪で肥える女……世界広しといえど、わたくしくらいのものでしょう……。



赤貧亭


<献立>

秋刀魚と大根の中華炒め

蛍烏賊と若芽の柚子味噌和え

ほうれん草の軍艦

薩摩芋の利休煮


まあ、そもそも風邪ひきの日にこれだけ作り、これだけ食す人間もいないという話なのですが……。


しまいに近所のスーパーに買い物にも行ってしまいましたしね……。黙って寝ていることができないという性分です……。


<材料 二人分>


秋刀魚 2尾、大根 1/5本、小麦粉 大匙2杯、水 150cc、酒 大匙1杯、オイスターソース 大匙1杯、醤油 大匙1杯、甜菜糖 小匙1杯、片栗粉小匙1杯、葱・生姜の微塵切り 各小匙1杯、オリーブオイル 大匙1杯


<作り方>


・ 秋刀魚を3枚におろし、一口大に切ります。洗って水けを切った後、ビニール袋に小麦粉を入れ、秋刀魚を加えたらふり小麦粉を絡めます。大根を半月切りにします。フライパンにオイルを敷き、大根、秋刀魚を並べ弱火で両面焼き目をつけていきます。


・ 焼き目がついたところで取り出し、フライパンに水と片栗粉以外の全ての調味料、葱、生姜を加え一煮立ち。水溶き片栗粉を加えとろみをつけたら秋刀魚、大根を戻し絡めます。器に盛ればできあがり。



さくっ、じゅわっとした秋刀魚の旨味が大根にもしみ、オイスターソースの餡も……危険な程に米が進みます……。そしてこの時期なのに嬉しいことに北海道産の生秋刀魚。これが…・…余市と合わないことがあるかしら?と余市でハイボールを作りいただけば……。

……染みわたります……。


更に酒呑みの肴はつづくよどこまでも……

赤貧亭


蛍烏賊と若芽の柚子味噌、ほうれん草の軍艦、薩摩芋の利休煮


薩摩芋のポリフェノール、ビタミン、黒胡麻のセサミンで美肌に美髪……。加えてほうれん草のビタミン、鉄分、そして海苔のミネラルで美髪……。蛍烏賊、冬の味覚ですよね。これまた北海道である余市と合わないわけがなく、……やはり冬は余市に限るとしみじみと思わされ……。ちなみに蛍烏賊、ビタミンA、Eが抱負なのでアンチエイジング効果が高いのですよね……。旬の物、美味しいだけじゃなくお安いだけじゃなく、栄養も豊富……。そういった旬、四季がある日本に生まれ、本当に良かったと……ジャパニーズウイスキーを呑みながら……。



……そして、寝る前に念の為熱をはかってみたら……薄々予感はしていたものの……まさかまさかの


36.8度……。


薬を呑まずして一日で完治してしまうのってどうなの?と思いつつ……己の強靭な回復力に恐怖さえ覚えつつ……。……美人薄明の道は長く険しい。。。


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