中国テンセントが、Unreal EngineやGoWのEpic Gamesを傘下に | みらいマニアックス !

中国テンセントが、Unreal EngineやGoWのEpic Gamesを傘下に

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中国のインターネット企業テンセントは、同社の最新の財務報告書によると、Unreal EngineのメーカーEpic Gamesの40%を3.3億ドルで取得した。

「小額」の投資は昨年6月に発表されており、テンセントはEpicのボードに二名の代表者を任命していた。この取引の支払額は公開されていない。

Tim Sweeney氏(Epic創設者)はPolygonに語った。

「2012年6月、テンセントはEpic Gamesに小額投資を行いました。テンセントはEpic株式の発行済株式の約48.4%を購入し、これは株式と従業員のストック·オプション両者を合計したEpicの資本の40%に相当します。

「この投資の一環として、テンセントから2名の代表がEpicのボードに加わりました。Epicが任命した取締役3名と2人のオブザーバへ加わることになります。テンセントという世界をリードするパートナーを持っていることに興奮しています。テンセントは中国市場へのユニークなアクセスをEpicに提供します。私たちは大手独立系開発者としての私たちの21年間の歴史から、次の章へ向かいます。

この取引の後で、知名度の高い数名のEpicスタッフが会社を去った。Gears of WarのデザイナーCliff Bleszinksi氏は10月から「大いに必要な休憩」に入り、プロデューサーRod Fergusson氏はIrrational Gamesに移り、Mike Capps氏は、昨年末に辞任した。


NS: Gamesindustry  Tencent paid $330m for 40% share in Epic Games


みらい的コメント:


テンセント(騰訊公司)は中国最大のインターネット企業で、オンラインゲームでもマーケットの3割と圧倒的なシェアを持つ。
買収も積極的に進めており、以前にActivision売却の噂の際にも名前が挙がっていた。

オンラインゲームでも競争は厳しく、また、ゲームの内容も高度な、カネと技術を要するものに次第に変わりつつある。そんな中で、Epic GamesのもつIPや技術や人脈、また欧米市場へのアクセスは、テンセントにとって魅力的だったのだろう。

米国一極中心から多極化へとうつり、コンソールとオンラインの境界が曖昧になっていく、そんな世界のゲームシーンが垣間見れるイベントだと思う。