EVO主催者: 任天堂はSmash Brosイベント自体の差し止めを望んでいた | みらいマニアックス !

EVO主催者: 任天堂はSmash Brosイベント自体の差し止めを望んでいた

今週末に開催される格闘ゲームの祭典・EVO 2013にて、大乱闘スマッシュブラザーズDXはステージに戻ってくることになった。だがこれは、一般に思われているよりも、遥かに危険な状況だったのだそうだ。これはEVOの幹事であり創設者でもあるJoey Cuellar氏が、Live On Threeの最近の回で述べたものだ。

「任天堂は、ストリーム放送だけを中止させようとしていたのではありません。任天堂が止めようとしていたのはイベント自体であり、EVO 2013でのSmash Bros丸ごとだったのです。Smash Brosは任天堂のIPですので、彼らは好きなようにすることができます。イベントを開催することについて、彼らは何の対案も提示しませんでした。

交渉の結果、Smash Brosを種目に入れることを許可することについて、EVOは任天堂と合意することができた。だが試合をインターネットに放送することについては合意できなかった。

「これ以上粘るつもりはありません。Smash Brosは彼らのIPですから。自社のIPを保護するという任天堂の決定を尊重しますし、彼らの法務部門には完全に従うつもりです。

もちろんこの妥協は、Smash Brosの取り消しの発表に対する、格闘ゲーム・コミュニティの素早い反応があったためだ。Cuellar氏が語ったところでは、任天堂との最初の契約がなされた後、彼の側では特にそれ以上のアクションを取っておらず、Smash Brosの試合のストリーミングを許可するという任天堂の決定は、誰か他の人に対するものだった。

「そうさせてくれることについて、私たちは任天堂に非常に感謝しています。


NS: GameSpot  Xbox One policy changes will not affect 2014 release date for Asia

みらい的コメント:


例えばディズニーは、自社のIPのアイデンティティに極めてうるさい。

だがこれはそういったものとはちょっと違う、また別の問題だ。つまりコンテンツの利用におけるプレイヤー・コミュニティーの権利をどこまで許すのが適当か?という問題だと思う。

先日ご紹介したプレイ動画からの広告料徴収の件、さらに今回のEVO 2013の件からは、任天堂はコミュニティに対して基本的にはネガティブでありながらも、しかし現状を踏まえて距離を測りつつあるといった現状がうかがえる。