ソニー:ゲーム事業はPS3のソフト販売が牽引。通期で黒字は確保できる | みらいマニアックス !

ソニー:ゲーム事業はPS3のソフト販売が牽引。通期で黒字は確保できる

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ロイター報道。

ソニーのゲーム子会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス社長は20日、12年度のゲーム事業について、携帯ゲーム機の販売計画を下方修正したものの、据置型ゲーム機「プレイステーション3」がけん引して、同事業の黒字は達成できるとの見通しを示した。

(中略)ハウス社長は、携帯ゲーム機は業界全体の動向をみて下方修正したものの、プレステ3など据置型ゲームの累計販売台数は3月末で6390万台を超えており、4月以降も拡大していることから「ソフト販売に期待ができる」と強調。さらに、プレステ3のネットワーク接続率が80%に達していることも、ソフトの売上に貢献するとの見方を示した。

(中略)ハウス社長は「(モバイルとゲームの)カニバリゼーション(共食い)はないようにしている」と述べた。その上で、モバイルとゲームの融合については、スマホで遊べるプレイステーションソフト「プレイステーションモバイル」を10月3日から配信開始することで「いい戦略だと思って強化している」との認識を示した。


(http://jp.reuters.com/article/JP-game/idJPTYE88J05D20120920)


みらい的コメント:

「業界全体の動向をみて下方修正」って何だ。

FY11のゲーム事業は、売上高7,980億円、営業損益465億円(黒字)。
(http://www.phileweb.com/news/d-av/201105/26/28527.html)
FY12Q1の決算発表では、「主に、携帯型ハードウエアの年間販売台数の見通しを下方修正したことから、売上は5月時点の想定を大幅に下回る見込みです。前述の減収要因に加え、為替の悪影響もあり、営業利益は5月時点の想定を大幅に下回る見込みです。なお、前年度比では売上横ばい、大幅減益を見込んでいます。 」と言っている。
(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/12q1_sony.pdf)

つまりハウス社長はが言っているのはこういうことかと思われる。

・Vitaは不調だがPS3は好調
・PS3向けソフト、特にDL版、DLCやその他課金が伸びてVitaの穴を埋める
・FY12通期ではギリギリ黒字にはもっていく


ハウス社長のコメントにはそこはかとないギリギリ感が滲んでいるように思うが、一つ頑張っていただきたいものだ。

あと、提携先をキッチリ集めてきたPSMには、やはりそれなりに力を入れていた模様。ハードは集まりつつあるので、あとはソフトにどんなものが出てくるかは楽しみだ。