清話会

昭和13年創立!政治、経済、社会、経営、トレンド・・・
あらゆるジャンルの質の高い情報を提供いたします。


清話会ブログMENU   
      

清話会セミナーの情報はこちら    *清話会メールニュースTOPICS
~毎月(東京・大阪)計4回開催中!    ~複数のサイトから旬のテーマをまとめてご紹介

大人の社会科見学はこちら
     *情報誌『先見経済』 新刊情報!
~行けそうで行けなかった場所へご案内  ~毎月1回発行!ビジネス誌


人気連載 ~過去の記事がご覧いただけます。 

真田幸光氏の経済、東アジア情報        山本紀久雄氏の連載 街角ウオッチング         
激動期に勝つ“良い会社”をつくるために     小島正憲の「読後雑感」



テーマ:
清話会SJC2016年10月例会【見学会】
「浦和に内藤環境管理(株)を訪ね、名物のうなぎを味わう」
----昼食後は鉄道博物館をガイド付で見学、鉄道への知識と理解を深める


「快適環境創造」をキーワードに、環境管理に伴う調査や測定、化学分析を行う内藤環境管理(株)。事業の中心を担うラボ見学をしながら、昨年12月に社長に就任した内藤岳氏とスタッフの方に私たちの身の回りの環境、電子機器など製品の安全・安心の基準、どのようなことを行って、環境の保全が実現されているかについて説明を受けます。

昼食は木造家屋の老舗・小島屋で、浦和名物のうなぎをいただきます。食後は大宮に足を伸ばして、鉄道博物館を解説付きで要点を押さえながら見学します。 
★ぜひご参加下さい!

      【行程表】
10:15     JR南浦和駅東口改札に集合、タクシーに分乗して移動 
10:30-12:00  内藤環境管理(株)にて事業説明、ラボ見学、今日の環境をめぐる解説
12:15-13:30  小島屋にて昼食、うな重をいただく
13:30-14:15  タクシーで南浦和駅へ。
        JR、埼玉新都市交通伊奈線を乗り継いで鉄道博物館駅へ
14:20-16:30  鉄道博物館を解説付で見学
16:30     現地解散



■内藤環境管理(株) ……水質・土壌・大気・製品などの環境・化学分析を行い、あらゆる側面を徹底データ分析して環境管理・衛生管理をトータルサポートすることを信条に幅広い信頼を得ています。放射性物質、土壌・産廃、PCB、アスベスト、気体、水質、製品の分析を中心的に担うラボの見学をしながら、事業と暮らしの側面から環境分析アセスメントの要点を学びます。

■浦和のうなぎ ……江戸時代、浦和近郊は沼地が多く、川魚の魚釣りなどを楽しむ行楽客にとれたうなぎを出したのが始まりで浦和のうなぎは名物となりました。当時の風情を残した老舗・小島屋でうな重と鯉のあらいをいただきます。

■鉄道博物館
……2007年(平成19年)10月14日の鉄道の日に新たに大宮に開館した人気の施設ですが、ガイドの方に要点解説をお願いし、鉄道についての知識と理解を深める機会とする予定です。

■日 時 10月27日(木) 10:15~16:30 (現地集合・解散)
     (10:15 JR南浦和駅東口改札に集合)


■ビジター参加費  清話会会員 20,800円   
              一般の方  30,800円 
             (SJCメンバーは無料) (税込み、お食事・飲み物代込み) 
■お申し込み
下記を切り取り、清話会オフィスまでメールinfo@seiwakai.comにてお願いいたします。

-----キリトリ---------------------------------------------------------
■ 10月27日 SJC2016. 10月例会【見学会】
■会社名
■ご担当者               
■ご参加者
■ご住所 〒
■TEL                  ■FAX
--------------------------------------------------------------------
ご質問等ございましたら、お気軽に清話会オフィスまでご連絡ください。
03-6228-5481


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

「“風の神様”と“いのち”」
----創祀2100年の時の流れと重み!

2100年の歴史を持つ龍田大社は、大気・生気・風力を司る風の神様をお祀りする大社として、古くから親しまれ信仰されてきた。肌で、身体で感じることができる風は、私たちに命の大切さを感じさせてくれる。日々の中で忘れがちな生きることの尊さを上田宮司が説く。

*龍田大社は“風の神様”として古くから親しまれ信仰されてきた
*天地宇宙の万物生成の中心となる「気」で人と世を守る
*龍田大社は2100年の歴史を誇り、第10代崇神天皇の御代
疫病の流行や凶作で苦しむ国民に天皇の御夢に現れた大神様のお告げに従い社を造営され豊作にそして疫病も退治されたといわれる
*陰陽五行では「風の神様」は木気にあたり「木」に偏に「風」と書く「楓」で四方八方(東西南北とその四方)を風の神様の清々しい「気」がいきわたるように「八重の楓」をご神紋としている


■講 師 上田 安氏(龍田大社 宮司)

1961年大阪府出身。84年皇學館大學卒業。西宮神社などへの奉職を経て、93年龍田大社禰宜就任。2014年同大社宮司就任。同年、神社本庁参与就任。

 

■日 時  2016年 10月6日(木)14:00~15:30

 

■会 場  関西文化サロン(阪急グランドビル19階)  

 

■参加費 (清話会会員システム はこちら
   清話会会員・・・無料
  一般の方・・・事前予約10,000円/当日15,000円/学生3,000円
    
■お申込み 下記を切り取り、清話会オフィスまでメール 
info@seiwakai.com  にてお願いいたします。

 

------キリトリ-----------------------------------------
■10月6日(木) 清話会講演セミナー【大阪】参加希望
■会社名
■ご担当者              
■ご参加者
■ご住所 〒
■TEL               
■FAX
------------------------------------------------------
ご質問等ございましたら、清話会関西支局オフィス までご連絡ください!

TEL 06-6258-3338

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

小池浩二氏の [プレイングマネージャーの仕事術] シリーズ (8)

「チームの目標を達成させる商材戦略」

 

小池浩二氏(マイスター・コンサルタンツ(株)代表取締役)

 

■商材戦略は商いの材料であり、差額商材を創る戦略

 

前回は、部門方針の内容を説明しましたが、部門方針を打ち出すのと同時に商材戦略も立案しなければいけません。

 

これから向こう3カ月間(8・9・10月)の業績を決めるポイントって一体何なのか?
やるべき仕事はたくさんあるが、重点として取り組む仕事はなにか?
これがイコールで部門方針となります。

 

それに対して、商材戦略とは数字面で考えることです。
商材戦略の商材というのは商いの材料であり、差額商材を創る戦略です。

商材戦略は、
●目標計画を達成するために
●その差額金額を明確にして
●根拠ある商材をつくり
●その実践具体策を練ること、です。

 

営業であろうが製造であろうが、目標に対して現状を見た場合に、差額・ギャップが必ずあります。
その差額対策を考えるのが差額商材をつくるという視点です。

商材戦略で重要な事は、≪根拠ある商材をつくること≫です。


目標に対する差額・ギャップをどうやって埋めていくのか?

●営業ならば売上がいくら足りないから、この商品でカバーしていこうか?
●製造なら品質に問題があるから、どうやって品質のレベルを上げていこうか?
●経理なら11月の資金繰りでいくら足りないから、資金の手当てをどうするか?

