お姉さま、先の週末はいかがお過ごしで?



……わたくしはとあるラグジュアリーブランドのオープニングパーティーに出席いたしまして……。



……なんて一生に一度で良いから言ってみたいものですね。……ええ、パーティーはパーティーでも、同居友人の大学時代のサークル仲間のパーティーに部外者だというのに料理担当で出向いてきました。……ええ、小料理赤貧亭の初出張。


ということで、前日に近所の激安スーパーで食材を買いそろえ、パンだけはPAULと高級志向、他は己のフランス土産やらポルトガル土産やらを駆使し……



赤貧亭

知人宅でこさえた三種のオープンサンド。。。

パーティーが15時開始でしたので、ワイン片手につまむことのできるオープンサンドを作ってみた次第。簡単なわりに見栄えがしますしね…・・。


<作り方>


・ ローストビーフのオープンサンド


PAULのフィグのカンパーニュにマスタードを塗り、そこにサラダ菜をのせ、付属のソースで和えたローストビーフをのせ、仕上げに黒胡椒をふり、ケッパーを乗せればできあがり。



・ 生ハムのオープンサンド


KALDIで購入したクリームチーズにバジル、クレイジーソルトを混ぜ、それをPAULのフィグカンパーニュに塗り、生ハムをトッピング。ミニトマトをスライスしたものをあしらい、更にスライスしたオリーブを飾ればできあがり。


・ 柿のクリームチーズサンド


同じくKALDIで購入したクリームチーズに今度はマーマレード、ブランデーを入れて混ぜ合わせ、切った柿を混ぜ合わせます。PAULのセーグルノワレザンの上にもればできあがり。


どれもシャンパンとつまんでよし、白よし、赤よしで簡単な一品ですので、ホームパーティーに、週末ブランチにおためしあれ。。。


本当はキャロットラペをのせたサンドも作ろうとキャロットラペを早朝から仕込んでいたのに、まんまと冷蔵庫に忘れて出向いてしまい。。。帰宅後、独りでもりもり食しましたがね……。


ま、まあそこはそれ。部外者なので楚々と裏方に徹し、皆様からいただいた差し入れを切り分けては盛り、サーブしたりとしていたはずが……記念撮影では


赤貧亭

なぜかセンター……。


何時の間に……。

これがスタートなるべき星の下に生まれた宿命か……。


どれだけ慎ましやかな女なのでしょう。。。気がつけば、さんざん白赤問わずワインを呑み倒しておりました。。。


そんな中、とある男性が「俺、田辺誠一に似ているって言われるんだけど、凄い嫌なんだよね」とのたまい……。え?何言ってるのこの人は?と思っていると、「だって自分は35前だよ?なのに40近い人に似ているって言われるって嫌だよね」と続け……。


……田辺誠一に似ていると言われるのが嫌って……自慢?いえ、そもそも身の程知らずもいいと。つい鼻息荒く、「嫌?何が嫌なんですか?わたしなんて、麗子像に似ているとしか言われたことがありませんよ」と言い返してしまい……。が、相手は「え?麗子像?」と……麗子像を知らない……。


……麗子像……日本史、美術の教科書に載る……かなり有名な……そしてかなりのインパクトの絵画ですよね。。。「え?麗子像知らないの?」と他のメンツが驚いている中、彼は携帯で麗子像を調べだし、そして行き当たったようで笑い出し、



赤貧亭


「似ているって言った人、天才だよね」


……どこまで失礼な男なのでしょうね……。こんな人、こんな人、……禿げれば良いっ!

そう全力で呪った同日でありつつ……。


別の男性が、「好きな女性のタイプって小動物系なんだよね」と言うものだから、


「あら、じゃあIさんの前では前歯で何でも齧っていくべき?」とハムスターばりの前歯齧りを披露しつつ、「それとも、ほっぺた一杯に物詰めて食べればいい?」とリスの頬袋ばりに頬を膨らませてみたわたくしに、


「いや、どれも違うから……」


と返した氏も……禿げてしまうが良いと全力で呪った……そんな素敵なパーティーでしたよ。。。