Facebook UK がリアルマネー・ギャンブルのサービスを開始

第一弾は「Bingo Friendzy」。開発はGamesys。

ゲームは18歳以上のUKのユーザーに向けたもの。今後すぐにSlots Friendzyがリリースされる予定。これが成功した場合、ソーシャル・ネットワーク上に、カジノスタイルのオンライ賭博ゲームが遠からず登場するものとみられる。

FacebookがUKをテストマーケティングの場としてしたことはなんら驚きではない。USにおいては、連邦法がオンライン賭博を遥かに面倒なオペレーションを課しているからだ。


NS： Gamesindustry
http://www.gamesindustry.biz/articles/2012-08-07-facebook-uk-launches-first-real-money-gambling-game


みらい的コメント

これまでずっと噂されてきた、Facebook＋Zyngaによるオンライン賭博市場への進出が大きく前進した。

Facebookは実名制で身元（年齢）確認もバッチリだし、Gamesysはネット賭博のオペレーターでもあり、客を保護しつつ利益を出すことについてノウハウが溜まっている。賭博は利潤が大きなビジネスだし、おそらく上手くいくことだろう。

次のような展開が予想される。

・低採算に喘いでいた欧米ソーシャルゲーム各社の利益率が改善する
・SNSのゲームにおいて、ギャンブルは重要な分野になる
・カジノスタイル以外のゲームも、リアルマネーでのギャンブル要素が導入される
・UK以外でも、オンライン賭博の規制が緩い各国に、順次サービスが横展開されていく
・本命はUS。USではオンライン賭博は（原則的には）合法とされている


また国内の関係各社も参入の準備を急いでいることだろう。

・最近GREEはロンドンに「戦略的に重要な」オフィスを開設した。オンライン賭博への進出を狙った線が濃厚ではないか
・もともと日本にはパチやスロというオンライン賭博に極めて適したソリューションがある。この線での最右翼はもちろんセガ・サミー。GamesComへの不参加をギリギリで撤回しているが、関係あるかも

ゲーム業界的にはかなり熱いニュースの一つなのではないだろうか？
ざっと見る感じ、ニュースサイトなんかでは、なぜかあまり取り上げられてないっぽいが。

むむ？