これを考えて、実践していく機能が商材戦略の役割です。

 

■業績をつくるために必要な時間

 

必要な時間とは、現時点での目標との差額を押さえ差額対策を考えて、準備し、実行し、達成するために平均的にどのぐらいの時間がかかるかということです。

●現地点での差額の把握
●差額対策の検討・決定
●差額対策の準備
●差額対策の実行
●差額商材の受注
●売上高計上
と基本的な流れになるわけです。

 

この平均的期間がどのぐらい時間が必要なのかなということを考えることです。
これが2カ月、3カ月、4カ月、5カ月等とこれは業種、顧客特性、取扱商品の特性によって変わります。


この先行期間をきちんと押さえなければ、正しい闘い方ができるはずがありません。
3カ月必要ならば、今が8月とすると、8月・9月・10月迄の差額対策を準備し、実践しないと時間の締切りに間に合わない。


自社でしか取扱うことができない商材はありません。

どこも同じような商材を取り扱い、業績に差がでるのは準備期間の先取りの差であり、準備期間の先取りの差です。

 

時間はどの企業にも平等に与えられていますが、
●当月になっても前月までのクレーム等に追われ業績づくりに力を発揮出来ない会社
●当月になり、当月の業績検討、業績づくりを行う会社
●毎月、3ヵ月先までの業績検討、業績づくりを行う会社
では業績成果には、大きな差がでます。

 

■数字は生き物だからマネージメントが必要

 

先行管理の仕組みそのものは、難しいものではありません。
本質的には、数字は生き物だから、日々変わっていきます。

8月1日に先行管理に基づいて業績の検討を行ったとしても、もう8月5日には立案した数字の中身ががらっと変わるのはよくあることです。

大きく増える分なら良いけれど、減る分に変化するならばその分だけ差額対策を改めて打たないと、数字はつくれません。

 

では、減っていることに、いつ気づくか?
8月1日に検討した差額対策がどのぐらい減ったかを、初めて8月末にわかってもすでに時遅し。

先行管理の重要ポイントは、日々の対応です。


毎日数字は変化する。変化するとは、日々の中で2つの作業が必要になります。

一つは現状を把握する作業ともう一つは対策です。


数字をつくるとは、目標に対しての現在地点を押さえ、その差額を埋めるために何をすべきかを検討し、実践していくことです。

 

現在地点を押さえ、差額を埋めるために何をすべきかを検討することをプレイングマネージャー・部門No.2がやらないとチームに商材戦略の機能が無くなり、目標を達成できない負け癖のついたチームとなります。


////////////////////////////////////
 

■ 小池浩二氏 (マイスター・コンサルタンツ(株)代表取締役)

実践に基づいた「中小企業の基礎打ち屋」として、中小企業成長戦略のシステムづくりを研究。これまで500社以上の中小企業経営に関わり、経営診断、経営顧問、研修等を実践。多くの経営者から「中小企業の特性と痛みをよく理解した内容」と熱烈な支持を得ている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
         筆者 小池浩二氏が
【プレイングマネージャーの仕事術】の概論を
YouTubeで説明しています

     http://www.m-a-n.biz/8-1-0.html  

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

【特別リポート】

「平成28年8月15日の靖国神社」

日比恆明氏 (弁理士)

 

今年も8月15日がやってきました。敗戦から71回目の終戦の日となりました。

 

今年の大きな出来事の一つに、オバマ大統領の広島訪問がありました。原爆を投下したアメリカの現職大統領が被爆地を訪問するのは初めてのことで、マスコミ各社は大々的に報道をしていました。厳重な警戒の中で、マスコミは大統領よりかなり離れた位置でしか取材できず、大騒ぎをした割りには報道内容は薄いものでした。報道されたのは大統領が平和記念公園で花輪を捧げ、原爆資料館で折り鶴を手渡した、という程度であり、それ以上のものはありませんでした。

 

当日の大統領の演説は「71年前のよく晴れた雲のない朝……」で始まる叙情詩のような内容でした。世界から核兵器を廃絶し平和な社会を築こう、という趣旨のものと受け止められるのですが、それ以上のものはありません。伊勢志摩サミットに参加した現職大統領が、わざわざ広島を訪問したのです。アメリカの国益に何らかのメリットがなければ、広島まで移動しないはずです。もしかすると、これから数十年先に実行しようとするアメリカ政府の計画に沿った布石の一つではないか、と勘繰るのは私だけではないでしょう。

 

オバマ大統領が核兵器廃絶の演説を行ったのと平行して、大統領候補のドナルド・トランプは「日本は自衛のために核武装した方がいい」と言い出しました。北朝鮮に対抗するには核武装しかないというのも一理有るようです。しかし、現職大統領や大統領候補の発言により、日本の社会がコロコロと変えられては困ります。未だに自主的に行動できないのが敗戦国の悲哀なのです。

 

さらに、8月16日(現地時間は15日)になると、クリントン大統領候補の応援演説で、バイデン米副大統領は「私たち(アメリカ政府)が日本の憲法を書いた」と発言しています。こうなると、憲法9条を守ることに使命感を持ってきた社民党の福島瑞穂などは真っ青になりそうです。そろそろ日本の戦後史を大幅に書き換えなければならなくなってきたようです。

 

今年の終戦の日も、私は靖国神社、千鳥ケ淵などを巡り歩き、あれこれと見聞してきました。写真と共に当日の様子を報告致します。


写真1

 

写真1は15日の9時前の拝殿前の参拝者の列です。今年の終戦の日は、朝から曇り空で、午後には小雨になるという天気予報でした。しかし、雨は降らず午後に一時陽が射した程度で、一日中どんよりとした天気でした。この日の最高温度は31度であり、過去数年で最低でした。例年ならば、顔から汗が滴り落ち、タオルが濡れるような暑さなのですが、この日はタオルを使うこともなく過ごせました。

 

灼熱の夏の日ではないため、外出するにはそれほど大きな決断をする必要はなかったのですが、今年の靖国神社への出足は悪いものでした。参拝者は、昨年より3割は少ないのではないかと感じられました。出足が悪かった最大の理由は、戦後71年であることではないかと思われます。昨年は終戦70年目の節目であり、区切りとして参拝された人が多かったのではないかと推測されます。

写真2

 

毎年お馴染みの「靖国神社に参拝する全国地方議員の会」の準備風景です。総勢50名程の地方議員が集団で参拝するのですが、それぞれ氏名の入った旗を持ち、昇殿参拝するのです。国会議員の参拝と違い、こちらの団体は早朝に参拝を終了していました。各議員とも旗を持って記念写真を撮影してました。写真は地元に持ち帰って、次の選挙対策のため後援会などで報告するのに使うのでしょう。

写真3


写真4

 

外苑参道の中央には大テントが張られ、英霊にこたえる会と日本会議の主催による、戦没者追悼中央国民集会が開催されてました。今年の来賓は、自民党政調会長代理・新藤義孝、動画製作者・KAZUYA、朝日グランデール訴訟弁護団長・徳永信一の3名でした。その分野では著名な方のようですが、あまり馴染みない人達でした。

 

以前は、石原慎太郎、田母神俊雄航空幕僚長、首相になる前の安倍晋三、山本卓眞偕行社会長などの著名人が出演していました。この時は参加者がテントに入りきれず、テントの回りは無数の人だかりができて、人の熱気があふれるほどでした。今年の集会では以前ほどの参加者が集まらず、静かなものでした。次回の来賓には時の有名人を招いて欲しいものです。

 

主催者の日本会議については、どのような組織であるか、などの情報があまり有りませんでした。今年4月になって、扶桑社から「日本会議の研究」が発刊され、その組織や歴史が解説されました。続いて、5月には合同ブックレットより「日本会議とは何か」、6月には花伝社より「日本会議の全貌」、7月には平凡社から「日本会議の正体」、集英社から「日本会議 戦前回帰への情念」が矢継ぎ早に発刊されています。日本会議が世間から注目を浴びるようになってきたからかと思われます。また、出版社は、一般人が講読してくれるだけのマーケットが浮上したと判断したことも理由でしょう。日本会議が大きな組織に成長した、と社会が認識したようです。

