明日、8/26(金)東京にて開催される
上野泰也氏(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)の講演会のレジュメが届きましたので、
概要を公開いたします。
会場にて、追加資料を加えた正式なレジュメを配布いたします。
ぜひ、ご確認の上、ご参加ください。
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【レジュメ概要】
清話会セミナー(2009.8.26)
『世界経済は“危機”を脱したのか
- “回復期待”と、“実態”との差をどう読むべきか』
上野 泰也
(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)
(1)「いま起きていること」
米国の大きなバブル(過剰消費構造)崩壊ショックによる落ち込みと、その後の「安定化」
在庫調整という自律的な動き+財政出動による景気刺激効果の「時限性」
足元でベクトルは一応上向きに転換したが、景気の回復力は脆弱で、持続性に疑問
日本が経験した90年代構造不況の教訓(バランスシート調整、設備や雇用の過剰の問題)
白川日銀総裁「偽りの夜明け」発言(4月、ニューヨーク)
デフレ圧力の一層の強まり
身近なところでは「食のデフレ」が進行
(2)「これから起きること」
~年内~
景気回復に息切れ感、「二番底」懸念が強まる
「L字型の横棒が蛇のように小さな波を繰り返す」景気の上下動
米オバマ政権の景気対策は「持久戦」の様相
追加的なショックに弱い「不安定な低空飛行」、「雇用なき回復」
~数年後以降~
財政バランス回復のための消費増税(12%では明らかに足りない)
目先の利益と、将来の利益(世代間の利害対立)
(3)「ずっと起き続けていること」
人口減・少子高齢化の着実な進行
国内需要の「地盤沈下」継続と慢性的なデフレ
輸出依存度の高低で「2つの日本」の様相も
(4)「何をすべきか?」
政府、企業、家計それぞれの課題とは?
内需型企業の選択肢はどのようなものか?
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景気後退は下げ止まったとされるが、上向いていくのか、止まったまましばらくいくのか。今後のリスク要因とプラス要因は何か。確かな視点と的確な指摘で絶大な支持を受ける上野氏が久々に登場する。
2009/8/26(水) 14:00~15:30
世界経済は〈危機〉脱したのか
―― 〈回復期待〉と、〈実態〉との差をどう読むべきか
(みずほ証券チーフマーケットエコノミスト)
【略歴】
1963年東京都生まれ。上智大学文学部卒業、法学部に学士入学。富士銀行に入行、為替ディーラーを経て為替、資金、債権部門のマーケットエコノミストを歴任。2000年10月からみずほ証券投資戦略部チーフマーケットエコノミスト。金融市場の的確な分析・予測で多くの投資家から支持を受けている。「日経公社債情報」のエコノミスト人気調査では2007年まで6年連続ナンバーワンの支持を受けた。
<主な著書> 『「依存症」の日本経済』『虚構のインフレ』『デフレは終わらない』『チーズの値段から未来が見える』
会 場 お茶の水ホテルジュラク2階 「孔雀 」
(JR「御茶ノ水」駅聖橋口より徒歩2分)
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