宮本氏: NFCを使ったゲームを近く発表。ゲームパッド×2接続は当面なし
Polygonとのインタビューで、任天堂・宮本氏がWii Uの今後について語った。
「NFCはWii Uを持っている人は誰でも使える機能です。だから私たちは現在の優先順位をNFCに置いています。近い将来、Wii UでNFCを活用した皆が楽しめるようなゲームを、お見せできればいいと思っています。
「ゲームパッドを2つ接続する機能については、ゲームシステムという観点では、私たちはその機能のあるゲームを開発しています。たぶん将来的に、全員か大部分のユーザが2つのゲームパッドを持っている、そういった環境が近付いたならば、その時こそ2つのゲームパッドという機能をどうやって活用するかを考える時なのかもしれません。
「ニンテンドーダイレクト」放送で新たなプロジェクトを直接ユーザに明らかにするという任天堂の最近のやり方から、NFCのプロジェクトの発表をE3まで待つのかと尋ねたところ、宮本氏は答えた。
「これまではE3に向けて発表の多くをとっておき、このショウでそれらを発表していました。ここ数年でわかったのは、そういったことを発表する機会としては、もっと多くの方法、多くのタイミングがあるということです。
「だからE3で行う発表の内容について、今日は何もお約束できません。ですが思いますに、特に何が来るかについて私たちがより多くの定期的な発表を行っていく、今年はそういった年になるでしょう。また私たちの発表のどこかで、うまくいけばNFCについて何らかのおしらせができるでしょう。
NS: Polygon Nintendo's Miyamoto discusses Wii U's future dual GamePad and NFC support
みらい的コメント: 真っ先に思いつくのはオモチャとコンソールを連動させた遊び。 バンナムやディズニーといった版権元、タカラトミーやサンリオといった玩具メーカーとのコラボが捗りそうだ。より高い年齢層向けには、フィギュアとタブレットを組み合わせたボードゲームライクな新しい遊びも考えられる。 コアなゲーマにアピールしないことはほとんど確実だが、逆に幅広いライトなユーザに対しては、いろいろと魅力ある提案ができそうな機能だ。 こういったオモチャ的な切り口からアプローチは、競合するコンソールメーカーやタブレットメーカー、あるいは欧米のデベロッパ各社には馴染みの薄い領域だ。 もともとキッズ層に強いこともあり、この領域は任天堂の独壇場になるに違いない。 今後の展開が楽しみだ。 |