人選ミス? | 月刊誌『祖国と青年』応援ブログ

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青木聖子とその仲間たちが、『祖国と青年』や日本協議会・日本青年協議会の活動を紹介したり、日々考えたことを綴ったりします!
(日本協議会・日本青年協議会の公式見解ではありません。)

 昨日の自民党の全国一斉街頭活動は、谷垣幹事長が新宿でマイクを持ったことなどがニュースで流れていました。


 ニュースは、4日の衆議院憲法審査会で憲法学者3人が現在の平和安全法制を「違憲」と断じたことに対して、谷垣氏が「合憲」と主張していたというもの。


 先にお伝えしたように、この日の街頭活動のテーマは「憲法改正」から「平和安全法制」へと急遽変更されたのですが、その背景には、当然4日の憲法審査会のことがあったと思います。


 4日の憲法審査会では、他党推薦の2名はともかく、自民党推薦の長谷部恭男早大教授まで「違憲だ」と言ってのけました。当然、野党は勢いづき、後で「人選ミスだ」などと騒いでいましたが、一体何をやってるんでしょうか。


 もちろん「違憲というならば、おかしいのは憲法の方だ」と開き直って憲法改正を訴えるのも一つの手ですが、そういうわけにもいかないわけでしょう?


 だったら、4日の憲法審査会は絶対に押さえておかなければならないところじゃないですか。百地章先生をはじめ、立派な憲法学者はいるわけですから。それが自分で政策の根拠を否定しておいて、後でその火消しに躍起になっているなんて、バカみたいじゃないですか。


 何より、3人全員が「違憲」と訴えたことで、政府案は学問的には「違憲」と判断されているという印象を世間一般に与えてしまったことは致命的です。


 緊張感がないのか、内部に確信犯がいるのか――とにかく戦後を画する安保政策の大転換期なのですから、自民党にはしっかりしてほしいと思います。