Vita TV： 大反響により欧米でも発売することに。但し準備はこれから

今後登場するPlayStation Vita TVに対する欧米での関心は、このデバイスに対する当初の予想を超えていた、とソニーは述べている。

ソニー本社の役員である伊藤氏は、今日のEurogamerとラウンド・テーブルのインタビューで、欧米での反応は「強いですね...私たちが予想した以上でした」と、語った。

「もちろん、私たちは米国と欧州でロンチすることを考えています。ですが時期については、状況を見て、他にはどんなサービスが米国や欧州で利用可能か、その他のサービスを追加する必要があるかどうかを識別していく必要があります。」

この「サービス」には各種のメディア・コンテンツが含まれる。iPlayer、4OD、Netflixといった地域サービスがすぐに思いつくが、他のゲーム・ストリーミングも入るかもしれない。彼はこう締めくくった。

「欧州やUSでの発売を決定する前に、こういったことを確認しなければならないでしょう。」


別のインタビューではSCE社長Andrew House氏が、ソニーは欧米での反応によって「大いに勇気づけられました。」と語っている。「反応は非常に、非常に肯定的なものでした。」（略）


NS：　Eurogamer　　Vita TV interest stronger than expected in West, Sony admits

みらい的コメント： 欧米ニュースサイトは未だにVita TV関連の評論が登場しているくらいなので、発売は順当。 だが、この件についてのソニーの動きには、どこか危険な臭いを感じないでもない。 これほど魅力的で戦略的にも重要な製品であるにもかかわらず、ソニーはその重要性を適切に評価してこなかった。（少なくともこれまでの関係者コメントの流れからはそう思える） そして欧米でこれだけの反響があっても、未だに奇妙な評価を下し続けている。伊藤氏のコメントからすると、ソニー本社はVita TVを未だにSTBだと位置付けているとしか思えない。 なんかちょっとズレてる感？