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このような精神科医に子どもの未来を預けられますか

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精神科医を訴えよう
http://ameblo.jp/seisin-iryo0710/entry-10112796811.html


精神外科手術の復活と子どもの未来

2008/2/17(日)

精神医療産業の戦略

例の事件がこんなことになっているとは知りませんでした。
服役中の自死権認めず 仙台地裁、受刑者の請求棄却
 宮城刑務所(仙台市若林区)で服役中の男(79)が自殺を妨げられない権利「自死権」の確認と、刑務所が自殺を認めないことに対する160万円の損害賠償を国に求めた訴訟の判決で、仙台地裁は15日、男の請求を棄却した。

 男は長期の服役による身体の不調を訴え、「生きていても仕方がない」などと主張していたが、近藤幸康裁判官は「自死権が認められる憲法・法律上の根拠はない。身体状態や刑務所の処遇状況にかかわらず自死権の根拠はなく、請求は前提を欠く」と指摘した。

 男は1979年9月、脳の前頭部を薄くはぎ取る脳外科手術(チングレクトミー)で後遺症となったことを恨み、主治医だった東京都小平市の精神科医宅で、医師の妻と義母を殺害。強盗殺人罪などに問われ、一審東京地裁八王子支部、二審東京高裁とも無期懲役を言い渡した。最高裁は96年11月、男の上告を棄却し、判決が確定した。
河北新報社 2008年02月15日金曜日察しの良い方はすぐに気付いたことでしょう。例の事件とは、かの有名な「ロボトミー殺人事件」です。この受刑者の男性は、加害者であると同時に精神医療の被害者でもあります。詳細は「ロボトミー殺人事件」で検索して下さい。恐ろしい背景がわかるでしょう。

結局「画期的」と散々もてはやされた、ロボトミーに代表される精神外科手術は何をもたらしたのでしょうか?その画期的な治療は、殺人者を生み出し、「生きていても仕方がない」と考える人を作り出したのです。何だか現在にも同じ構図が見られませんか?精神医療において「画期的」と言われたものを調べてみるとよいでしょう。

さて、この精神外科手術は過去のものでしょうか?

最近こんな記事もありました。
脳科学:精神外科の歴史に学び、研究倫理を=ぬで島次郎
 脳研究への関心が高まっている。子どもの教育から高齢者の認知能力アップまで、様々な応用に期待が寄せられていることが背景にある。ビデオやゲームによる刺激が脳にどのような変化をもたらすか計測する様子を、目にする機会が増えた。

 そうしたなか、昨年八月、脳損傷患者の脳に電極を埋め込み電気刺激を与えたら、意識状態が改善したとの報告が出て話題になった。ゲームをさせるくらいならまだしも、電気刺激は侵襲の度合いが深く、そこまでしていいのかと不安になる。

 この脳深部刺激(DBS)という医療技術は、疼痛(とうつう)やパーキンソン病の治療にすでに使われており、精神疾患にも応用されているものだ。実用化が始まった一九六〇年代末から七〇年代には、行動や精神の制御につながると問題にされたが、その後は臨床現場での普及が進み、論議の対象にならなくなった。ヒトゲノム研究がもたらす倫理問題に関心が集中し、その陰に隠れてしまった感がある。

 私は、ゲノムやクローン研究には倫理がうるさく言われるのに、脳研究にはさほど言われないのを不思議に思ってきた。人の尊厳にかかわるといったら、DNA配列の解析より脳への介入のほうがよほど脅威ではないか。たとえば、教育の効率を高めるために子どもの脳にどういう働きかけをすればいいかを研究する計画がある。こうした実験がどこまで、どのような条件で許されるか、脳科学の研究倫理の確立が急務になっている。

 そこで私が重要だと思うのは、精神外科の歴史と現在の問題である。悪名高いロボトミーを代名詞とする精神外科は、脳科学倫理ではほとんど取り上げられることがない。今の脳科学には関係ない昔の話、という感じだ。だが調べていくと、精神外科の勃興(ぼっこう)と衰退が、そのときどきの脳研究と結びついて、現在の先端治療にもつながっていることが分かる。脳深部刺激の基盤技術(定位脳手術による電極埋め込み)は、ロボトミー手術の改良の試みから生まれてきたものなのである。

 十九世紀末以来今日まで、脳科学が力を注いできた焦点の一つに、大脳の前頭前野(額の奥のあたり)の研究がある。精神外科は、一九三〇年代から五〇年代にかけて、その研究結果に基づいて手術個所が決められて行われ、手術の結果が脳研究にデータを提供し知見が蓄積されるという歴史があった。前頭前野とそのさらに奥の大脳基底部とのつながりを切断すれば、精神病などを治療できると考えられたのである。そうして臨床例が積み重ねられた結果、手探りで大きく脳を切るロボトミーは廃れ、代わりに、切る位置と量を局限する定位脳手術が開発された。その手法が機能的神経外科という分野で別個に展開し、今に至っている。

 脳の基礎研究と脳手術の臨床とは、表裏一体で進んできた。そして今でもなお、前頭前野と大脳基底部のつながり方は分からないことが多く、仮説に留(とど)まっている。その仮説に基づいて、精神外科手術は欧米の少数の拠点を中心に行われ続けており、精神疾患の治療法として見直す動きが出てきている。脳研究が進めば、どこを切ればいいか確実に分かるようになるとの期待もある。