写真5


写真6

 

九段坂の歩道には、チラシ配りをする団体が集まっていました。これも終戦の日の風物詩になってきました。この日だけは、歩道のほんの数十メートルの両側に各種主張を印刷したチラシを配る人達が並んでいました。北朝鮮拉致問題、慰安婦問題、竹島・尖閣問題、憲法改正問題などの国内での主張から、台湾独立運動、ウイグル自治区問題、法輪功問題などの海外の主張までありました。いずれもマスコミで取り上げられることはあっても、大きくは取り扱われない問題ばかりです。各団体はそれぞれが主張する問題を認識してもらうために、この日を狙って協力者を動員し、チラシ配りに必死でした。

写真7

 

歩道に立つそれぞれの団体ではチラシを配ってましたが、紙のチラシでは反響が悪いと考えたのか、写真7の人はステッカーを配付していました。ステッカーには「昭和神宮」と印刷してあり、昭和天皇の神社を建立しよう、という主張のようです。


写真8

 

どういう理由か不明なのですが、歩道では毎年宗教団体も活動しています。この団体はキリスト教系の宗教で、「生命之光」という宗教雑誌を配付するのが通例です。キリスト教は神道と相性が悪く、戦時中のキリスト教弾圧の恨みがあるのか、今でも一部のキリスト教の団体は靖国神社による戦没者慰霊に反対しています。

 

そもそも、キリスト教は一神教であり、八百万神を信仰の対象とする神道とは相いれないものがあります。以前は攻撃的なキリスト教の団体があり(主催者死亡のため現在は活動を停止)、終戦の日に靖国神社にデモをしかけたことがあったくらいです。この宗教団体ではキリスト教でありながら神道を認めており、教義では両思想をどのように親和させているのかが不思議です。

写真9

 

今年も安倍首相を見るために千鳥ケ淵の戦没者墓苑にでかけてきました。しかし、今年の警備は昨年に増して厳重でした。例年、首相到着の15分前までは墓苑の中に入ることができるのですが、今年は30分前から入場が規制されました。写真9にあるように、墓苑には記者証を持ったマスコミしか入ることができず、制服、私服の公安関係者が至る所に配備されていました。世界的にイスラム国によるテロ攻撃があり、日本もその被害に出会う可能性があるからでしょう。墓苑の入口で手荷物検査はされませんでしたが、来年からはどうなるか判りません。

 

菅官房長官に続いて、安倍首相は定刻の11時25分に到着され、六角堂の前で一礼されて車に戻られました。この間、1分間程度で、この一枚を撮影するため、私は30分の待機をしていました。


写真10

写真11


例年、正午になると、境内の参拝者全員がその場で1分間の黙祷をします。この日も正午になると、それまでのざわめきが無くなり、皆が頭を軽く下げて黙祷となりました。境内には制服を着用したギョウカイの一団も黙祷をしていましたが、一般の人達は一団とは関わりたくないためか遠巻きにしていました。

 

ギョウカイの人達はガタイが大きく怖そうですが、境内では特に心配することはありません。回りにはギョウカイの人達の数倍の人数の公安関係者が待機しているのです。騒動があれば、公安関係者が直ちに駆けつけてくれます。よほどのことが無いかぎり殴られるようなことはありません。

写真12

写真13

写真14


写真15

 

こちらは、宝井何とか、という講談師で、放鳩の会の司会をしている人です。「神社で飼育している白鳩をこの日10時に放鳥し、戦没者への追悼をしませんか」と呼びかけています。氏名が不明なのは、ネットで検索しても該当する人物が抽出できないのです。「毎年無償で司会をしている」と読売新聞に一度掲載されたことがありました。氏名を公表したくないのは、売名行為と指摘されたくないからかと思われます。謙虚なところがこの人の美徳でしょう。

 

10時になって白鳩が放たれるのですが、籠から白鳩が飛び出すのはほんの1、2秒のことです。この一瞬を撮影するのが非常に難しいのです。過去に何度か撮影してみたのですが、タイミングが合わず失敗していました。最近のデジタルカメラでは、シャッターを押してからの撮影までの反応に時間差があり、これが一番の原因ですが。

写真16

 

終戦の日では、社務所の前には特設の机が置かれ、広報課の職員が報道関係者の受け付けを行っていました。予め取材申請をしておかないと殿内の撮影や記者会見には参加できません。この日には約3百名が取材申請をしたそうです。取材に当たっては、右腕に番号入りの腕章を着用し、首から記者章を下げ、などと細かい指示があります。内苑(神門より内側)での撮影では撮影場所が指定されており、インターネットによる中継や配信もできず、極めて厳しいものです。

 

また、参道を含む外苑では参拝者へのインタビューが禁止されています。この規制は昨年より始まったようで、マスコミの取材としては極めてやり難いものと思われます。インタビューが禁止された理由は、取材した映像の中から都合の良い部分だけを編集して放送するからではないかと思われます。

写真17

写真18

 

このような取材規制があることを知ってから新聞、テレビのニュースを観察すると、なるほどと思われました。新聞記事、テレビ番組に靖国神社が露出する回数が極めて少ないのです。例年ならば、新聞のどこかに靖国神社の画像が掲載されるのですが、殆ど見当たりません。文字だけの報道が多くなっているようです。

 

また、今年はリオ・オリンピックが開催された影響で、終戦の日の特集ニュースが少なくなっています。NHKの夜9時のニュースでは、番組の最初からボルトが陸上競技で優勝したことが放送されました。9時12分から武道館での戦没者追悼式の映像が放送され、その後は天皇陛下のお言葉についての半藤一利と保坂正康のコメントが続き、21分に終了しました。靖国神社に関連した映像は放送されませんでした。

 

また、テレビ朝日の報道ステーションでは戦没者追悼式と靖国神社に参拝した国会議員の談話に続き、中国・韓国のテレビが終戦の日の日本についてどのように放送したかを詳細に解説し、18分間で終了していました。こちらも靖国神社は放送されませんでした。


写真19

写真20

 

千鳥ケ淵の横にはインド大使館があります。この日、インド大使館からは正装したインド人がぞろぞろと出てきました。何かイベントがあったのかと問い合わせたところ、この日はインドの独立記念日で、館内で祝賀の音楽会があったとのことでした。インドが独立したのは1947年8月15日であったとは知りませんでした。しかし、日本の終戦の日とインド独立の日が同じ日となっているのは何か皮肉なことです。

写真21

アメリカで流行したスマホのゲーム「ポケモンGO」が日本でも7月から利用できるようになりました。全国の公園や観光地でゲームをしている人達を見かけることが多くなりました。しかし、境内でゲームをされては困るため、神社では早速ゲーム禁止の看板を出していました。この辺の対応は素早いものです。

写真22


終戦の日になると、あちこちから変わった人が神社にやって来ます。今年はフーテンの寅さんのソックリさんで、柴又近くに住む野口寅次郎という人でした。恰好は渥美清と似ていましたが、顔付きはあまり似ていません。自称寅さんのソックリさんは全国に多数存在しているようで、寅さんのソックリ大会というのもあるようです。


写真23

 

この日のコスプレで一番変わっていたのでは、千人針を求めている和服の女性でした。千人針とは、戦場で弾に当たらないためのおまじないに、千人の女性から腹巻などに赤い糸で結び目を付けることです。和服の女性が「千人針をお願いします」と若い女性に依頼すると、頼まれた方からは「千人針って何ですか?」と何回も尋ねていました。千人針と言われても、戦後生まれの若い女性には理解できるはずがありません。この和服の女性は、風化してしまった習慣を戻そうとしているのか、単に目立ちたがっているのか判りません。


