お姉さま、……年末年始はお世話になりました……。



大掃除も終え、のんびりするかと実家にうかがった31日……まさか……まさか



「お煮しめ、田作り、紅白なますがまだだから。あと、年越し蕎麦宜しく」


というお姉さまのありがたい言葉が迎えてくださるとは……。


まさか年越し蕎麦を作れと、国産蕎麦粉国産小麦粉を手渡されるとは……。思わず「えっ!」と確認してしまったわたくしの声を、お母様も妹も聞こえていないふり……。……本気なんですね……。


……ということで、お土産をわたし、休む間もなく腕まくりしてなます用にもくもくと大根と人参をきり、塩もみしている間に煮しめを仕込み……、田作りを作り……。それから満を持しての


赤貧亭

蕎麦打ちです……


麺の乱れは心の乱れ……。

年の瀬の疲れが出ている蕎麦の不揃いっぷり、太いっぷり。脇で見ていた鬼軍曹お姉さまが「きしめんか?」と
厳しい言葉をなげかけてきます……。……わたくし、これでも精一杯……。手打ち自体も疲れますが、中腰になって行う麺切りってのもなかなかどうして体力使います……。蕎麦打ちダイエット……2011年流行るかもしれませんよ……。

赤貧亭


4人分切り終わる頃には、「疲れたよパトラッシュ」と誰も笑ってくれない台詞も出る始末。

切った時はまだ長かったのに、茹でようと持ち上げると切れ、茹でると切れ……。……ああ、下手な蕎麦屋ってほんと短い蕎麦が多いわよねと哀しい気持ちに……。改めてお蕎麦屋さんって素晴らしいと思いました。蕎麦は絶やしてならぬ日本の美、伝統食ですよ。十割蕎麦を打つって、そしてあの細さ、腰……素晴らしいです……芸術です……。

わたくし、2011年は饂飩打ちだけではなく蕎麦も打っていこうと思います……。赤貧亭の〆で粋な蕎麦を出すことを夢見て……。蕎麦女子部発足!


……ま、とりあえず4人前はこの分量で打ってみましたよ……。


<材料>


蕎麦粉 220g、地粉 100g、水 適量、塩


<作り方>


・ 粉類をビニール袋に入れてふるい、ボールに塩一つまみと入れ、水を少しづつ加えていき、まとまる程度の水量にします。


・ 表面がつるりと滑らかになるまで15分程度只管打ちます。ぴったりとラップをし、冷蔵庫で1時間以上休ませます。


・ たっぷりと打ち粉をした台で生地をのばし、切り分け、たっぷりのお湯で湯がけばできあがり。


お試しあれっ!


……大晦日に蕎麦を打つと、汗もかき、何やら一年の色々な思いが昇華され……すがすがしくて良いですよ。。。今年も打とうと強く思いましたよ。……いえ、決して強がりではなく……。




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