SCE吉田氏: Vitaへの参入3rdの少なさには驚いた。Vita独自の強みを訴えていく | みらいマニアックス !

SCE吉田氏: Vitaへの参入3rdの少なさには驚いた。Vita独自の強みを訴えていく

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PS Vitaはソニーが実現したかったようなサクセスストーリーではない。この携帯機の普及は世界的に遅れており、多くの3rdパーティは控え目なインストールベースのプラ​​ットフォームへの投資に気乗り薄だ。手の出しづらい300~350ドルという価格を加えれば、自己成就しつつある予言への要素は揃っている。

吉田氏(President, Sony Worldwide Studios)は、この携帯機への3rdパーティのサポートが不足していることに失望していると認めつつ、ゲーム開発に最適なハードであることをデベロッパに証明できる、とGamasutraに語った。

3rdパーティが参入していないことでPS Vitaがチャンスを逃していると思うかと尋ねられた際、吉田氏は「全くそうだと思います」と答えた。

「携帯機としては、非常に臨場感あふれるゲームを実現する上で、PS Vitaはベストなハードなのです。」

デベロッパの不安

PSのエグゼクティブのトップの一人として、当然ながら彼の意見には多少のバイアスがかかっている。だが彼は、Vitaへのデベロッパの不安は予想外だったとはっきりと認めた。

「私たちが驚き、残念に思ったことの一つは、ロンチ後に(参入を)決めた3rdパーティの数(が少なかったこと)でした。」
「今にして思えば、今日のパブリッシャには非常に多くのオプションがあって、数年前(そうあったであろう)のように、私たちの新しいプラットフォームを3rdパーティがサポートしてくれるのが当然というわけではなかったのです。

そしてソニーはある種の不意打ちを食らった。吉田氏によれば、Vitaのリリースに先立ってソニーは幅広いデベロッパへ手を伸ばしていたそうだが、このプラットフォームへのコミットをパブリッシャから得ることは明らかにできていなかった。

モバイルとソーシャルゲームもVitaの潜在力を侵食していたと吉田氏は言った。

「3rdパーティが持っているリソースは限られています。彼らは常に新しい分野にそれを割いていかねばなりません。我々が望む通りのサポートを得るのは難しい状況です。
「PS Vitaにより多くのコンテンツを確保するよう、3rdパーティの関係部門に全力で働きかけてきました。...わたしたちは、私達にはPS Vitaがあり、正しいハードウェアプラットフォームを持っていると確信しています。

ハードウェアに対するそれほどの自信にもかかわらず、Vitaはまだ市場での足場を固められていないと彼は述べた。

Vitaの定義

「PS Vitaとは何かを定義できるようになったとき」Vitaは魅力的なプラットフォームになるだろうと、吉田氏は述べた。Vitaのユーザが何を購入するのか、そしてどんな種類のゲームがこのプラットフォームに最適なのか、ソニーは3rdパーティに示す必要がある。その時、ソニーはこの携帯機へのサポートに、より多くのデベロッパを引き込むことができるようになるだろう。

「インストールベースが拡大し、何がこのプラットフォームで本当にうまくいくのかを、他と比較した上で明確にわかるようになれば、3rdパーティからのサポートを得ることがもっと容易になるでしょう」

そしてNaughty DogやSony Santa Monicaのようなソニーの1stパーティを持つワールドワイド·スタジオは、ほとんどの場合にデベロッパへの直接の支援を行ってはいないが、これは3rdパーティがこのプラットホームに関心をもってもらう上で重要な役割だ、と吉田氏は述べた。

「わたしたちは自分のコンテンツを作成しますが、それは3rdパーティの役に立つように、このプラットフォームの機能を伝えていくために使うことができます。」


NS: Gamasutra
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