親の家の片づけ~NGキーワード | 愛と幸せを引き寄せる「片づけの波動」セラピー

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片づけセラピスト藤岡聖子のブログです。モノの量は、こころの状態で変わってきます。お金もこころ模様に関わります。部屋が片付けば心が喜び、幸運を引寄せます。お金も幸せ大好き!整理収納で、笑顔一杯の暮らしを手に入れませんか?

青く美しい地球を

次世代の子供達に手渡していく 地球

片づけセラピストⓇ 藤岡 聖子です。

 

 

では、昨日に続き、親の家の片づけ。

 

 

 

モノがあふれる状態は、親本人もまずいと思っている。
でも子供に言われるのはイヤ。

 


子供は勝手に処分したりします。
言ってもダメだからと。
 

 

そこまで強制的でなくても

賞味期限の切れた食材は、処分しますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

入院した母のいない家で

父のために料理をしていると

食器棚の上の高い場所に置いてある色々なモノ。

 

 

 

つい見るわけです。。。

 

 

いったい何年前の食材でしょう???

そんな乾物類が出てきました。

 

 

 

乾物って、元から干してあるので

戻せば使えるんじゃないか?

そう思ってしまいがちですよね。

 

 

 

母も同じだったのでしょうが

なにせ背の小さい母には

高ところに置いたら、後は見えないのです。

 

 

ま~忘れ去られますよね。シラー

 

 

 

病院から戻ってきて言ったことは

「あんた捨てたでしょ!」

 

 

 

そりゃ~、食器棚の上がスッキリしてれば

何かしたことは、明白なわけです。

だって、私は整理収納アドバイザーですから。

当然、整理と収納をするものね。ニコニコ

 

 

 

だいたい、食器棚の上に置くことが

そもそもNGなわけです。

食器棚の上段でも手が届かないので

わざわざ昇降機を入れていたくらいですから。

 

 

 

この昇降機も、入れる場所を間違えているのですが

これはセミナーででも聞いてください。

笑えない話ですよ。

 

 

なんで娘に聞いてから、設置しないかしらね~。

プロでもない業者さんの言いなりになっているから

間違うんですよ。ショック

 

 

 

 

 

さてさて

モノがあふれる状態は、親本人もまずいと思っている。
でも子供に言われるのはイヤ。

ということでした。

 

 

 


ここは幼子に対しての対処法と同じ。
歳は違っても、人間の心理は同じだからです。

 



勝手に捨てると、余計に抱え込む。
わからないだろうと思っていても、
本人は「何かしている!!」
と疑うようになります。

 

 

母もここですね。

でも、ちゃんと説明しましたから。

10年前の食材だったって。ショック!

納得しますわ。母でなくても。チョキ

 

 

 

元に戻ります。
疑うようになると、信頼がなくなるので
聞く耳自体がなくなってしまいます。

 

 

 

 

 


「捨てる」
この言葉は、絶対に使いません。

 

 



捨てると言われただけで、拒否反応を起こします。

 


特に子供がくると何かが無くなる。勝手に処分される。
と思って疑いの目で見ている場合、
子供が来た時点で、心が戦闘態勢になってしまいます。

 

 



自分で判断して「手放した」
この思いが、本人も


「自分で片づけられる!」


という自己肯定感、自信につながります。

 

 

 

 

 



以前は片づいていたのに。。。

 


これは子供だけが感じているのではなく、
親も自分自身で「どうしてできなくなったのだろう。。。」
そう思っているのです。

 

 

 

年齢が上がるごとに

どんなにシャキシャキしていた方でも

動けなくなる時がきます。

 

60代はまだいいかもしれませんが

70代になると、やっぱり難しくなってきます。

 

 


そこに「捨てて!!」と言われたら
どれほど自尊心が傷つくことか!

 

 

 

本当は、本人が一番わかっているのです。

片づけたいのに、片づけられない。。。

 



自分の心を守るために
「捨てない!!!」
と言い張りたくもなりますよね。

 

 



さらに、そのモノにまつわる想い(思い出)があると
反発しかおきません。

 

 

 

 

 


もしあなたが主婦だとしたら、
同じことを夫にしてみてください。
親と同じ反応が返ってくると思います。

 

 



その人の想いや感情を無視して
勝手に捨てるという行為は
親のためという大義名分を掲げながら

 

 


・自分の都合のいいようにしたい!
・このままにされたら、自分が後片づけが大変!
・入院されたら、介護が大変!


