カプコン: ここ最近のゲームをWii Uにマルチすることはなさそう
最近のCapcomのゲームの移植作をWii Uのユーザがプレイすることはなさそうだ、同社は述べている。
2012年11月のロンチ以来、Activision、EA、Ubisoftらのパブリッシャは、Wii Uに知名度の高いタイトルをもたらした。これには以前にリリースされたAssassin's Creed 3、Call of Duty: Black Ops 2、Batman: Arkham City、Mass Effect 3等が含まれる。
だが米国カプコン社長のChristian Svensson氏は、同社が同じことを行う可能性は低いと述べている。
「Wii Uについて、概して私たちが考えているのは、非常に遅れてはいない移植作品は概してテーブルの上にないということです。」と、彼は公式カプコンのブログでファンに対して語っている。
NS: CVG Capcom: No 'late ports' planned for Wii U
みらい的コメント: リーズナブルな判断だと思う。 ロンチでのWii Uのタイレシオは1.2程度と全体としても低かったが、その小さなパイの大部分が任天堂タイトルに喰われた結果、3rdパーティのセールスは一段と低調だった。 国内のモンハン、北米のCoDの惨状に衝撃を受けた3rdパーティも少なくないに違いない。 既存タイトルの後発マルチでは戦えないという、ある意味で当たり前の結果が確認されたわけで、カプコンの判断はそれを受けた、理にかなったものだろう。 もちろん、カプコンがWii Uへのリリースを完全に諦めたわけではあるまい。 過去作を出さないのは、おそらくはWii Uに同社のエンジン(MT Framework)が対応していないことも理由の一つとなっている可能性がある。今後エンジンが対応すれば、PS3/Xboxとの同発マルチを発売していくのではないだろうか。 またMH3Gのように、Wii Uと3DSという任天堂系マルチが今後も展開されていく可能性もある。 任天堂コアなファンへの需要の一巡後、Wii Uが苦戦する可能性は小さくはない。ソニーが苦戦するVitaへの梃子入れとしてPS3とのマルチに力を入れているように、任天堂が同じことを試みると考えるのはありそうな話だ。 そしてもちろん完全新作の可能性も高い。 宮本神も宣っている通り、独占タイトルでなければWii Uはその価値を十全には発揮できない。 独占タイトルはWii Uの生命線なのだ。途方もない現ナマの山に賭けて、任天堂は必ずやWii Uの独占大作タイトルを開発するだろう。 それを開発するのがカプコンであってはいけない理由等、ほとんどないのだ。 |