写真24

 

境内では、軍装のコスプレが集まっていました。その中に、従軍看護婦の人形を持参してきた人がいました。3年ほど前にも見かけたのですが、人形の顔が前回と違っているので尋ねたところ、以前に持っていた人形は盗まれて、新しく買い直したのだそうです。従軍看護婦の人形を特注で購入することでも変わった人なのですが、その人形を盗んでいくという人も変わった人のようです。しかし、国内にはこのような人形を愛好する人種が多数存在する、ということだけは理解できました。


写真25

写真26

 

例年、終戦の日には武道館で全国戦没者追悼式が開催されます。武道館には招待状を持参しないと入館できず、そもそも北の丸公園にも入ることができません。田安門の前には入場制限の看板があり、8月14日から15日午後1時までは招待された遺族か関係者以外は通行できないと掲示されています。この日、私は、入場制限が解除された午後1時過ぎに北の丸公園に入ってみました。

 

式典が終了した後のため、テントなどの仮設物の撤収が始まっており、あちこちで作業員が慌ただしく作業をしている様子が見えました。

 

追悼式には、全国から6千人の遺族が参列しています。これだけの人数となると、式典が終了しても一度に退出することはできず、グループ毎に案内されて順番に退出していました。会場からバスの駐車場までゾロゾロと移動されてましたが、引率者が慣れているのか混乱もなく整然と移動されてました。

 

参加者全員を乗車させるためには、百数十台のバスが集められと思われます。私が撮影したのは、最後の遺族グループが武道館から退出する時であったようで、半分以上のバスは既に駐車場から出発していました。写真に写っているバスの台数は、この日に集まったバスの半分以下ではないかと推測されます。

写真27

写真28

 

今年追悼式に参加した遺族で、最高齢は101歳、最年少は5歳でした。戦没者の妻の参加者は7名で、参加者で一番多い年代は戦没者の子供で2880名でした。追悼式が何時まで続くかという疑問がありますが、子供が参加できなくなる年齢の時に式の継続をするかどうかが議論されるのではないかと思われます。

 

高齢で参加が難しくなる年齢を例えば90歳と仮定すると、一番若い戦没者の子供は現在71歳です。すると、19年後には追悼式の継続が提議されることになるでしょう。もしかすると、現在のような追悼式とは全く違った形式に変わるかもしれません。しかし、社会体制が変わらない限り、戦没者追悼のための式典は無くなることはないでしょう。

 

 

 

 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
真田幸光氏の経済、東アジア情報
「韓国と中国本土について」

真田幸光氏(愛知淑徳大学教授)


東アジア情勢を分析する際には、ロシアの動きや中国本土の対応を意識しつつ、米国と朝鮮半島、米国と日本、米国と台湾がどのような関係を示すかが注目される点の一つとなります。

特に、米国の威厳=Dignityが低下してきていると見られる昨今、日米関係は安泰と見られるものの、韓国も台湾も相対的には中国本土に擦り寄り始めつつあるのではないかとの見方も出、或いは、北朝鮮は中国本土を意識しつつ、米国へのアプローチを仕掛けていますが、米国は今のところこれに応じておらず、こうしたことから見ると、東アジアに於ける米国の相対的な地位が低下する一方、中国本土の相対的な地位は上昇しているのではないかと見られています。
 
また、そうした状況を眺めつつ、ロシアは様々なポイントで、中国本土との連携を取る可能性を示唆しています。
 
こうした中、これまで、相対的には米国に近い、或いは日米韓連携と言われてきた韓国は、経済面での関係強化などを背景に、更に中国本土への擦り寄りを強めてきていると思われます。
 
軍事面では、渤海湾での制海権を中国本土に握られているとの見方から韓国海軍はより中国本土に寄っているとの見方もあります。
 
そして、何よりも、経済面では、韓国企業の主たる市場が中国本土にシフトされつつある中、中国本土に対する依存度は増す一方であり、こうしたことから、韓国自身も中国本土に擦り寄ることに喜びを示している節も見られます。
 
そして、こうした中、実際に韓国企業の対中投資は更に増す傾向を示しています。
即ち、韓国貿易協会・北京支部によると、本年上半期(1~6月)の韓国企業の対中投資額(製造業中心、実行額ベース)は28億4,000万米ドルとなり、前年同期対比で17.8%増加しています。
 
本年下半期(7~12月)もこの勢いが続けば、本年年間の韓国の対中投資額は50億米ドル台半ばに達し、2004年以来の高水準となる見通しとなってもてます。

また、韓国企業の対中投資はここ5年、増加を続けてもいます。

2004年に62億5,000万米ドルを記録した後、減少傾向が続き2011年は24億4,000万米ドルにまで落ち込みましたが、2012年には30億4,000万米ドルと増加に転じ、その後2013年は30億6,000万米ドル、2014年は39億7,000万米ドル、そして、2015年は40億4,000万米ドルとなっています。

一方、同じ期間に日本企業の対中投資額は減少しています。

2012年は73億5,000万米ドル、2013年は70億6,000万米ドルとなっていますが、2014年は43億3,000万米ドルと大幅に減少しています。
更に、2015年は32億1,000万米ドルに留まり、韓国企業の対中投資額を下回る状況となっています。
 
こうした状況を見つつ、韓国貿易協会は、日本企業の対中投資について、「現状維持」の方向に向かっているとの見方を示し、これに対して、韓国企業は如何に中国本土に食い込んでいるかを讃えつつ、今後も中国本土経済に食い込んでいくことを期待しているとの視点を示唆しています。
 
果たして、韓国は今後、更に中国本土に擦り寄っていくのか、否か、注目したいと思います。



真田幸光------------------------------------------------------------
清話会 1957年東京都生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、東京銀行(現・東京三菱銀行)入行。1984年、韓国延世大学留学後、ソウル支店、名古屋支 店等を経て、2002年より、愛知淑徳大学ビジネス・コミュニケーション学部教授。社会基盤研究所、日本格付研究所、国際通貨研究所など客員研究員。中小 企業総合事業団中小企業国際化支援アドバイザー、日本国際経済学会、現代韓国朝鮮学会、東アジア経済経営学会、アジア経済研究所日韓フォーラム等メン バー。韓国金融研修院外部講師。雑誌「現代コリア」「中小企業事業団・海外投資ガイド」「エコノミスト」、中部経済新聞、朝鮮日報日本語版HPなどにも寄稿。日本、韓国、台湾、香港での講演活動など、グローバルに活躍している

--------------------------------------------------------
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
 
 【清話会で行く海外視察旅行】
注目のビジネスフロンティアをいち早く視察
エチオピア視察旅行会
(2016.10/30〔日〕-11/6〔日〕)


■エチオピアというと、マラソンのアベベの国、くらいしか通常思い浮かびません。が、過去12年の平均成長率が10.9%、注目の新興国です。人口は約9,400万人(世界第13位)、若者が人口の60%を占め、労働賃金が月50ドルと安いことから、H&M、カルバンクライン、GE、サムスン等大手企業がすでに多く進出しています。
■中国人は1万人滞在
する一方、日本人は250人しかおらず、日本料理店もホテル以外ありません。日本への期待は高く、政府が投資、進出の全面後押しをしています。
■エチオピアは民主主義国家で、他国に侵略されたことがない数少ない国の一つです。11の世界遺産認定の場所があり、コーヒーの発祥地としても知られています。
■今回、駐日エチオピア大使館の全面バックアップで、ミッション視察団として現地政府の要人や現地の企業家に会うほか、ナイル源流に位置する青ナイルの滝の観光なども致します。

