Uncharted 4: A Thief’s Endで用いられているシェーダ群について | みらいマニアックス !

Uncharted 4: A Thief’s Endで用いられているシェーダ群について

Uncharted 4: A Thief’s Endの驚異的なビジュアルを支えるシェーダ群について、Yibing Jiang氏が説明している。

「ゲームでのリアルタイムレンダリングです。CGIとかプリレンダじゃなく。つまり、肌、髪、目なんかのシェーディングはみなコードで書かれています。

「ディズニー拡散モデル、GGX BRDFモデル、スクリーンスペース・サブサーフェイスが使われています。

「髪にはkajiya-kayモデルが使われています。

「Frank Tzengは、顔や腕のスカルプティングとテクスチャリングを行っています。

「ゲームでのリアルタイムレンダリングです。CGIとかプリレンダじゃなく。主人公にもNPCにも、布地のシェーダの一式を作っています。

「ディズニー拡散モデル、再構築したBRDFモデルを布地だけのために使い、処理の軽い特別な表面化散乱を行っています。

「布地のディテール、スティッチ、細かな皺、擦り切れ、切れ目はみな、シェーダに組み込まれています。

「モデルの一部として、Colin Thomasがこれらのモデリングとテクスチャリングを行っています。


以下訳注:
※ディズニー拡散モデル:ディズニーが開発。最新のCGアニメーションに用いられている。
※GGX:オブジェクト表面からの光の反射をミクロな平面モデルから行うことで、よりリアルで本物らしいものにする技術。
※BRDF:双方向反射率分布関数(Bidirectional Reflectance Distribution Function)。光反射を現実の光学現象に基づいて一般化したもの。オブジェクトの材質をリアルに表現する。
※スクリーンスペース・サブサーフェイス:表面化散乱(Screen-Space Subsurface Scattering)。
※kajiya-kayモデル:髪のシェーディングに用いられるモデル。


NS: dualshockers  Uncharted 4 Dev Explains How Drake’s Incredible Shaders Were Made; Shows Direct Feed WIP Screenshots