Forza Motorsport 5: 展示から伺える現在の状況 | みらいマニアックス !

Forza Motorsport 5: 展示から伺える現在の状況

XB1向け各タイトルの開発難航が伝えられる中、最も開発が進んでいると見られていたForza 5についても懸念される状態であることが明らかになった。

以下、Game Watch記事より関係箇所を抜粋。


・日本マイクロソフトブースでは、なぜか「Forza 5」コーナーだけ、TVの調整に失敗し、ジャギーやアラが目立つ状態になっていた。

・プレスルームの「Forza 5」はさらに酷い状態で、720pで出力しているようなザラザラした絵になっていて、ビジュアルに関しては間違いなくE3の時より劣化していた。

・これは本来の「Forza 5」のクオリティではない。(略)念のため、「Forza 5」プロダクトマネージャーの南雲聡氏にモニター問題について直接尋ねたところ、その事実は把握しているということだった。(略)なぜ日本マイクロソフトがこの状態で出展を強行したのかはわからない。

・北米版の発売までわずか2カ月しかないのに、未だに収録車種や、クラウドサーバーを使ったスマートマッチと呼ばれるマルチプレイモード、そしてTOP GEARとのコラボレーションの詳細など、「Forza」ファンが知りたい情報がいつまで経っても発表されない。

・今回出展されたGamescom版にいたっても4台での走行に限られ、E3で発表された8台での走行、そしてAIカーにフレンドの走行データをクラウドサーバーから落としてきて一緒に走るといった部分は依然として実現できていない。

・「Forza」シリーズは、発売直前までなかなか情報を出さないことで知られるが、ちょっと今回はいくらなんでも出さなすぎというか、E3で行なったコミットメントを検証する機会が1度も訪れておらず、予想以上に開発が難航している様子が窺える。


NS: Game Watch  次世代レースシムXbox One「Forza Motorsport 5」TGSプレビュー


みらい的コメント:


いろいろ難しい状況のようだ。

Forza 5がTVの調整に失敗し、プレスルームではさらに酷い状態だったというのはちょっと奇妙に感じられる。というのもこれまでのリークによると、Forza 5はXB1向け作品で最も開発が進んでいるタイトルだとされていたからだ。

TVの調整に失敗とは何だろう?そもそもどうやったら調整に失敗できるのか、なぜForzaだけが調整に失敗していたのかは分からない。MSがこれを把握していた以上、これは単なるミスではなく修正ができない類の障害だったと考える他ない。

GWレポートと過去のリークを信じるならば、原因はTVにあるのではなく、Forzaのコードあるいは実行しているハードにあるものと考えるほうがむしろ自然だろう。実際には、こんな感じになっていたのではないだろうか?

・一般向け「Forza 5」=XB1向けのコードを高性能PCで実行
・報道向け「Forza 5」=XB1向けのコードを実機(開発機)で実行
・それ以外=PC向けのコードをPCで実行


展示の仕方はどうあれ、Forzaの開発はかなり難航していることは確かだ。

最も開発が進んでいると言われるForzaがこれでは、他の作品はさらに危険な綱渡りを強いられているだろう。3rdパーティの作品が悉くPS4版を表に立てているのも、そういった内情によるのかもしれない。





...それはそうと、元記事にはこんな記述がある。

「これは本来の「Forza 5」のクオリティではない。わかりやすくいうと、下記掲載のスクリーンショットのクオリティでプレイできるのが「Forza 5」だ(もちろん、下記スクリーンショットはForzaVistaモードのものなので、走行中のポリゴン数はこの画面より低くなるが)」

『本来の「Forza 5」のクオリティ』とは何を指しているのだろう。

ForzaVistaモードこそが『本来の「Forza 5」のクオリティ』だということは、ドライビングではなくカーモデルの鑑賞が本来の使い方だということなのだろうか?

謎。