★ぜひ、ご参加下さい。

【清話会海外視察旅行3つのポイント】
① 空港からの送迎、視察先への移動など、全行程貸切バスを用意。現地在住の日本人が通訳として同行します。
② 宿泊先(アジスアベバ、バハールダル)は贅沢な1人部屋利用です。
③ 食事、燃油サーチャージ等渡航と現地で必要な代金はすべて込みです。

◎日程表(予定) ※予定は変更になることがあります。ご了承下さい。

■10/30(日)  
21:40 成田発、エチオピア航空(ET673)にてエチオピアの首都アジスアベバへ。       (途中、香港を経由、機中泊)
■10/31 (月)   
7:45 アジスアベバ着、バスでホテルへ。休憩後、昼食。
午後は市内を観光(国立博物館、三位一体教会、民族博物館等)。
現地の企業家を交えて夕食。 ジュピターインターナショナルホテル(泊)

■11/1(火)
10:00-12:00 エチオピア投資委員会(EIC)訪問、その後昼食。14:00-15:00 エチオピア工業省(MoI)訪問、大臣や政府の方々との会合。15:00-16:30 エチオピア“カイゼン”インスティチュートにてミーティング  
ジュピターインターナショナルホテル(泊)
■11/2(水)   
10:00-11:30 工業団地開発公社(IPDC)訪問、その後昼食。14:00-15:00 ボレレミ工業団地。キリント工業団地視察  
15:00-16:30 エチオピア投資委員会(EIC)訪問。
ジュピターインターナショナルホテル(泊)
■11/3(木)   
7:50 アジスアベバ発 航空機(ET126)でバハールダルへ。8:50 バハールダル着 ボートにてタナ湖遊覧。島に残るウラキダネ・ミフレット教会見学、途中、伝統的なコーヒーセレモニーを楽しむ。昼食後、ナイル源流に位置する青ナイルの滝へ。(バハールダル泊)
■11/4(金)
9:40 バハールダル発 航空機(ET127)でアジスアベバへ。
昼食後、外務省ビジネス総局にてミーティング(14:00-15:30)。
その後、現地企業訪問。  ジュピターインターナショナルホテル(泊)
■11/5(土)
9:30現地の農場視察、メルカート・マーケット・プレイス(市場)、ゼフメシュ・グランドモール(富裕層向けモール)等を視察、買い物。夜、エチオピア航空(ET672)にて、成田へ。(途中、香港を経由、機中泊)
■11/6(日)   
20:30 成田空港に到着、解散

★今回のツアー実施会社は、(株)ワールド航空サービス(観光庁長官登録旅行業201号)になります。

■参加費 
清話会会員  55万9,800円  
  (SJC会員  53万9,800円)
一般   57万9,800円

(航空券、燃油代、空港利用料、宿泊、食事代、現地バス代、ガイド料、税込)

※フライトは往復ともエコノミーです。
追加料金でビジネス席可能です。  
※申込み締切 9/16(金)

■お申込み

下記を切り取り、
清話会オフィスまでメール info@seiwakai.com  にてお願いいたします。

------キリトリ-----------------------------------------
■フィリピン視察旅行会 (2016.10/30〔日〕-11/6〔日〕)参加希望
■ご社名
■ご担当者              ■ご参加者
■ご住所 〒
■TEL               ■FAX
------------------------------------------------------
ご質問等ございましたら、
お気軽に清話会オフィス までご連絡ください!
TEL 03-6228-5481

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
小池浩二氏の [継栄の軸足] シリーズ (8)
「シェアの奪い合いが売上計画に反映される時代」

小池浩二氏(マイスター・コンサルタンツ(株)代表取締役)

■マーケットシェアが非常に重要

人口が減る社会は法人の数も減り、需要量が減少する業界が多くなる。
需要量(マーケットサイズ)が低下している現状で売上高を伸ばすには、マーケットシェアを拡大することが決め手となる。

売上目標・計画を作る時に得意先の見方をシェアをいう数値を通してみると、見えてくるものが変化する。
なぜなら、社会・業界・顧客・ライバル変化の動きを見るからである。

売上高とシェアの基本関係は総売上高を構成する要素でみるとわかりやすい。
総売上高を構成するには4つの要素があり、それは下記の4つ。

◎エリア別売上高  ◎担当者別売上高
◎得意先別売上高 ◎商品別売上高


この中でエリア別売上高を細分化すると2つに分かれ、

ストアカバレッジ……(自社取引店数÷取引対象店数)
マーケットシェア……(エリア別売上高÷地域内需要量)


がある。

次に得意先別売上高を細分化すると

インストアシェア……(得意先別発注高÷自社取引先の総売上高)
がある。

マ-ケットシェアの視点で押さえることは

◎自社のポジションは相対的に強いのか弱いのか
◎業界は少数寡占なのか多数乱戦なのか
◎市場は成長期なのか成熟期なのか衰退期なのか
◎どの企業が同じ顧客に販売しているのか
◎ライバルはどこなのか
◎自社は何番手なのか等を考えること


したがって、「勝てる場所はどこなのか? そのやり方は? どこを叩くのか?」とマーケットシェアから戦略を組み立てる時代でもある。

■中小企業の何番手シェア方法

しかし、大企業のシェア発想は、中小企業には現実的ではない。

販売額=得意先数×1得意先当たりの販売額。

シェアアップは販売額を増やすために不可欠であり、その方法としては、

●顧客数を増やす(ストアカバレッジを高める)
●1得意先当たりの販売額を増やす(インストアシェアを高める)


の2つがある。

1年間で既存顧客数の10%~15%が、いろいろな理由で脱落・消滅するといわれており、常に新規顧客を増やさなければジリ貧になる。

既存の顧客については安定取引、販売の効率アップ、ライバルを叩くということから常にインストアシェアを高める努力が必要である。

1つの地域・カテゴリーで、ある程度のシェアを占めれば、イニシアティブをとることができる。

市場占有率には基本となる法則があり、

◎市場占有率   7% 存在シェア(競争市場で認められる)
◎市場占有率 11% 影響シェア(市場に影響力を与える)
◎市場占有率 26% トップ可能性シェア(群れから脱出)
◎市場占有率 42% トップ独走シェア(圧倒的に強くなれる)
◎市場占有率 74% 独占シェア(絶対に安全)


と基本の見方はあるが、中小企業には現実性が薄い。

お勧めするのは、「何番手シェア方法」である。

マ-ケットシェアを押さえる視点は何番手に位置しているかで構わない。

◎全体で何番手なのか
◎カテゴリー別で何番手なのか
◎それは伸びているカテゴリー・減少しているカテゴリーのどちらか?
◎自社が得意なカテゴリーで何番手なのか
◎伸ばして生きたいカテゴリーで何番手なのか
◎そして、どのカテゴリーを奪っていくのか?


