米アナリストらによる2015年の予想 | みらいマニアックス !

米アナリストらによる2015年の予想

Michael Pachter氏 (Wedbush Securities)

1. Activisionはfree-to-playに一層前向きになる
2. Sonyは独占タイトルによってリードを維持する
「Xbox Oneが$349に逆戻りしたとしても、ソニーの2015年の1stパーティタイトルが本当の違いを生む。同社の素晴らしい独占タイトル・ラインナップは来年には切れ目なく登場する。PS4への関心を高く維持し、ソニーはリードを広げるだろう。

3. MSが電光石火に$349への値下げを行う
「MSは二番手には我慢がならないらしいし、ホリデーでの349ドルへの値下げとゲームのバンドルの成功から考えると、ソニーが一位を奪還した月に、MSは対抗して再度の値下げに踏み切るだろう。これはおそらく1月に起こり、いくつかのバンドル版がMSから登場する。

4. 欧米の3rdパーティの支援に火をつけることに、任天堂は失敗する
「メディアにはあまり取り上げられていないが、Call of DutyもAssassin's Creedも両方ともに2014年にWii U向けとして登場しなかったことは深い意味がある。欧米のパブリッシャはWii Uを切り捨てたのだと思う(EAに続いてだ)し、2014年には3rdパーティ向けのソフトウェアはさらに減少する。任天堂自身の作品はあいかわらず魅力的だが、彼らの大作は少なすぎ、間が空きすぎていて、ハードコアな任天堂ファン以外はWii Uを買う気にさせられない。

5. MSがMinecraftで何か面白いことをする。AmazonはTwitchで何か面白いことをする


Billy Pidgeon氏 (独立系アナリスト)

1. ゲームの世界にいる人の数はさらに拡大する。カジュアルとハードコアとはいずれも成長する
2. ソニーはPS4が当初持っていたリードを失う。Xbox Oneのインストールベースは2015年にはPS4に追いつく。長期的にはどちらの会社も一方的な支配は行えない

「2014年の終盤、XboxのOneのハードは本当に力強いセールスでした。これはソニーが滑っているからではなく、MSが追い上げているのです。この追い上げは2015年にも続くに違いありません。
「ハードを値下げし、独占作品と(マルチの)シリーズ作品はXbox Oneに集まり始めましたし、ますます多くのゲーマーたちがXbox 360から移行を始めています。Xbox Oneの普及がPS4を大幅に上回るとは思ってはいませんが、この2つのコンソールはライフサイクル全体を通じてはむしろ同じくらいになるにちがいないと思います。

3. コンソールゲームのパッケージの小売での売り上げは減少する
4. デジタルでの売り上げはさらに二桁の成長を遂げる
5. より大きな予算と生産額にもかかわらず、(a)ゲームプレイの品質の高さ、(b)消費者にやさしいマネタイズ戦略、(c)抗いがたい魅力をもつソーシャル機能といった点でこのセクターを成長させることのできるゲームはほんの一握りとなる。
6. VRとAR技術を見せつけるアプリーションが登場する
7. モバイルでは、バーチャルグッズの販売によるF2Pマネタイズから、広告と売買手数料が大きな売上を占めるようになる。


David Cole氏 (DFC Intelligence)

1. 消費者は手に取れる商品をもとめる
2. TVへの接続をめぐる戦いがヒートアップする
3. Androidの重要性が増大する
4. バグの逆襲
5. インディーは今年も重要性を増す
6. 中国は縛られたコンソール大陸になる


Patrick Walker氏 (EEDAR)

1. 年末にはClash of ClansがとうとうiOSアプリストアのNo.1アプリとなる。
2. HDコンソールの売上は、2015年にデジタルとパッケージで半々となる...デジタルが大半を占める日も遠くない。
3. VRは求めやすい価格、高品質な体験、ソフトウェアのサポートを備えてマーケットに登場する...、だがマス・マーケットでの成功はまだ達成されない。
4.ゲーム業界はようやく現実を受け入れる。いくつもの種類のゲームがモバイルで成功しているという現実を。


NS: gamesindustry  Gaze Into The Future: Analyst Predictions for 2015