昨年の動画で紹介されたXboxの重要人物のほぼ全員がMSを去っている件 | みらいマニアックス !

昨年の動画で紹介されたXboxの重要人物のほぼ全員がMSを去っている件

Boyd Multerer氏は、MSを辞めて新しい機会を探すとTwitterで本日語った。氏はXbox Liveを立ち上げ、Xbox 360の開発に尽力し、Xbox Oneの3層オペレーティング·システムの開発を主導したMSの天才エンジニアだ。Xbox OneがロンチされてからMultere氏は休職に入っていた。氏と妻のKeri氏は今年2月、インタラクティブなエロチックなサイト・Silkwordsを立ち上げた。そして今、氏はこの他の新しいスタートアップのアイデアに力をいれているそうだ。

だがもっと重要なのは、Multerer氏がMSを去ったことで、Xbox Oneが昨年11月に発売された時点で確認されていたXbox Oneチームのほぼ全員がMSを辞めるか、新たなボスPhil Spencer氏によって配置換えされたことだ。MSが当初掲げていたビジョン、幅広く使われるリビングルームのハードとしてのXbox Oneというビジョンは劇的に縮小されてきた。Spencer氏はゲーム畑の出身だ。Xbox Oneは11月に初めてPS4を上回ったように、ゲームへの絞込みは効果を上げている。だが何か大きなものを構築しようとしていたすべての人々がどうしたかといえば、全員が去ったのだ。私たちの下の動画に登場する人々を見ていって欲しい。Xbox TVを中心にした動画だ。




Marc Whitten氏:Xboxの元担当役員で、今はSonosのチーフ・プロダクト・オフィサーだ。Whitten氏はTVプラットフォームとしてのXbox Oneの最大の立役者だった。TVとゲーム機との統合について、過去に何度も議論をかわしている。

Ben Smith氏:Xbox TVのマネージャで、現在はSonosに在籍。

Multerer氏:退職。Xboxをゲームをプレイでき、Windowsアプリケーションも実行できるハードにする作業の担当者だった。

Kareem Choudhry氏:Kinectの開発の担当者。現在はXboxの開発全体のディレクター。Xbox OneはCATVのハードをIRを通じて制御しているが、このハードは既に同梱されておらず、対応ソフトもほとんどない。Kinectが死んだことについて、Phil Spencer氏はかなり満足しているようだ。

Jeff Henshaw氏:以前と同じ仕事をしていることが確認できたただ一人の人物。Xboxグループプログラムマネージャ。大きな変化だった。Xbox部門のボスであったDon Mattrick氏が、Zyngaに移った後、次世代コンソールに対するMSのビジョンの変化はさらに大きかったが。


IRブラスターあいかわらず酷いアイディアだ。

Xbox Oneはリビングルームの革命に向けた第一歩になるはずだった。Windowsアプリケーションを動作させることができ、すべてのハードが開発機となり、そして高度なインタラクティブTVの統合が次の大きなステップとなるはずだった。だが波乱に満ちた発売の後で、こうした方向での進展は実質的にはゼロだ。そしてこうしたビジョンを掲げた人々は皆既に去った。新しくゲームに注力したことで短期的にはセールスは上がっている。コンソールの世代は10年間続くが、長期的なビジョンは見えないままだ。MSによれば、今後登場するWindows10は同社の様々なプロダクトを統合する予定で、Xbox Oneでも動作するとのことだ。だがこれまでのところ、詳しいことはほとんどわかっていない。

だが一つだけ明らかなことがある:もしもある製品が、いまいましいIRブラスタがちゃんと動くことに頼っているならば、確実に失敗する運命にあるのだ。


NS: the verge  Almost every single Xbox executive we profiled in this video last year has left the company