おおよそでも構わない。
まずは自社のポジションを押さえること。
そして、上の番手企業・下の番手企業への対策が戦略として生まれる。

■インストアシェアアップの弱いものいじめ戦略


弱者は強者の真似をしないこと。
これが弱者の戦略の基本となり、その基本形は以下の通り。

●一点集中:攻撃目標をひとつに絞り、強者の弱点を重点的に攻める
●局地戦:スキマ・ニッチ市場に競争の場を特化させ、トップ企業と戦う
●土俵を変える:強者が気がついていない穴場、手が出せないカテゴリーで戦う
●陽動作戦:従来パターン以外の方法で、強者を出し抜く
●接近戦:強者に先んじて、顧客ニーズの把握や顧客への接点強化を図る
●グッピー戦:より弱い者を叩く戦略


戦いの戦略の基本は「勝てる場を見つけること」、そしてその方法を考えることにある。
トップの真似をして戦線を拡げるのではなく、自社の得意分野に特化し、勝てる場所で勝っていくことである。

しかし、それよりも確実な方法が、「グッピー戦略」と呼ばれる方法。
これは「弱い者いじめ」であるが、業者数の多い多数乱戦業界では、自社よりも上位ランクの企業と戦うより、特定の下位企業を叩くよりも、弱小規模業者を叩く方が早いことを意味する。

グッピーというのは、小さな熱帯魚で、数多い弱小規模業者を雑魚にたとえている。

日本には、比較広告という手法が根付いていなかったように、明確にライバル対策を実践している中小企業は少なかった。
しかし、多くの産業が衰退産業に向かっている。

衰退産業とは「ごく一部の企業が圧倒的に勝ち、大半の企業がなくなってしまう業界」である。
戦略とは勝つことを前提で戦わないと、資源の乏しい中小企業では命とりになる危険性がある。

戦略という戦いの視点に「上をどう倒すのか?」、この視点が日本には根強い。歴史・習慣等の影響だと思うが……

しかし、戦略とは時代背景・環境とともに変化していく。
インストアシェアアップ戦略の中に弱いものいじめ戦略も入ることをご理解していただければと考える。


////////////////////////////////////

■ 小池浩二氏 (マイスター・コンサルタンツ(株)代表取締役)

実践に基づいた「中小企業の基礎打ち屋」として、中小企業成長戦略のシステムづくりを研究。これまで500社以上の中小企業経営に関わり、経営診断、経営顧問、研修等を実践。多くの経営者から「中小企業の特性と痛みをよく理解した内容」と熱烈な支持を得ている。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
         筆者 小池浩二氏が
  【中小企業に必要な経営の技術】の概論を
      YouTubeで説明しています


      http://www.m-a-n.biz/3-3.html

         是非、ご覧ください
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
【特別リポート】
「津久井やまゆり園」の事件現場で

日比恆明氏 (弁理士)


平成28年7月26日未明、相模原市にある障害者施設「津久井やまゆり園」で戦後最悪となる殺傷事件が発生しました。元職員が施設にもぐり込み、入居者の19名を殺害し、25名に重軽傷を負わせるという近年稀に見る大惨事となりました。現地で感じたことをそのまま報告します。
 
施設のある相模原市緑区千木良は神奈川県の最北にあり、東京都八王子市と接しています。千木良地区は東京から長野に抜ける国道20号線沿っており、688世帯、2,006人が住む、どこにでもあるような平凡な集落です。国道20号線は相模川と平行しており、左右からは山が迫っているため沿線には平坦な土地が少ない地形となっています。ただ、千木良地区は河岸段差であることから、この地区だけがテーブル状の平坦な土地となっていて、小規模であるが農業も行われています。
 
一番近い駅はJR相模湖駅であり、現地まで約4キロメートルの距離ですが、運転が出来ない私は徒歩で移動しました。日差しの強い7月31日、やまゆり園までは1時間強の道のりでした。東京と山梨を結ぶ幹線道路なのですが、片側一車線で急なカーブが多く、草いきれのする道をただ歩き通しました。

         地図1

遠方から見た千木良地区は写真1のようになります。山間の中にほんの少しだけ平坦な土地ができた、という光景です。写真の手前にある建物はやまゆり園ではなく、神奈川県の養護学校です。


        写真1

        写真2

千木良地区には商店街は無く、写真2の小規模なスーパーが一軒だけ営業していました。地方にある雑貨屋のようなもので、食品ばかりか生活に必要なものは何でも揃えてありました。地元の住人にとっては唯一の生命線であり、このスーパーだけが頼りとなっているはずです。他には一軒の小さな飲食店を見かけましたが、利用客は少ないでしょう。

山奥とは言いませんが、交通が不便で生活環境の乏しいこの場所に障害者施設を開設した経過は不明です。施設の設置時期は意外にも古く、昭和39年であり、50年以上前のことでした。神奈川県では同様な障害者施設を保有しており、「愛名やまゆり園(厚木市)」、「中井やまゆり園(足柄上郡中井町)」などがありますが、何れもかなり郊外に位置しています。このような設置場所が後で説明する問題にからんできます。


        写真3

        写真4

現地の近くになると、報道各社の車両が多数駐車してありました。地元の人の話では、事件があった当日は救急車が多数到着し、取材のヘリコプターで五月蠅かったのですが、それ以降は周囲の人家に遠慮して報道陣は静かであった、とのことでした。しかし、集落の歴史で始めて大量の報道陣が詰めかけたのですから、驚かれたでしょう。
 
写真5は「津久井やまゆり園」の入口で、この日は現場検証のために警察車両が園内に駐車していました。写真から見ると小さな施設のように思われますが、この建物の向こう側はなだらかな傾斜地となっていて、宿泊施設、体育館などの多数の建物があります。この入口だけを見たならば、施設内には多くの障害者が生活しているとは判断出来にくいでしょう。犯人が元職員でなければ知り得ないことであり、これが犯行を大きくした一因となっていると思われます。


        写真5

大手テレビ局、大手新聞社などの報道陣が施設入口近くで待機していますが、入口より先には入れません。映像などは全てこの施設入口で撮影されたものであり、事件後に施設内の映像は一切出ていないはずです。また、多数の報道陣が待機しているという理由は、被害者の関係者を把握したい、ということのようです。事件後に施設運営団体は被害者の氏名を一切公表していません。このため、各報道機関は施設に立ち寄る親族や関係者を掴まえ、心情や被害の状況を聞き出そうとしていました。


        写真6

        写真7

入口近くに設置された献花台には多数の花束、供養物が供えられていました。次から次と献花者があらわれ、そっと花束を置かれていました。写真7の女性は厚木から来られたそうで、ニュースで流れているように遠方から来られた人も多いようです。しかし、観察していると、サンダル履きの人や徒歩で献花に来られている人も多く、地元地区に住んでいる人達の献花もまた多いと判断できました。

このやまゆり園は「神奈川県立」なのですが、平成17年から運営は外部の指定管理者に委託することになりました。運営経費を削減するためのようで、建物、設備は神奈川県が提供するのですが、その設備を利用して障害者の支援を行うのは民間機関ということなのです。委託期間は10年間であり、平成26年には2回目の委託の募集があり、入札が行われています。外部機関に委託するといっても誰でもが参加できる訳ではなく、それなりの実績がある福祉団体でなければなりません。この時の募集では「社会福祉法人かながわ共同会」という団体が管理者として指定されています。
 
ここで問題となるのは、神奈川県が指定管理者に支払う委託費です。公表された資料では、年間の委託費は約3億9千万円となっていました。やまゆり園で働く職員数は164名(7月1日現在、毎日新聞による)でした。単純に委託費を職員数で割ってみると、一人当たりの人件費は約237万円となります。消耗品などの費用などを考えると一人当たりの人件費はもっと安くなるはずです。犯人が施設を辞めた原因もここにあるのではないかと推測されます。
 
また、人材にも問題があるのではないかと推測されます。やまゆり園のある千木良地区は近隣との交通の便が悪く、職員を募集するとしても他地区からの応募は少ないと思われます。すると、少ない地元の居住者からの応募を期待しなければならなくなります。少ない給与で少ない応募者に頼らなければならない、という動かしようがない難問を抱えて運営されていた、と考えられます。


