長々と続いた考察「おもしろいというのはなんだろう?」もpart5の今回にてようやく終了でございます。


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「おもしろい」というのはなんだろう?(1) - 正直、うちの学生のラジオは聴くに堪えない

「おもしろい」というのはなんだろう?(2) - 意外性を導く3つの型

「おもしろい」というのはなんだろう?(3) - 「上手い」水商と「おもしろい」莉奈ちゃん

「おもしろい」というのはなんだろう?(4) - おもしろくない人がそこそこの話にできる3つのコツ



まず本題に移る前にとあるblogに出てきたこの1文をご紹介。私が今まで述べてきたこととほとんど同じコトをプロの噺家さんが言っておられて嬉しくなったので。



面白さ”自体は噺家の立川談志が落語で分類したように、やはり5つに整理されるのかもしれません。この整理では“面白さ”は


①道化 ②ナンセンス ③ウイット ④ジョーク ⑤馬鹿


に分類されます。


①の「道化」はいわゆるチャップリン映画のような、動きの面白さです。

②の「ナンセンス」は非常識や、理解しがたいことへの笑いで、

③の「ウイット」は知的で機知に富んだ言動への笑いを意図しています。

④の「ジョーク」はよく練られたユーモアを含んだ笑いで、

⑤の「馬鹿」は状況判断ができない人が場にそぐわない言動をする笑いです。


面白さの分解 | 外資系 戦略コンサルタントの着眼点

http://ameblo.jp/eigo-gogo/entry-10513014982.html


私の分け方 と照らし合わせてみれば


「先読み型」は③

「構成型」は④

「荒唐無稽型」が②⑤


に当てはまるかと思います。(私は「ラジオ」すなわち「話」を基準としているので①は含まない)


まぁやっぱりこの辺に落ち着くよなぁ。



落語の大家・立川談志師匠がされた分類が私の分類に通じるところがあってちょっと感動したのでとりあげてみました。




さて今日のテーマは「どうすれば話はおもしろくなるか」です。



なぜこのような考察をするようになったかというと初回に書いたように「ウチの、学生の、ラジオはつまらない」という問い からはじまりました。



ならばやはり締めは「どうしたら、もっとおもしろくなるか」まで言及しなければしっくりきません。



もともと私は塾講師の時代から指導というものをまったくしませんでした。



「話というのは教えてもらってうまくなるものではない

 場数のみが上達させてくれるのだ」



という思い込みがあったので数をこなせば上達するだろうとただひたすら待つ戦術でした。



塾講師時代は後進が育ってくる前に辞めてしまったのですがPANDORA-BOXのパーソナリティ達は2年間、私がずーっと今まで見守ってきましたが、誰も彼もどこかで頭打ちになっている。


これを打開するには何か策がいるのではないか? これがこのテーマで書き始めたきっかけです。




また逆に、私は10代の頃は本当に無口で、おもしろいとは無縁な男でした。




しかし島根での暮らしが、たぶん4年間の講師生活で、何かが変わった。


(教育実習でほ8年ぶりぐらいに母校を訪れたら「伊藤はこんなによくしゃべる、おもしろい奴やったか?」と当時の先生何人もにいぶかしがられたぐらい。)




つまりあの4年間で私に起こった変化を、私が意図して今の学生に起こすことができれば、私やちゅうそんやタクくんレベルの学生を量産できるのではないか?はたまた私たちをゆうに追い抜かす人材を育成できるのではないか? というのがこのテーマの終着点です。



そのために「おもしろい」とは何であるかを分析し、どうすればそれを起こすことができるかについて書いてきました。



私の尊敬する元ホストの経営コンサルタントの後藤芳徳氏の言葉に


「世の中には 【勝つ方法】 と 【強くなる方法】 がある」


というのがあります。




最初は何のこっちゃ意味がわからなかったのですが今ならば少しわかります。



要は「真珠湾を奇襲する」が勝つ方法で、「工業生産力を上げて戦艦・戦闘機の性能を上げ大量生産を可能にする」が強くなる方法です。(わかるかな?)


で、


今まで私が言及してきたのはあくまで「勝つ方法」であり、しかし本質は「強くなる方法」が必要なので、今回はそれにふれて終わりにしようかなと。




塾講師うんぬんではなく、なんでも上達するための方法というのは結局コレだろうなと言うのが現時点のSEIJIの結論。




自己客観視と平均点の把握



まずは「現在、自分が何点がとれる実力なのか」ということを知る。



しゃべりで言うならばひたすら自分のしゃべっているのをきいて自分の「弱いところ」そしてもちろん「強いところ」を徹底的に洗い出しそれぞれの最小化、最大化をめいいっぱい心がける。


また自分のしゃべりに対して他人が言っていることを表なり裏なりあらゆる方面に耳を傾け自分の中から「うぬぼれ」「謙遜」「過小/過大評価」を徹底的に排除した、裸のままの自分の実力を知る。


私がよく言う「自分のラジオすら聴かん奴に成長はない」は「私や他の部員のblogやTwitterすら見てない奴に…」というのはこの理屈から。





目指すべき到達点(ロールモデル)の策定



私で言うならしゃべりのロールモデルは「西川貴教」「大泉洋」「明石家さんま」「島田紳助」。


講師ならば研伸館予備校時代の恩師である「垣内貴志」「宮本賢一」、そして塾講師時代の大恩ある「西川・柴田」の両先輩方。


生き方ならば「土方歳三」「小泉純一郎」「伊藤清宇」「福島正伸」「後藤芳徳」など。



「いつかはこうありたい」



と思える人物像をリアルに思い浮かべ常に「この状況、○○ならばどう行動するか」を考えて恥も外聞もなくまねをする。人生を変えるのはインプットではなくあくまで行動(アウトプット)。


私などはゆっちゃんに「最初見たとき、なんて”水曜どうでしょう”っぽいしゃべりをする人なんだ、って思った」と言われたし、ニコニコ生liveに西川貴教が出てしゃべっているのを莉奈ちゃんに見せた時は「確かにSEIJIさんのしゃべりってこの人の影響を受けてますね」と言われるぐらいまったくマネをしている。





「目指すべき目標はどこで、自分は今どこにいるか」を徹底して見つめ続けることが成長の秘訣なのだというゴトー式が今の私の解。




自分を見ろ、そして上を見ろ、そしてマネをしろ。

そうすればいつか最高の自分になれる。



歴史に残る名優ダスティン・ホフマンのこの名言がすべてを物語っている。



「ハンフリー・ボガードにあこがれ、

 ボガードを真似し、ボガードを演じ続けていた

  気づくとダスティン・ホフマンになっていた」



これにて一連の長大すぎる考察はこれにて一応はオシマイということで・・・。



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