国別のゲーム市場規模ランキング: 台頭するアジア勢。中国2位、日本は3位に
に国別の市場規模ランキング。
数字にはハードウェア、税、B2B売上、オンライン賭博の売上は含まれていない。
NS: newzoo Top 100 Countries by Game Revenues
数字にはハードウェア、税、B2B売上、オンライン賭博の売上は含まれていない。
NS: newzoo Top 100 Countries by Game Revenues
みらい的コメント: アジア圏が大きな存在感を持っている。 まず中国が2位にランクイン。さらに日本(3位)、韓国(6位)も10位以内にランクインしている。 これら三国は共通するところも多く(漢字文化圏であること、文化的背景がある程度共通していること、ソーシャル・モバイルが大きなシェアを持っていること等)、合計ではジャイアントUSを大幅に上回る。東北アジア三国、既に世界のゲーム市場で極めて重要な位置を占めている。 これらの三国の他に、インド、インドネシア、スリランカ、フィリピン、パキスタン等、南・東南アジアの人口大国が下位に多数控えている。これらの各国の一人当たりの支出はまだ小さいとはいえ、中長期的には大幅な上昇が見込まれる。これらの南・東南アジア各国の成長は、ゲーム市場の今後の勢力図に大きな影響を及ぼすだろう。 MSが日本市場から撤退しない重要な理由の一つは、こうしたアジア地域に向けたコンソール向けのコンテンツ制作の拠点として日本を位置付けていることにあるものと考えられる。 Xboxのコンテンツは基本的に北米モノカルチャーの産物であり、今後のゲーム業界においてキーとなるアジア市場の攻略において、マルチ・カルチャーを基本とするPSに対して重いハンディを背負っている。そういった弱点についてはMSもきちんと認識を持っているようだ。 欧州圏では、各国の市場の規模感はこんな感じ。 ・ドイツはUKをわずかに上回り、欧州市場で最大。この英独が欧州の二強。 ・フランスはよりも2/3程度と、二強よりは一段落ちる。 ・イタリア、スペインは概ね同規模で、最大のドイツのほぼ1/2程度。 ・オランダ、スゥエーデン、スイス、オーストリア、ベルギー、ポーランド、ノルウェイ、デンマーク、ポルトガル、フィンランドといった欧州の各国は市場規模はわりと似通っており、全てあわせると主要国一国分程度の市場規模。 南北アメリカは、USの一強は当然としても、それ以外の各国のランキングも面白い。 ・カナダは8位でUSの1割弱。ブラジル(11位)、メキシコ(14位)が続く。 ・ここから下は規模は一段と小さくなる。アルゼンチン(24位)、コロンビア(24位)、チリ(37位)、ベネズエラ(44位)、ペルー(45位)。だいたいUSの1%かそれ以下の規模。 |