        写真8

         写真9

私がやまゆり園から相模湖駅に戻ろうとした午後1時半頃に、報道陣が急に集まりだしました。付近に立つ背広姿の男性達はSPのバッジを着けていて、警戒していました。当日(7月31日)午後2時に菅官房長官が到着して献花するため、その後の談話発表を取材する準備でした。私はそのまま立ち去りましたが、夜のニュースでは菅官房長官が事件についての談話をしている映像が流れていました。

        地図2

さて、犯人の植松聖の自宅も千木良地区にありました。自宅は地図2の右下の矢印のある位置でした。ここは千木良地区でも一番東の外れであり、幹線道路から細い道を入った行き止まりの場所でした。車一台が通れるような細い道を下った、坂の下にあり、お世辞にも良い環境とは言えません。その区域には、敷地が25坪から30坪程度の建売住宅が10軒程度並んでいました。多分、地元の工務店が宅地開発して分譲したと思われます。ニュースで流れてくる映像では自宅の正面しか撮影していなかったので、平凡な住宅かと思われますが、この地区に昔からある住宅に比べると小さなものでした。

犯人の両親は千木良地区に住まなければならない理由があり、地元で住宅を購入したと思われます。この建売住宅が安かったから購入したのか、それともここしか購入できなかったのか、という疑問が湧きます。私は後者ではなかったか、と推測します。
 
千木良地区は耕作放棄した土地や空き地が目立ち、住環境の良い土地はあちこちに見かけられました。しかし、犯人の両親はよそ者であったため、優良な土地は購入できなかったのではないかと思われます。農村特有の封建的な気質からでしょう。
 
犯人の植松聖はこの家に住み、地元の公立学校に通ったのでしょうが、よそ者であったことから同級生からはそれなりの扱いを受けたのでしょう。犯人が土地に馴染めなかったことで性格に何らかの影響があり、それが犯行に及んだ一つの要因になったのかもしれません。





いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
髭講師の研修日誌(19)
「蛇口理論“元を忘れない”」

澤田良雄氏((株)HOPE代表取締役)

◆K社長の提唱に学ぶ

蛇口理論、勿論比喩であるが、水道の蛇口をひねると水が出る。
なぜか? それはパイプが水源に繋がっているから。
物事は全て元がある。事業の水源は創業の精神、我が身の水源は両親・先祖、名前の水源はつけてくれた両親の想いである。

社員の活躍の水源は初心。だからこそ元を忘れず末を乱さずという言葉が生きる、との考えだ。提唱しているのは美容室を幅広く経営しているK社長である。先日K社長の講話と会食時の談話でじっくり学ばせていただいた。

ご存じのように水道に関する語録に水道哲学がある。松下幸之助の経営哲学である。即ち、幼少の時赤貧にあえいだ体験が、水道のように低価格で良質なものを大量に供給することにより、物価を低康にし、消費者の手に容易に行き渡るしようという思想(哲学)。松下電器(現パナソニック)の使命もまたその点にあるとした、と紹介されている。
 
源と蛇口の着目は違うが、源から蛇口迄の道程によって蛇口の現実に違いが出る。元を忘れて道理に背いた活動をしてくれば、良質な水はでる事はないし、どこかで水路は途絶えていたいたかもしれない。水源を企業、蛇口を顧客とすれば、蛇口で喜ばれる水は、清く、かつ、香りや、便利性、味の工夫が施され、吞む側への楽しみを喚起させる。その結実が蛇口の大きさ(企業規模)と多様(商品群)さだ。

目にする話題に「なぜ、あの会社が、あの人がどうしてとの不祥事がある。「まさか」苦い水の現実は、多分に元を忘れた倫理(みち)を外した憐れさであろうか。

元を忘れず、各社・各自の現況は如何であろうか。

◆創業精神の水源が生きている70周年

和洋菓子メーカーのM社は70周年である。甘酒の提供から創業し、3代続いての評判企業である。帰郷して現住に帰るときや、他県を訪問するときには、必ずM社の商品をお土産にする絶対的顧客も多い。人材育成の一端を支援してきているが、先般若手社員クラス研修を担当した。
 
開講講話でK部長は「70周年、皆さんはこの近年に当社の社員になった。単に70周年との言葉に触れるのでなく、ここまで築いてきた重みのある70年の歩みをしっかりと共有化することが肝心である。なぜなら、80周年、100周年とつないでいくのは若手社員であるからだ」と説いた。

70周年記念行事ではハワイ、国内への社員旅行行事の実施しつつも、今後への節目の時としてさらなる伸展を期す事も事実。I社長の言葉には「正直に親切に」という初心にかえり、70年の歴史を通し、食に関わる様々なジャンルにチャレンジし、各々が高いレベルにある事が当社の強み。

この長所を伸ばしてさらに差別化して「どこの店にいっても感じが良い」「どの商品を食べても美味しいね」「健康でいたいから当社に来たよ」と言っていただける企業になる事が、将来のビジョンです。記念すべき新年度の始まりです」と社内報に記している。まさに水源を確認し、新たな蛇口へ向けての水路の確認である。
 
大事なこと社員の勤続年数の差を越えて、今日までの歩みを共有化することが次に向けた一体化・総力結集した飛行隊(先頭機にそれぞれの飛行機が自力で対応する隊列状態))となる。周年の意義深さ、感動は永年勤続者が感慨深く振り返るだけのものではない。
 
若手社員の研修だからこそ、70年の歩みを確認し、恵まれた現況から託された先に向けての厳しい活躍マインドを肝に納めた研修とした。

◆初心の水源が成長を約束する


製油所関連企業のC社は「当社の成長は社員の成長にある」との理念が育成の水源である。先般も4月入社、昨年からの中途採用者(20代後半から、企業再編による転職者(50代前後)で構成での研修を担当した。各自の特性は様々だが、キャリアの売り込みが入社の初心。

「初心忘るべからず」それは今後の活躍の志である。(この志を初志とせず、初心の頃の未熟さによるみっともなさを忘れるなとの解説もあるが)何のためにこの会社の入社を念じたか、面接時に自分を売りこむ術として「必ず、こうなります」「このように貢献します」「それは当社の考え方に共鳴し、社会のお役に立てる自分となるからです」……と意気込みを見せたことは事実である。だからこそ元気力ある社員(職員・役職)として活躍を楽しむとのキーワードが研修の軸である。

「元」は基であり、人生観、職業観、入社動機、初心であると意味づける。ちなみに「気」とは気概であり、プラス思考での変える勇気との意味づけだ。

だからこそ、初心に基づく自身の成長は、ここまでの自分から脱皮し、変わっていく自身を創り上げていく。なぜなら、組織での活躍は人を選べず、成す事も選べないが鉄則。だからこそ、初心を水源とすれば、水は器の形に必ず順応する、水は常に進路を求めて止まざる、障害に遭い激しくその勢力を百倍するは水なりという言葉がある。

また点滴石をも穿つ(突き抜く)という愚直な継続も大事。案外この覚悟を持たず、こんな仕事はとか、こんな人とはと嘆き、不満を漏らす人がいる。これらは初心の浅さを表しているに過ぎない。

水路の障害をどう克服していくか、水の付加価値をどう高めていくか、そこにキャリが生きた知恵力の見せ所がある。新卒者のキャリアの乏しさはできない理由を言い訳とせず、わからなければ訊く、力を借りるその素直な言動である。

新たな戦力は、蛇口から出るさらなるおいしさを提供する貢献力だ。「貴方が入社してくれたお陰で」と初心の実りを感謝される喜働(喜んで活躍する)にエールを送る研修は、特性の異質さが多岐だからこそ実効の上がる研修でもあった。

◆人生の水源は両親なり、誕生日は両親への感謝の日

40年指導してきた話し方教室の仲間が今年も特性シュークリームでのお祝いだ。地元の人気店でⅠ時間並んで用意する。学習後クラス仲間でほほ張るうまさと、一言づつの言葉が今後の小生の心に楽しさを描く。

