お姉さま、自分が大人になったなと思うのはどのような時ですか?


……え?加齢臭を感じた時?


……それは大人というより……い、いや、これ以上はわたくしの口からは恐ろしくて……。


まあ、ウイスキーを呑んで泥酔しているような人間なので、今更大人だと思うも何もないのですけれども。けれども、ああ、こんな味覚を楽しめるようになったなんて大人だと思うものがあり、それが



赤貧亭


苦瓜、ゴーヤです。


蒟蒻百珍 二十三珍目 【蒟蒻と苦瓜の梅おかか和え】


幼少時はあの苦さが苦手で……特別嫌いでもありませんでしたが、あえていただきたいとも思わず。それが今は、ああ夏を感じたいわと好んで買うようになり。なにせゴーヤはビタミンたっぷりで美肌効果が高いのもさることながら、血糖値とコレステロール値も下げてくれる、まさに夏の酒肴に活用したい食材ですしね。

豆腐、卵と炒めるチャンプルーが一般的ですが、……そこはそれ低カロリーに……。さっと茹でて刺身蒟蒻と和えれば簡単かつ、低カロリーな酒肴ができあがり……。これからの季節、ぜひお試しいただきたい一品です。

<材料>


刺身蒟蒻 1/2袋、苦瓜 1/2本、梅干し 1個、かつお節 大匙1杯、醤油 大匙1/2杯


<作り方>


・ 苦瓜のわたをスプーンで綺麗にとり、薄切りにし、熱湯でさっと茹で冷水で冷やします。


・ 刺身蒟蒻を細切りにし、よく水を切ったゴーヤ、みじん切りにした梅干し、鰹節、醤油と和えれば出来上がり。


<お勧めの酒>


ビール、ハイボール


しゃきしゃき、こりこりとした歯ごたえが堪らない一品です。梅干しの酸味もこれからの季節に最適です。