こんにちは、奈良香芝の整体院「ソフト整体BB研究所」の伊野波です。
「姿勢は良くしてはいけません。」
「え?なんで?姿勢は良くする方がいいに決まっているんじゃないの?」
と思われたかもしれません。
「その通り!正解です。」
「おい、伊野波!どっちやねん!」
ってツッコまれそうなのですが、聞いて下さい。
僕が言いたかったのは、どういうことかと言いますと、
「姿勢を良くしよう」と意識しすぎるあまりに、過剰に筋肉を働かせすぎていて、凝り固まってしまうことがあるからなんです。
そんな人が身近にいました。・・・姉でした。笑
昨日は姉から「身体の調子が悪い」とメールが来たので、仕事が終わってから施術しにいきました。
特別どこが悪いという症状はないようでしたが、「息苦しくなる」事があるようです。
案の定、鎖骨周りを初め、首、肩、背中、腰、肋骨周辺がザブングルもびっくるするぐらいに、
「カッチカチやぞ」
になっていたわけですが、「姿勢をよくしよう」というのが無意識の緊張として過剰に働き過ぎていたのでは、ということが考えられました。
特に身体を反らせようという意識が身体のいろんな部位に働いていたので、緩めつつ、丸める動作を入れていくと、身体の前面がゆるみ、「呼吸がしやすくなった」ということでした。
施術後、自力整体の基本となるNekoのエクササイズをやってもらうと、
これまた案の定、背骨が全然動かず、特に画像のように丸める動作がしにくい状態でした。
「自然体」という言葉が良いのかわかりませんが、理想の姿勢に近づくには、
・丸める
・反る
という動作はどちらも同等に必須です。
さらにそれだけでなく、他にもいろんな要素が無数にあるので、
「はっきり言って、超むずい」んですよね。
和身塾で身体の事をいろいろと取り組んでいますが、やればやるほど、距離の遠さがわかってきます。(苦笑)
そういうわけで、
姿勢を良くするということはいい事なのですが、姿勢を良くしようとしすぎて間違った使い方をしていると、逆に固まってしまうので注意が必要だということです。
まずは、身体を固めないように注意して、柔らかく緩めてくださいね。
そして、丸める反るという動作で、背骨が柔らかく動くのを実感していきましょう♪