さらに30年前Y市の職員研修を縁に、扇(行政現場の要)会と称する囲む会での誕生祝い、また20年前の洋上研修船での受講者仲間(毎年の花見船20回連続)の祝いも講師冥利につきる喜びの享受だ。
 
総じて謝辞は「この喜びは両親のお陰です。この世に生を受け、各位と嬉しさを共感できるのは、命の元の両親のおかげです」と述べる。誕生日は両親の墓参で、感謝と今後の見守りを念じる事が恒例。小生の人生の水源は両親なり。長男の出産に命を賭けた母の想いは何か、良雄と命名した父の願いはなに、今それに応えた蛇口の豊かさはどうかと、暑い日差しの中で自問自答し、語り合う事は「感謝」である。

なぜそうする。きっかけは、30年前の内観。一週間、寺の一室の片隅で半畳を屏風で囲み、母、父に「して貰ったこと」「迷惑掛けたこと」「して返したこと」を小学1年から3年刻みで、2時間かけて思い起こす。都度、導師にお答えし言葉を頂く。

何度か重ねていくうちに「おれが俺がの我を捨てて、お陰お陰のげで生きる」----この境地に目覚める。いかに生意気、独りよがり、謝念の薄さ、計算尽くの施し、ましてや両親に対してはしてくれるのが当たり前、酒飲みの親父だから、脳軟化症での愚痴っぽい母親だから……と恨み節を吐いた。と素直に認めたときの溢れる涙は凄かった。それまでの自身からを多少なりとも解脱できた瞬間であった。

現在、日々の仏壇への語りかけ、月毎の墓参は欠かさない。
 
もうすぐ旧盆、兄弟家族が各地から集会し、姿は見えずとも両親との思い出話を談笑できるのも楽しい。。

◆井戸を掘ってくれた(水源)人の恩は忘れない

人の縁、ビジネスチャンスはお世話いただく事により、発展させていく事も多い。「今あるのは貴方にご紹介いただいたお陰です」とは小生のご縁の価値づけである。謝念は盆暮れの表しもあるし、時による訪問もある。活躍状況を報告すること、お役立てできる情報資料の送付、あるいはご縁作りの役立てもする。

「縁の糸は細くても、こちらから切るな、こちらから切ったら縁は戻らない」とはポンプメーカーO社長の教えだが、この学びから年賀状は欠かさない。虚礼廃止との流れは承知しているがそれぞれで良い。なぜなら小生の人の縁は「人情」「恩」「義理」が基本軸。絆の文字も美談の形容ではない、我が国だからこその人間愛の強みである。蛇口理論には感謝の念が根底にあるとK社長は説く。同感だ。

「ありがとう」「おかげさまで」この和親の交流なくして、袖すりおうた縁をも生かす現実はあるまい。「おもてなし」もこの実践なくしては、単なる流行言葉に過ぎない。身近な実践の一例を紹介しよう。黒酢メーカーU社からの送品の気配りがある。それは、700ミリリットル瓶6本の送品だ。絶対割れない化粧箱の工夫、絶対に緩まないよう箱内側に段ボールを入れ、梱包のテープを万全に貼り付ける。完璧な送品梱包である。

さて、受け取り、テープを剥がす。ピシッと整った6本の瓶間には微塵の隙間はない。このままでは指での一本取り出しは無理。だが、中間の瓶箱一本にビニールの紐が掛けてある。すーと一本取り出せる。

お買い求めたお客様に感謝、お使いいただく時の不便さはないか、その解決になにをどうして欲しいのか、ならばこうしてあげたい。この和親の交流が想定・予知の感受力を高める。それが先手の施しとなって「気が利く」おもてなしである。
 
言われてやるのに価値はない。スイッチを入れれば動く機械同様だ。働くとは人偏がつく。「気配り、心配り、目配り」とは70周年M社の先代からの教えだが、この3つの配りはどんな職業にも人的パワーが生きた我が国の強みである。
 
現況の栄華は井戸を掘ってくれた人のお骨折りよる水源もある。施す「人情」、施しを受けた「恩」ならば共栄を願いの「義理」の施し。決して古くさい、特別の世界での言葉でない。成した人の道程での回顧には必ず紹介される事実である。それは老若男女に問わず。共生の素晴らしさは井戸を掘ってくれた人同士での共存共栄である。「井戸を掘ってくれた人の恩を忘れない」。
 
各種の研修で生き方・ビジネスマインドを説く切り口に引用する事も多い。日本創生(我が国の良さを認識し、その良さを生かす)の目指す事に通ずると考えるからだ。
 
夏祭り、花火大会、身近なお盆行事、暑い時期での活気溢れるイベントも多い。選どこでなにを楽しもうかの蛇口の選択肢も多岐にわたり、盛大の感動が蛇口から溢れる現実だ。
 
ふと、この時期、元をたどり、ご苦労いただいた方への「ありがとう」と深謝することも良い。黙想し文末とする。 



///////////////////////////////////////////////////////

◇澤田良雄

東京生まれ。中央大学卒業。現セイコーインスツルメンツ㈱に勤務。製造ライン、社員教育、総務マネージャーを歴任後、㈱井浦コミュニケーションセンター専 務理事を経て、ビジネス教育の㈱HOPEを設立。現在、企業教育コンサルタントとして、各企業、官公庁、行政、団体で社員研修講師として広く活躍。指導 キャリアを活かした独自開発の実践的、具体的、効果重視の講義、トレーニング法にて、情熱あふれる温かみと厳しさを兼ね備えた指導力が定評。
  http://www.hope-s.com/
 


///////////////////////////////////////////////////////


いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

先見経済8月号


■特集





勝てる営業づくり
~お客さまから選ばれ続ける営業組織のつくり方
























★高橋浩一氏
(TORiX株式会社 代表取締役CEO)




■先見TOP interview


被災地と「外」をつなぐ
~自治体間の連携と人材リソースの活用が、新たな街づくりを促す




















★久保田崇氏
(立命館大学大学院 公務研究科 教授、前・陸前高田副市長)
★山口哲史氏【聞き手】
(株式会社プロ・アクティブ 代表)



■清話会セミナー講演録


★明智光秀の謀反の真相  
明智憲三郎氏
(歴史研究家、明智光秀の末裔)


★永続企業を生む経営者の条件
藤間秋男氏
(TOMAコンサルタンツグループ株式会社 代表取締役、公認会計士、税理士)


★「認める」ことで部下の成長促進を
吉田幸弘氏
(リフレッシュコミュニケーションズ 代表)




他にも人気連載が盛りだくさん!


----------------------------------------------------------------------------
先見経済をお読みになりたい方へ (今までのバックナンバーはこちら ! )
*「先見経済」 購読会員  38,880円  毎月お届け!
*正会員   75,600円   オススメ!
 清話会講演セミナー&研修会参加無料!+ 「先見経済」 毎月お届け!
*1冊(税込3,240円)からのご購入も可能です。 詳しくはお問い合わせください。
■お申し込み 
下記を切り取り、清話会オフィス までメール
info@seiwakai.com にてお願いいたします。
------キリトリ---------------------------------------------------------------
□「先見経済」 購読会員      □正会員       
□先見経済8月号 1冊のご購入
■ご社名
■ご担当者               ■ご参加者
■ご住所 〒
■TEL                  ■FAX
-----------------------------------------------------------------------------
ご質問等ございましたら、
どうぞお気軽に清話会オフィス までご連絡ください。
03-6402-3882
-----------------------------------------------------------------------------

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。