日時:平成26年9月14日(日) 、参加者:14名
主催:瀬上沢文化遺産研究会(SBK)第77回定例会
協賛:認定NPO法人ホタルのふるさと瀬上沢基金・パタゴニア日本支社
ガイド:角田東一さん


秋晴れで湿度も低く、爽やかなガイドツアー日和になりました。
ガイドは、子供のころから瀬上沢をよく知る「ホタルのふるさと瀬上沢基金」の角田理事長で、東急建設が市街化申請している区域を中心に歩きました。
最初に訪れたのは「160万年前の貝化石」と「江戸期の横堰」。
その場所から、縄文遺跡はなぜ丘の上にあるのか? 製鉄遺跡はどのような構造なのか? 製鉄技術をもたらしたと見られる渡来人の墓「横穴墓」などを、地形を見ながら説明を受けました。現地に立って説明を受けると想像力が大いに掻き立てられます。

続いて西側の緑地へ移動。
現在も湧水が絶えない良質な湿地帯の猿田谷戸を、軟弱な旧畦(あぜ)道沿いに一周。
かつては田んぼとして利用されていたが、底なし沼のように深いので松の丸太を何本も沈めて作業をしたとのことです。
猿田谷戸に続く深田谷戸から、古道「江戸道」を登って見学。
昔、江戸方面に抜ける近道として使っていた山道で、何百年も踏みしめられた跡が鮮明に残っていました。

参加者がヤマアカガエルを見つけました。
この夏には、カエルの合唱を聞くことができましたし、良い環境が残っているのを実感しました。
おりしも、横浜市による上郷開発認否判断時期が迫っていますが、市のマスタープランや整備開発保全の方針に則れば、開発は否認される筈です。
目を輝かせて昆虫や木の実を見つけてくる子供たちに、この谷戸を是非残していきたいものです。



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