先日、ヤフー知恵袋を見ていると、
「腰痛って治りますか？」という質問がありました。
「腰痛」に限らず、身体の不調を訴える方がいくつか質問されていて、その対処法や、治療法などが質問の答えとしていろいろとあげられていました。
例えば、
●マッサージ、鍼、整体、カイロなど
●電気治療、温熱治療、手術
●姿勢をよくする
●筋トレをする
●ウォーキング
●ストレッチ
●サプリメント
これらの事が例としてあげられていましたが、どれも、言わんとする事は分かるのですが、100％腑に落ちる説明は見当たりませんでした。
なぜ、どの回答も腑に落ちなかったのでしょうか。
それは、僕が、これまでクライアントさんの身体をみてきた中で、改善された方も多くおられますが、「これをしたから良くなった」という事が無いからなんです。
どういう事かと言いうと、
ソフト整体BB研究所では、痛みを訴えて来られた方に整体を施しますが、改善された方をみていると、整体を施した事だけが、決して改善した要因ではないという事が、これまでの経験から言えることなんですね。
整体を受けたことで、自分自身の身体の状態や状況がわかり、受けた事でどう変化したのか。
また、改善する為に何をどのようにしていけば良いのかという事を、考えて実行した結果、良くなったという方がほとんどです。
（それでも僕自身は、より良い効果を出す為に整体の技術を磨く事は当たり前です）
つまり、その人が改善できたのは、身体に対する意識の変化が大きな要因であると僕は考えています。
だから、
ヤフー知恵袋の回答を見て、
「○○をすれば良くなります。」「■■で治りました」
というのは、あくまでその人がその方法で良くなったり、改善しただけのことであって、それが万人に当てはまるとは限らないという事が言えるかと思います。
一口に「腰痛」といっても、
・年齢
・男女
・生活習慣
・性格
・考え方
・仕事
・生まれ育った環境
・痛みの場所や度合い
など、誰一人として同じ人はいません。こういった前提が抜け落ちていると、「○○をしたのに効かなかった」「■■をしたのに改善しなかった」みたいな事になりかねません。
「万人に効く特効薬はない」事を知らなければなりません。
僕たちの役割は、正しい知識を追求して、それをわかりやすく伝える事だと思っています。
よく初めて来られた方がお医者さんに言われたと言うような、
●ヘルニアだから痛い
●座骨神経痛だから痛い
●軟骨がすり減っているから膝が痛くなる
●骨が歪んでるから痛い
●筋力が弱っているから痛い
などこれらの事は全て間違っていると思っていますが、それを正しく理解してもらい伝えていく為に、改めて「痛み」について理解を深めていかなければならないと思いました。
以前から参考にさせて頂いている、加茂整形外科医院のHPではそれらの事が詳しく書かれてあります。
そもそも「痛み」とは何か。
「痛み」を知り、「痛み」と向き合う事で、改善する一つのきっかけになるかもしれません。
そんな事をこれから書いていきたいと思います。
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