という裏返しの行為なのです。

 

 



その裏の心を微弱ながら、人は感じるのです。
本当に親の健康を気遣うのであれば
どうしてそのモノをとっておきたいのか
真剣に一つ一つ
そのモノにまつわる思い出を、聴いてあげてください。

 

 



ご両親がどう巡り合って結婚したのか?
どんな状況で子育てをしてきたのか?
子供側の記憶だけでは分からない
とっておきのエピソードが聞けるだろうと思います。

 



そして、その話を聴いてくれる子供に対して
親は心を開きます。

 

 


「ああ、この子は本当に私の事を心配してくれて
片づけた方がいいよね。と言っているのだ。」

 

 



そうなれば、親子で一緒に

片づけを始めるきっかけを作ることができるでしょう。
 

 

 

 


30~40代は、ご自身は身体が動くので


なぜ出来ないの?


そう思う気持ちが強いのです。
以前のシャキシャキと動いていた母。
その面影を追ってしまうからです。

 

 

 


しかし50代に入ると、
若いころのように動けない自分を感じ始めます。
身体的に衰えてきたことを実感できるからです。

 

 



そうなると、実家でお皿に汚れが残っていても

床の隅に埃があっても


「あ~、目が弱っているのだな。」


「メガネを掛けないと、見えなくなっているんだな。」


と、受け入れられるようになります。

 

 

 

 


自分の親でも
子供の視点で見るのではなく
第三者に接しているような

丁寧な接し方をすると

親は《自分の自主性が大切にされている》
と感じます。

 

 

 


この≪感じる≫ということが大切なのです。
 

 

 


前回の記事で、間引くのも有効だよとお伝えしました。
人は誰かの役に立つ というのがあれば手放せるからです。

 

 

ただし、
何でもかんでも貰っていると、逆に

「子供や孫の分も買ってあげよう!」
と、変に親心をくすぐってしまうこともあるので、そこは要注意。
ほどほどが肝心ですね。

 

 

 


自分ではなく、第三者に寄付という形もあります。


介護施設も増えていますから
まだ綺麗で十分使えるというものは
施設にお声掛けをしてみるのもいいと思います。
あくまで質のいい物に限りますが。
(写真をお持ちになるといいですね。)


リサイクルもありますね。

 

 


我が家では、古い組立式7段飾りのお雛様をお譲りしました。


2畳にもなる古い段飾りは
女の子がいないこともあり、必要がありません。

 


施設ですと人出があるので、棚を組み立てていただけますし
季節で飾っていただけるので
お雛様にとっても幸せですよね。

美しいお雛さんを捨てるのは、やはり忍びないですから。

 



NGワード
・もういらないでしょ
・こんなモノまでとっておいて
・私が大変なのよ
・やってあげているのに
・前は綺麗好きだったのに
・捨ててよ!
 


もし自分が言われたら、悲しくないですか?

 

 


親子でも言ってはいけない言葉があるのです。
たまに帰ってきて勝手に処分されたら、誰だって怒りませんか?

 



まずは話合うことから始めましょう。
認知症でなければ
ゆっくりと心を込めてお話を聴いていく。



ここしかないのかな~と思います。

 



人には、それぞれ個性があります。
こうすれば、
こう言えば、
簡単に片づく。

そんなものはありません。
 

 


人には、それぞれの暮らし方があり、
環境や持っているもので
生活も違います。

 


また、違うからこそ
いいのではないでしょうか。

 



同じマンションで
同じ部屋の作りでも
全く同じ暮らしをしている方はいません。

 

 



「親の片づけ」
と十把一からげに言われることが
そもそも無理があると思うのです。

 


子供世代だって、みんな違うでしょう?
ただこうしてみると有効だろう、

というものだと思ってください。

 



まずは、家の中を安全にするのが第一。


家を綺麗にすることではなく
いかにケガをしないような状態にするか!
を優先させたほうがいいですね。

 




幸齢整理講座(ご本人が対象)では、

 


手放せないなら、納戸部屋を作ってもいい。
とにかく普段いるスペースを広くして
床置きをなくすこと!
そこから意識改革をしていきましょう!

 


そう話しています。

 

 



そんな悠長な時間はない!と思われた方
急がばまわれですよ。
急いでいる気持が
親へのプレッシャーになります。
それは必ず伝わっているから。
それは死を感じさせることにも、なりえます。

 


遠回りのようでも、ゆっくり話を聴いてあげてください。

こころがほぐれるまでには

時間がかかると思って。

 

 

いったん心がほどけると

案外素直に、思考をクリアにして

 

あれもいらない

これもいらない

 

そうなることが多いです。

 

 

手放すことは

単に、「モノを手放す」ではなく

「想いを手放す」ことにつながるのです。

 

 

片づけセラピストという名も

こころの片づけを重視しているから

つけた名前なのです。

 

 

 

 

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