MS: Windows 8系のロンチに巨額(15~18億ドル)の宣伝費用を投下
アナリストは、MSの巨大なロンチを"巨大なリスク"と呼んでいる。
MSはこの10月、まったく新しいエコシステムを立ち上げ、規模を拡大している。これはWindows 8、Windows RT、Windows Phone8、Surfaceタブレットを含むものだ。
これはAppleとGoogleのモバイルオペレーティングシステムによってますます支配されつつある市場で、MSが成功するためのチャンスだ。Rob Enderle氏(The Enderle Group)によると、この巨大なロンチはレドモンドの巨人にとっては「大きなリスク」だ。
「WindowsはMSの大黒柱の一つであり、すべての基礎なのです」とEnderle氏はフォーブスに語った。
MSは、このロンチに15~18億ドルを費やしているが、これはWindows 95のロンチに費やされた2億ドルとは比べものにならない程の巨額だ。
「このマーケティング活動のスケールは、大統領選挙以外では見られないほどのものです」とエンダール氏は付け加えた。
NS: Gamesindustry
http://www.gamesindustry..biz/articles/2012-10-12-microsoft-spending-more-than-USD1-5-billion-on-windows-8-rollout
みらい的コメント:
レッテルというのは恐ろしいもので、これほどWin 8の情報があふれていても、Windwos=オフィスにあるデスクトップ、Android/iOS=モバイル&リビングのタブレットという印象が抜けない。だからWin 8のタブレットには、ある種キメラ的な、キーボードのないノートPCというイメージを持ってしまう。
MSのアプローチには極めてMSらしいロジカルさを感じるが、PCであればともかく、WP8やSurfaceが成功するかといえば、その意味で疑問を感じてしまう。それこそAndroidタブレットの半額くらいのインパクトがないと、購入の候補になかなか挙がってこれないのではないか。
むしろいっそXboxのブランドを使ったほうが良かったかもしれない。例えば、Xbox-Surface(タブレット版Xbox)といった製品であれば、個人的には相当グッとくるのだが。