日時:平成26年3月9日(日) 10~13時、参加者:10人
主催:瀬上沢文化遺産研究会(SBK)第70回定例会
協賛:認定NPO法人ホタルのふるさと瀬上沢基金・パタゴニア日本支社
ガイド:高村鈴子さん

今日の目標は、木々の冬芽・葉痕ウォッチングと火山灰の観察です。

冬芽・葉痕探しは、虫メガネを使わないと見る事がなかなか難しいのですが、人や動物の顔に似ていてとてもかわいらしいのです。
冬の森を歩くときの新たな楽しみになるかもしれません。

最初の出会いは、クズの冬芽です。
なんか人の顔に似ているのです。

はっきりと顔に見えましたので、「かわいい、かわいい」の声。

次の出会いは、アジサイでした。
参加した2歳の女の子にも喜んでもらえたようです。

瀬上沢には、今から170万年~180万年前に北アルプスの穂高岳から飛来したSg3テフラ(火山灰)の堆積が見える場所が3ヶ所あります。
Sg3テフラは、房総半島の上総層群の黄和田層中に見られるkd38テフラと対比される、特徴あるテフラなのです。

一つ目は瀬上池の上流部ですが、ちょうど倒木に覆い隠されて見学できませんでした。
二つ目は大丸広場に行く途中にあり、火山灰の堆積がはっきりとみることができました。
三つ目の見学は省略しました。

瀬上沢は、横浜という大都市にいながら、150万年前の貝化石露頭に加え、穂高岳から飛来したテフラの露頭など、地球のダイナミックな動きを見ることができる貴重な場所です。
3月というのに連日冬並みの気温が続き、日差しはあるものの、頬に触れる風が冷たい一日でした。





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