2008年: SCE WWSは解体の危機に晒されていた | みらいマニアックス !

2008年: SCE WWSは解体の危機に晒されていた

先週木曜、カリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピュータ歴史博物館で、SCE WWSの吉田氏とPS4のリード・アーキテクトのMark Cerny氏が、「ゲーム・チェンジャー: SCE吉田氏修平氏がMark Cerny氏と語る」と題したカンファレンスで対談した。


Engadgetが報じたところでは、吉田氏は非常に興味深いことを語っている。

2008年、Phil Harrison氏がソニーを辞めたあと、ソニー社内では、SCEの1stパーティであるWWSの必要性を疑う声が上がり、吉田氏はそのことが現実のものとなる危険を感じていた。

吉田氏の対応は素早かった。SCE社長であるKaz・平井氏に、WWSの社長にしてくれと掛け合ったのだ。平井氏はそれを認め、吉田氏のリーダーシップの下でWWSは解体されずに残ることができた。

これは間違いなく、ゲームの歴史におけるターニングポイントと呼んでよいものだろう。WWSが閉鎖されるかあるいは売却されていたら、ここ数年の間にリリースされた多くのファンをもつゲームの数々は、少なくとも現在のあるような形では、日の目を見なかったことだろう。

どのスタジオが閉鎖の危機にさらされていたかはわからないし、WWSの組織としての一体性がどのような形で脅かされていたかはわからない。だが吉田氏が介入していることは間違いなく良い結果をもたらしたし、その結果を見て、平井氏は間違いなく正しい人物をこの地位につけたのだ。


NS: dualshockers  Sony Could Have Reorganized its First Party Studios in 2008, But Shuhei Yoshida Saved Them


みらい的コメント:


2008年頃といえば、回天の新型機、スーパースリム型PS3発売の前の年に当たる。
SCEが非常に暗かった時期だ。