 このように精神外科の歴史は脳科学の現在につながっていて、将来にも影響を与えるだろう。だからきちんと知っておく必要がある。長年一流の研究者が相手にしながら、脳は今も未知の部分が多く、人間の本質を知ろうとするうえで不可思議な対象だ。それに見合った畏(おそ)れと謙虚さを、研究者と、研究の成果を享受する一般人がいかに深く抱き続けられるかが、今後の脳研究の質を左右するだろう。精神外科の過去と現在は、そのための格好の教材になると思う。(ぬでしま・じろう=生命倫理政策研究会共同代表)

毎日新聞 2008年2月7日 東京夕刊

実は、上記記事にもある通り、この精神外科手術は形を変えて復活してきています。電気けいれん療法が、麻酔下で行う「修正型電気けいれん療法」として復活しているのと同じです。これらは、医学的な装いによって以前の残虐性が隠され、より受け入れられやすいような形になっていますが、実は、どのように作用するのかなどのメカニズムはほとんど解明すらされていないのです。

日本でも本格的に動き始めたようです。2008年1月25・26日、第47回日本定位・機能神経外科学会が浜松で開かれました。
http://www.congre.co.jp/stereo2008/
この中で、外科的手術を精神疾患に応用しようとする取り組みが発表されています。
特別企画 精神科領域疾患に対する脳深部刺激療法
15:05 ~ 18:45
座長(名古屋大学脳神経外科)吉田  純
  (和歌山大学脳神経外科)板倉  徹
特別講演1
L1 難治の精神障害に対するDBS 治療の、浜松医大におけるマニュアル作成の試み
金沢大学大学院脳情報病態学 神経精神医学 三邉義雄

特別講演2
L2 Experiences of cingulotomy and deep brain stimulation for intractable obsessive compulsive disorders
Yonsei University College of Medicine Jin Woo Chang

特別講演3
L3 Deep Brain Stimulation: The New Neurosurgery for Depression
Toronto Western Hospital, University of Toronto Andres M. Lozano

指定発言1:精神科から
浜松医科大学精神医学講座 森 則夫

指定発言2:脳神経外科から
日本大学医学部 脳神経外科 片山容一やはり浜松医科大がからんでいました。どうやら、浜松医科大学の精神医学教授の思い通りに事が運んでいるようです。というのも、この浜松医科大の森則夫教授は、浜松医科大学公開講座「よりよく生きる」でこのような発言をしていたからです。
…今、われわれ精神科医が脳外科の先生方と勉強会を開き、「脳の深部を刺激する慢性電極を脳に留置してはどうか」を研究しています。これは、2,3年前からアメリカで開始された治療法で、わが国にも導入する必要があるのではないかと検討しています。

しかし、日本では、心臓や脳にさわることに対して抵抗感があるので、相当の時間がかかるかと思います。ただ、私の予測では、50年後には、脳にマイクロチップを入れて刺激して健康を保つ治療法は、たくさんの人が普通に行っていると思います。この勉強会は、その出発点と考えています。
(2005年11月20日静岡新聞朝刊より)一部の精神科医にとって究極の目的とは、患者に対する完全なコントロールです。人間をラジコンのように動かしたいのでしょうか。脳に電極を埋め込み、電気刺激で望ましい行動をとらせるというのは、半世紀以上実験が繰り返されてきた究極の「治療」なのでしょう。

私がこの動きを警戒する理由があります。この教授が、国が多額の補助金を出して支援している「子どものこころの発達研究センター」の中心人物だからです。このセンターの設立趣旨について、この教授が説明しているページがあります。
http://www2.hama-med.ac.jp/w1b/psy/Kodomo/
近年,子どものこころの危機が叫ばれ,その対応が社会的急務になっております。このような社会状況を受け,大阪大学医学部と浜松医科大学の連携融合事業として「子どものこころの発達研究センター」が2006年4月に新設されました。本センターでは,第1に,子どものこころの危機を分子生物学レベルで解明し,新たな治療薬への発見へと繋げる研究を展開してまいります。第2に,本センターは脳画像と遺伝子研究の連携という新たな学問領域を創生し,未踏の領域に挑戦いたします(金沢大学との協力を予定しています)。第3に子どものこころの危機が顕現化する前に,その兆候を察知して,早期に心理的介入を行うための手法を開拓してまいります。ちなみに、このセンターは、国内初のADHD治療薬「コンサータ」を発売したヤンセンファーマと連携しています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/027/siryo/07030513/034.htm
上記センターの目的第1を見ればその理由は納得できるでしょう。

このセンターは、国の発達障害政策の鍵となる施設です。ここの研究が子どもの将来を左右すると言っても過言ではありません。しかし、このセンターはどこに向かっていくのでしょうか?子どものこころを薬でコントロールし、最終的にはマイクロチップと電気ショックで思い通りに操っていくのでしょうか?

皆さんは、このような精神科医に子どもの脳を、ひいては子どもの未来を預けられますか?

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(転載元精神科医の犯罪を問う)

http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/40161729.html