PSコンソールの売上はMS+任天堂の合算を大きく上回る。PS2以来初めて | みらいマニアックス !

PSコンソールの売上はMS+任天堂の合算を大きく上回る。PS2以来初めて

ソニーのPS4は素晴らしいスタートを切った。2015年6月30日時点で2530万台以上を売り上げたものと推定される。この販売台数はMSのXbox Oneと任天堂のWii Uを合わせた以上になるものと見られており、ソニーのコンソールが現世代で50%以上の市場シェアを獲得したことになる。PS3は達成できなかったものだ。

Euromonitorの最近の市場調査の報告によると、PSファミリーのコンソールは、Xbox One及び360、任天堂のWii及びWii Uを全てあわせたよりも多くの売上を上げていることが明かになった。これはPS2時代以来初めてのことだ。PS4・3で80億ドルの売上を上げており、一方でMSと任天堂のコンソールは全部で72億ドルの売上しか上げていない。





2013年までの売上の減少傾向と比べ、現世代のコンソールの発売により、ソニーとMSはいずれも大幅に収益を上昇させてきた。PS4の発売で、ソニーはコンソール全体の売上を2012年から倍増させることができた。その一方で任天堂は WiiとWii Uによる売上を急減させており、トータルでの売上を2012年から25%減少させている。

任天堂の急激な衰退は、実際にはWii Uの発売前から始まっており、2009年にはまだコンソールの売上高においてトップではあったが、Wiiの売上は2010年から減少に転じ、それが全体の売上の減少を招いていた。この間XboxのKinectやPS MoveによってソニーとMSは売上をを維持することができ、コンソール市場で任天堂を追い抜くことを可能にした。Wii Uの発売は任天堂が直面していた売上の減少を止める上では何の役にも立たなかった。この主な原因はコンソールが高価であり、また紛らわしいマーケティングのためにメインストリーム市場で注目を集めることに失敗したことにあった。任天堂のWii Uはこれまで世界で1,000万台しか売れていない。

MSが競争力を維持するためだけに、当初の499から349ドルにまでの価格を引下げなければならなかった一方で、ソニーはこれまでのほぼ2年間、当初の399ドルという価格を維持するすることに成功した。ほぼ明かなことには、今年2015年もソニーはコンソールからの売上の伸張を見込んでいる。PS4の生産コストは減少していると最新の決算報告にはあり、ハードウェアからの利益も歩調をあわせるだろう。一方でMSは売上は横ばい、あるいは減少する一年となる可能性がある。ソニーが減少を見込んでいる領域は携帯機の売上で、PSPの廃番とVitaが世界では訴求できていないことにより、携帯機の売上は2009年からほぼ半減している。

全体としては、コンソールゲームのハードウェア市場は依然として健全であり、前世代の最後に見られた不調を乗り越えている。


NS: gearnuke  PlayStation Consoles Generate More Revenue Than Microsoft And Nintendo Consoles Combined, Double Since 2012