PS4: 中国で発売。(ほぼ)リージョン・ロックなし | みらいマニアックス !

PS4: 中国で発売。(ほぼ)リージョン・ロックなし

本日、中国で二番目の次世代ハードが発売された。ソニーのPS4の発売によってだ。ロンチタイトルはたったの6本ではあるとはいえ、ソニーはリージョン・ロックについてMSにモラルの勝利を得た。ソニーのコンソールのリージョン・ロックは限定的なものだった。これは奇跡的なことだ。

中国で昨年発売されたMSのXbox Oneは、規制好きな中国政府の承認するコンソールのスタンダードを作ったかに見えた。このハードは孤島のようなものだ。外国のパッケージはプレイできず、外国のゲームをダウンロードもできず、国外のサーバーに接続することすら不可能だ。海外の本体で中国のパッケージをプレイすることもできない。

だがソニーの中国版PS4は違う。外国のゲームをダウンロードしたり、外国のPSNアカウントにログインすることはやはりできない。しかし外国のPS4のパッケージはプレイできるし、外国のサーバーに接続することもできる。世界あらゆる場所のユーザとフレンドになれるし、パッチをダウンロードすることもできる。反対も可能だ。外国のプレイヤーは中国のPSNアカウントにログインできるし、中国のPSNのゲームをプレイできるし、中国のサーバーからパッチをダウンロードできる。

このことの重要性を軽く見てはならない。実際のところリージョン・フリーのPS4とはすなわち、この記者が絶対不可能だと思っていたものなのだ。中国版のPS4で海外版ディスクをプレイできることとはつまり、ソニーは基本的に中国文化省のゲーム検閲の仕組みをスルーしたということなのだ。中国でのPS4のロンチ・ラインナップは寂しいものだが、問題は全くない。ゲーマーは The Last of Usのようなヒット作を香港や台湾から簡単に買えるし、それを自分のPS4でプレイできるからだ。

中国のコンソールゲーマーにとってはどちらも結構なことだ。ソニーのグローバルの、検閲されていない作品群をプレイできることも、そしてラグの少ない国内サーバーにログインしてマルチプレイヤーを楽しめることは。

一応言っておくと、中国のコンソールゲーマーは、国内の膨大なゲーマーの海に比べると、極々少数のマイノリティにすぎない。だが概ねリージョン・ロックのないPS4が本日発売された。ソニーはこのハードをなんとか発売にまでこぎつけたが、ようやくこれで、中国のグレー・マーケットで売られている密輸ハードと戦えるようになったのだ。


NS: techinasia  PS4 launches in China, somehow isn’t (totally) region-locked