AT＆T、Verizon、Time Warneがクラウド・ゲーミングに参入。年内にもトライアル

アメリカのケーブルテレビの巨人AT＆T、Verizon、Time Warnerは、ストリーム・ゲーミングへの新たな参入を準備している。加入者はこれによって、ケーブルテレビを通じて直接ゲームをプレイすることができるようになる。

ブルームバーグのリポートによれば、試験運用は今年の後半にも開始される予定であり、2013年には広範囲への展開を視野に入れているとのことだ。

これはZyngaスタイルのカジュアルなゲームの話ではない。通信キャリアが、コンソールに匹敵するトリプルAタイトルを提供することに非常に真剣であると考えられる。

ほとんどのプロバイダはおそらく専用のゲームパッドを提供するだろうが、ユーザがコントローラとしてスマートフォンを使用できるようになるという構想も検討されている。

コンソール・ゲームというビジネスモデルへの脅威の深刻さを過小評価すべきではない。米国ではケーブルテレビは事実上の標準だ。本来の性質から言って、ケーブルテレビはもともと高速でのデータ通信を行うために作られている。クラウドゲーミングが開花するためには理想的な環境だ。

消費者がケーブルテレビを通じてカジュアルゲームやトリプルAのゲームのどちらにもアクセスできるということになれば、専用ゲーム機に数百ドルを費やす理由はほとんどなくなってしまう。

またAT＆TやTime Warnerといった企業は、OnLiveのようなライバルが持ち得なかった強みを持っていることにも注意する必要がある。途方もない資金力だ。長期的な利益を得るためには短期的な損失に甘んじることなど、彼らにとっては日常茶飯事なのだ。


NS：MCV
http://www.mcvuk.com/news/read/us-cable-giants-prepare-console-challenge-with-streaming-games-push/0103414


みらい的コメント：

業界震撼（だよね？まだあんまりニュースになっていないけど）。
日本に例えれば、NTTとソフトバンクとバンナムがクラウドゲーミング・サービスを始めるようなものだから。