DeNA： モバイルへの移行進展。海外は来季に売上倍増と黒字化を見込む

DeNAのQ2決算、課金好調で増収増益--モバコインの消費額が過去最高に

・売上収益は503億円（前年同期比45％増）、営業利益は204億円（同38％増）、四半期利益は201億円（同48％増）
・海外のMobageについては、第2四半期のモバコイン消費額が3000万ドルを超えた。（略）海外事業に関しては、第3四半期にモバコインの消費額2倍、第4四半期にも黒字化すると見込む。海外展開に関しては、審査なしでアプリマーケットにアプリを提供できるAndroidを優先。サービスの品質を向上させた上でiOSへの展開を図るとした。
・「スマートフォンではアプリが主流になるという論調があったが、Mobageは大部分がブラウザベース。引き続き拡大する。その一方でアプリの利用も拡大しており、そこは新たな成長機会ととらえる。双方ともにポテンシャルがある」
（http://japan.cnet.com/news/business/35024087/）


海外での論評：A record month for DeNA as virtual currency sales explode

・仮想通貨の販売が絶好調だったことにより、日本のソーシャル・ジャイアントDeNAは、前四半期の驚くべき成長を引き続き実現し、過去最高の売上高と対前年比で利益が向上したことを報告した。
・スマートフォンにおけるモバコインの消費が、9月にフィーチャーフォンでの売上を初めて超えたことには注目すべきだ。同社はスマートフォンへの移行が成功していると語っているが、これはその証となるものだ。
・海外でのモバコインの消費も、ゆっくりとではあるが拡大しつつあり、3ヶ月で3,000万ドルを売り上げた。韓国や中国本土で神撃のバハムートやFantasicaのような人気タイトルが発売されることで、DeNAは今後数か月間に着実に上昇するものと見込んでいる。

（http://www.gamasutra.com/view/news/180944/A_record_month_for_DeNA_as_virtual_currency_sales_explode.php）


みらい的コメント：

海外の巨人Zyngaがボロボロな状態なので、対照的にアジア勢の好調なニュースが目に付く展開。海外ニュースサイトで最も名前が挙がるのがGREE、次いでDeNA、Nexonあたりも時々登場する。
ちなみに米国で上場している中華系オンゲは結構多い（パーフェクトワールド、ザナイン他）し、サイズから言えばテンセントなんかもとても巨大なのだが、こちらはそれほど名前は挙がらないようだ。

投資先行だった海外が立ち上がってくると、国内各社にももう一段の伸びが期待できるし、和ゲーというものに再び注目を集めることにもなる。