筋力の弱い人：身体の筋力が全体的に弱いと生理的湾曲以上に腰部、胸部、頸部の3うの脊柱異常湾曲になります。
下腹が出て、腰椎の前湾が増し、背中は猫背で、首が前に出た姿勢になります。
猫背は上部肋関節をせばめ、肺活量を減少させるので、少し運動するだけで「息が苦しい」、「胸が苦しい」といった結果を招きます。
骨盤が前傾すると腰部の筋肉の過緊張は腰痛を、大腰筋の過緊張は整理痛の原因となります。
大腰筋は背骨から始まり、骨盤内で腸骨筋と合流し、筋裂孔を通って大腿骨の大転子に付着します。
腰骨筋は歩くときに股関節と下肢を前方に挙げるためのもっとも強大な筋であって、この筋が衰えると歩行することができなくなります。
人は左足が「ささえ足」であることが多いので左側の骨盤が高い姿勢（骨盤のゆがみ）を取ります。
このゆがみは腸腰筋の過緊張、つまり血流障害をひき起こし生理痛の原因になるのです。
さらに腸腰筋や腰背部の筋群が衰えると、骨盤はさらに後ろに傾き、お知りはのっぺりと平板になります。
いわゆるお尻が垂れ下がった状態です。
そうならないためには、「背すじを伸ばし、腕を脇につけ、膝を伸ばして、踵から着地し、爪先で地面を蹴るように歩く」こことが大切です。
骨や関節を支え動かすのは筋肉であり、筋肉がついて体を支えていれば骨も関節も上部になります。
筋力がないから姿勢を保てない、つまり姿勢は健康のバロメーターなのです。
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