映画「ブラインドマン その調律は暗殺の調べ」29本目 | 聖心美容クリニック 伊藤哲郎

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観る映画がなくなるとミニシアターに行くことが多くなってきました。今回もそんな一作品。

脚本・制作にリュック・ベッソンが携わったフレンチ・ノワール。

キャストは制作国がフランスということもあり、あまり知らないので、今回は触れずに。

あらすじ、感想のみで。


自らの運転ミスで最愛の妻をなくし、心が病んでいる刑事ラサール。
そんなときに担当することになった事件は高級マンションにてバラバラ死体となった若い女性の殺人事件。

その事件の容疑者にあがったのが、盲目の調律師ナルヴィック。

題名からわかる通り、この人が犯人です。
その後も起きる殺人事件。被害者に明らかな関連性は見当たらないものの、やはり捜査線上に現れる盲目の彼。

ラサールは盲目の調律師の隠された過去を突きとめ、暗殺者であると確信するも、罠にはまり、犯人にしたてあげられることに。

そこで手をさしのべるのが同僚のエロィーズ。


どうやらラサールの事が好きということあるのか、免職の危険を被ってまでも。

一体何のため、盲目の暗殺者は殺人を行うのかすべての謎はラストに明らかとなります。



最初は実は目が見えるという「レッド・ライト」と同じオチかと思いましたが、ちゃんと盲目という設定。
過去ブログ 映画「レッド・ライト」

盲目にしては凄すぎじゃない?というところも多々ありますが・・・

中盤まではダレて、眠くなりそうでしたが、ラストにかけては先の読めない結末に夢中になります。

ネタバレになるので気になる方は以下はとばしてください。




ラストはなんとも悲しく感じました。

銃を突きつけ合う二人。いつどちらかが撃つかわからない状況。

暗殺者の最後の一言

「もう誰も信用できない・・・」

暗殺者にとっさの動きに反応して、ラサールは引き金を引き、倒れる暗殺者。
そして、暗殺者の左手に握られた弾倉のワンカット。

つまり、暗殺者は空の拳銃を向けていただけで、ラサールに自ら殺すことを演出したとみるのかもしれません。

私には最後のやりとりの台詞を聞いている感じでは実はラサールならもしかしたら信用できるかもという期待を抱いていた。だから、空の拳銃を。
にもかかわらず、撃たれてしまったようにも見えました・・・





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