Pachter氏: 誰もWii Uをサポートしようとしていない | みらいマニアックス !

Pachter氏: 誰もWii Uをサポートしようとしていない

Game Monetization Summitで、「比類なき」Michael Pachter氏(Wedbush Securities)がWii Uについて言及。


「Wii Uがどんな状態なのか、皆さんにも今やお分かりになっているでしょう。

(任天堂の)早期のロンチ支援にもかかわらず、誰もWii Uをサポートしようとはしていません。来年には、Wii U版が全てのゲームで発売されるとは思いません。次世代機が登場すればWii Uより良いものになると思うからです。

今年のWii U版のCall of Dutyは素晴らしいものです。オンラインでCall of Dutyをプレイする上での問題は、Wii Uでたった4人しかプレイしていないのであれば、それはちっとも楽しくはないということです。

Wii Uを買って「Call of Dutyをプレイするんだ!」と本気で思っている人は一人もいません。それは「Facebookはやめたよ、次はGoogle+だ!」と言っているようなものです。」


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みらい的コメント:

さすがパクたん!オレ達に言えない事を平然とry)

それはともかく。

別にPachter氏を擁護したいわけではないが、みらいの知る範囲で一応補足。

証券アナリストには「正確な」分析を行うことが求められる。
アナリストを名乗る以上、当然のことだ。

だが株屋の一員としては、それと同じか、たぶんそれ以上に、説得力のあるストーリーを語ることが求められる。学者ではないので、ロジックの一貫性とかエレガントな論理体系といったものは、彼らにとってそれほど重要ではない。大事なのは、今この瞬間に株を売ったり買ったりしたくなるような、説得力のあるストーリーがあるかどうかの方だ。

だからPachter氏がいきなりベア派に転向したからといって、それ自体を責めてもあまり意味はなかったりする。

もともとPachter氏はWii Uには強気派最右翼のアナリストだったが、彼がベア派に転向したことから見ると、通期決算に対して懐疑的な見方がマーケットに台頭している可能性がある。

こちらの方が問題だろう。


マーケットの見方がどうあれ、明日、Wii Uロンチ祭りの最後の幕が日本で上がる。
現世代コンソールの最後を飾る一大フィナーレだ。心して見守りたい。