Xbox One: チップのプロセスルールは40nm | みらいマニアックス !

Xbox One: チップのプロセスルールは40nm

さらっと重大な記述が。

SteamrollerはGLOBALFOUNDRIESでの製造だが、KaveriはTSMCの28nmに切り替えたという話をした。実はこれが間違いで、なんとKaveriもオリジナルプランであるGLOBALFOUNDRIESの28nmプロセスでの製造のままだったのだ。

TSMCへの切り替えを検討(少なくとも工程と性能の見積もり)を行なったのは事実らしいが、結局TSMCへのスイッチは見送られたそうだ。その理由も今ではわかる。PS4とXbox OneがTSMCの28nmを使って製造するから(Xbox Oneは当初はTSMCの40nmを使うが、後追いで28nmに移行する模様)で、製造キャパシティーと物理設計の両面からギリギリだったということだろう。

Kaveriの製造をGLOBALFOUNDRIESからTSMCに振り替えると、物理設計の大幅な手戻りが発生するが、これを吸収できるだけの設計能力を、AMDは持ち合わせていなかったようだ。


NS: ASCII  Kaveriの年内出荷が怪しくなってきたAMDのロードマップ


みらい的コメント:


※欄でおしらせ頂いた記事。

元記事がASCIIかつライターが大原氏であり、単なる噂ではない。
真偽は不明ながら、これまでの奇妙だった点のいくつかとは関係性があるように思われる。

・AMDもMSも、Xbox OneのCPUの詳細については口を噤んでいる。
・熱処理。筐体やファンからは熱対策が強く意識されていることがわかる。熱が原因でGPUがクロックダウンされたとの噂もある。だが同じようなチップを使っているはずのPS4にはそのような噂がない。
・生産の遅れ。MSのチップの生産の遅れは度々リークされてきた。複数のファウンドリに生産を委託しているという話もあったが理由は不明となっていた。PS4にはそのような噂がない。

CPUコアがJaguarなのかBobcatなのかは不明だが、リークが正しければ、クロックダウンという形で性能への影響は既に生じているようだ。本体のコストやデザインへも、それなりに影響を与えているのかもしれない。