相談例:肘の痛みの治療について | 武道!医道!療育!最高!!

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谷町なかの整骨院
日本拳法洪游會本部道場
放課後等デイサービス・スポーツとまなびのひろば阿倍野校
中野文武のブログです

こんばんは!

谷町なかの整骨院の中野文武です。


今日は『経過の悪い肘の痛み』への相談例からひとつ。



【相談ケース】


約○ヶ月前から肘の外側付近が少し痛みを感じるようになりました。

まだ日常の生活にたいした支障はありませんが手の平を上に反らした時、肘の外側に痛みを感じます。

1ヶ月前に○○の整形外科に診てもらいました。
レントゲン検査で骨に異常はないがテニス肘(上腕外側上顕炎)と言われました。

炎症を抑える薬をもらい毎日飲んでいますが一向に よくなりません。
(テニス肘用ベルトもたまにつけています)

実はテニスは全くしませんがゴルフは毎週末練習とか月2回ほどコースに出かけます。

レッスンも受けており先週までは日曜日に毎週少し痛くても我慢してスイングをしていました。

ここ数日痛みをより感じるようになり、仕事中など左手に受話器を持って長く話した後、だるさと痛みを感じます。

ゴルフはしばらくやめようかとも思いますが一度整骨院さんにも行こうかと考えています。

会社は○○町にあります。

アドバイス頂けたら幸いです。

よろしくお願いします。


◇◇◇◇◇◇◇


非常に経過が把握しやすく、

丁寧な文体にこの方の品格が伝わってきますね。


さて、以下のように返信。



こんにちは!

谷町なかの整骨院の中野文武です。

この度はお問い合わせいただきありがとうございました。

さて、あなた様の症状ですと、テニス・ゴルフに限らず、やはり肘の周囲筋が炎症を起こしている可能性が一番高いです。

それではなぜ、今の処置でなかなか良くなってこないのでしょうか。


医療に限らず何事にも、『なぜ、そうなったのか?という原因』を見つけて、それを解消することが大切になってきます。


今の炎症をお薬で抑えるだけではなく、なぜ、そんなに肘が炎症を来したのか?を改善した方が、より良いですよね。


根本原因の解消・改善をしないまに、『傷んだ結果』である部位のみの治療をするだけでは、なかなか治らないことも多々あり、

それは例えて言えば「花が枯れかけているときに、その花びらを治療して治そうとしているようなもの」です。


枯れかけの花の花びらをいくらケアしても、良くなりません。


ここで、肘の炎症を花びらとするならば、茎(=腕全体)の折れ曲がりや何らかの圧迫(=筋緊張の異常による引っ張りや血行阻害)などや、

根っこ(=首)での障害、さらには土台であるまでもを含めて、全体的な連動やバランスを考える必要もあります。



注)以上はあくまでも、可能性の話であり、打撲や切り傷なら『原因』と『結果』が同じ部位のみで起こっていることもあります。



さて、人間の身体はかなり多部位が連動して動いています


例えば、歩行時には骨盤→後頭骨→膝と連動し、同時に腕も振られます。


そのとき何処かの動きが悪くなれば、その分、他のどこかの動きに負担をかけて、障害を引き起こします。


アメリカのリサーチでは、もう20年も前から、腰の障害の95%以上が頚椎からの重心バランスによる副次的なものであるが、
結果、痛みを感じるのは腰なので、本当の原因である頚椎の異常は問題視されにくい(医療者からも患者様からも)ということが、示唆されております。


また、腹筋のつっぱりから肩が挙がらなくなり、無理をして挙げているうちに肩の靭帯が傷んできて、痛み止めと湿布だけでは根本原因の解決にならず、

治らなかったり、徐々に悪化したり、下手にマッサージでグリグリしたり整体で捻ったり引っ張ったりして、余計に傷病部を広げたりされることも多いです。


これは何も一部の治療師のみの意見ではなく、様々な治療理論・治療法のある中で、慰安サービス系ではない『技術系の医療関係者』には共通した意見です。


さらには、痛み止めやマッサージを否定することでもないことも、ご理解いただきたいです。


一時的な処置としての痛み止めのありがたさや、慰安・慢性疾患・リハビリなどにおける正しいマッサージの有用性もございますので。



さて、現代医療における対症療法を先ほどの花びらの例でいうと、『花びらを触りすぎてより傷めたり

また、『皮膚病を掻いて、そのときは気持ちも良く、一時は楽になるのですが、長い目で見て悪化させてしまう』ようなものですが、

現在の医療現場ではなかなかこの様な考えで根本治療をされている施術者がおりません。



よって、いただいたメールに書かれてございますアドバイスといたしましては、

日常生活動作とスイングの力の入れ方の改造

それらを支える筋力のトレーニング

そして全身の調整の出来る腕の良い治療師

などの連携が必要ではないかと述べさせていただきます。



ちなみに整骨院などでは「はっきりとした原因のある、急性・亜急性のケガは保険対象疾患」です。


あなた様の肘への柔整施術は亜急性外傷として保険適応となる可能性があります。


その他の部位や全身バランスの調整については保険適応外です。


もちろん、慢性疾患や疲労、慰安目的の施術は保険適応外


仕事での負担によるものは「労災への報告と申請結果、労災保険適応でなくとも健康保険適応はされることはあります)」が必要となって参ります。



では、あなた様が良い治療師と出会われますことと、傷病のご回復をお祈り申し上げます。


ありがとうございました。


◇◇◇◇◇◇◇◇


当院であれば、肘の骨に付着している筋腱がスパスム(異常緊張)により引っ張られて、骨膜に負担をかけている状態を想定して、

①検査・触診・ROM・MMT、そして、神経伝達の原理に基づいて状態把握し

安全で微細な共鳴振動刺激を用いて、

②全身の歪み

③頭蓋・顔面部から施術ポイントを選定しての脳神経の活性化、

④各関節の可動範囲と緊張の正常化


などを施術することにより、この症状の場合でしたら肘周囲筋の緊張バランス、血行、神経の働きを改善し、日常生活動作の聞き取りや見直し、そして指導をします。


それにより、まあ、大抵は治るようです。



他にも良い治療家、正しい施術法もたくさんあります。


日本の医師と医療従事者が連携したホリスティックな医療の発展を願います。


中野文武


 

谷町なかの整骨院での治療方針と内容について

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