Zynga: ディスクロージャー不正の疑いが浮上 | みらいマニアックス !

Zynga: ディスクロージャー不正の疑いが浮上

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前のエントリ「Zynga IR: 四半期赤字に転落。株価は34%下落に」でZyngaの決算がイマイチだったとのニュースをご紹介したが、今度は暴落直前に幹部がそろって自社株を売り抜けていたことが発覚

Zyngaが決算を発表する何週間か前にMarc Pincus氏(CEO)、John Schappert氏(COO)、CFODavid Wehner氏(CFO)は、所有する株式を$12近辺で売却していた。なお株価は現在$3にまで暴落している。
(http://www.vg247.com/2012/07/27/zynga-insider-stock-sales-raise-wall-street-eyebrows/)

更にディスクロージャー不正があった疑いも浮上。早速追求の火の手が上がっている

いくつかの法律事務がソーシャルゲーミングの巨人Zyngaの調査に取り掛かっている。これはZyngaが株価の暴落につながるような業務上の「実質的に不利な事実」を開示しなかったのではないか、という疑惑だ。
(http://www.computerandvideogames.com/360528/zynga-under-investigation-following-share-price-crash/)

GamesindustryもZyngaについての論評でバッサリ

「厳しい証拠は、Zyngaがゲーム業界のリーダ足り得ないことを明らかにした。
「Zyngaの象徴的なFacebookとの関係は崩壊寸前。そこからの二つの出口、新製品の投入とモバイル企業の買収は、どちらも成功していない。
「Zyngaは過去最高のユーザを獲得したといっている。だが肝心の課金の段階でユーザを失ってしまうのでは、(膨大なユーザベースは)役に立たないというより、むしろジャマだと言ったほうがいい。
(http://www.gamesindustry.biz/articles/2012-07-27-no-respite-in-zyngas-decline)


いやはや、フルボッコである

もともとZyngaはブラックな社風が業界でも知られていた企業であった。

肝心のゲームがみな二番煎じだったりするのもそうだが、社内の空気がイマイチ悪く、社員の間に会社への怨嗟の声が蔓延していた(そういう記事が、過去にもパラパラ見られた)。しかもファウンダー級がそろいもそろって暴落前に株を売り抜けるとは、正に言語道断だ。「この会社はゴミ」と持ち主自身が公言しているようなものだろう。

志の高い会社であれば、別にフルボッコにされようが株が暴落しようが、ぶっちゃけ大して痛くはない。そういう会社は必ずまた立ち上がってくるからだ。だがそうでない場合は・・・Zyngaは本当にもうダメかも分からんね。