Steamの新しい返金方針を利用者が濫用。インディーが大きな打撃を受ける | みらいマニアックス !

Steamの新しい返金方針を利用者が濫用。インディーが大きな打撃を受ける

Steamの新しい返金方針は、当初考えられていたよりもインディー開発者へのダメージが大きいことが明らかになった。QwibooとPuppygamesは、Steamの新しいポリシーに起因する売上の減少についてのグラフを本日公開したのだ。断定するには早すぎるとはいえ、Steamの新しい返金方針によって、ゲーマーが多くのゲームを無料でプレイできるようになっていることが見て取れる。

(略)新しいポリシーは、インディー開発者に打撃を与えている。お分かりの通り一部の極めて強欲なゲーマーたちがこの新しいポリシーを濫用しているのだ。ゲーム一本がビール一杯の値段しかしないというのに?値段など関係なくだ。実に悲しむべきことである。

例えばQwibooを見てみよう。このインディーはBeyond GravityをSteamにリリースした。(略)このゲームはSteamでほぼ9ヶ月の間、1.99ドルで販売されてきた。このゲームはその間に数多くの好意的なレビュー受けた。そしてValveがSteamの新しい返金方針を発表したとき、次のようなことが起こったのだ。




Qwibooのツィートによれば、最近の3日間では18本が売れうち13本が返品された。こうしたことは以前には起こったことがないと、Qwibooは述べている。

Qwibooは返金制度の必要性には同意しているが、とはいえ2時間以内という新しい返金方針は多くゲーマーによって濫用されている。

この方針は10~20時間のプレイ時間を持つAAA級のタイトルにはダメージを与えないかもしれないが、インディー開発者には手痛い打撃となる。Qwibooは別のグラフを示すことで、Steamのサマーセールは今回の売上の急減には無関係であることを明らかにしている。




被害を蒙ったのはQwibooだけではない。Steamでの売上についてPuppyGamesも同様のグラフを公開している。売上がSteamの新しい返金方針の発表後に急減していることが明らかに見てとれる。





新しい返金方針が濫用されている状況に対してどのような手をValveが打つのかはまだわからない。だがプレイヤーはインディーの作品を無料でプレイするようになってしまっているのが現状なのである。



NS: dualshockers  Indie Developers Report Steam Refund Abuse From