3DS LL: Eurogamerによるレビュー | みらいマニアックス !

3DS LL: Eurogamerによるレビュー

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多少長いので、最も重要なポイントであるスクリーンに絞って内容をサマリー。

解像度は400×240(両目それぞれに対して)であり、個々のピクセルのサイズは大きめ。アンチエイリアスがかかっていないことが目に付いてしまうし、ジャギーが多いことがゲーム中にとても気になる。

大きくなったスクリーンでのプレイ感覚は別モノ。ビジュアルが活き活きとする余地を増やしており、Super Mario 3D Landや、The Legend of Zelda: Ocarina of Time 3Dのようなタイトルのすばらしいクオリティを一層引き立てる。

3D視のしにくさは改善されていない。視点をわずかでもずらすと3Dが見えなくなり、萎えさせられるような二重イメージのバンディング(濃淡の縞)効果が生じる。画面の拡大によってスウィートスポット(3Dがはっきり見える視点)が大きくなりこの欠点がなくなるものと予想していたが、そうはなっていない。わずかに視点を動かすだけで3Dは見えなくなってしまう。(水平方向で動かした場合。垂直方向であればこの制約は若干ゆるい)

形状や持ちやすさは改善されており、データの移行は残念な感じだという点を他にも挙げつつ、既に3DSを持っているなら購入の必要ないが、3DSを持っていないのなら良いオプションになる、とEurogamerは結論している。


NS: Eurogamer
http://www.eurogamer.net/articles/df-hardware-nintendo-3ds-xl-review


みらい的コメント

3DS LLが一家の二台目需要を狙っているのは明らかだが、Eurogamerのレビューもこのことを裏付けているように思われる。

3DSの視野角が改善されていないのはがっかり。だが画面写真を見ると、ジャギーが目立つタイトルも目立たないタイトルもあり、ドットの大きさも気になるほどではないように見える。ジャギーよりも画面が拡大されたメリットの方が大きいのではないか。

個人的な体験だが、MH3Gをプレイした際に最も残念だったのは、画面サイズがPSPよりずっと小さかったため、まるで小さな穴を通じて向こう側を覗き込んでいるようなプレイ感覚だったことだ。だが新しいLLの画面サイズは縦63.72mm×横106.2mmで、PSPの縦53.5mm × 横95.2mmより大きく、Vitaの縦62.2mm×横110.7mmにも近い。これならばMH4もより自然な感覚でプレイすることができるような気がする。もっともスクリーンは人によって合う/合わないがあるのものだけに、デモ機が店頭にくるのを待って確認するが一番なのかもしれない。個人的にはLLのスクリーンサイズをそのまま3DSの筐体サイズに収めてくれると最高だったと今でも思うが。

GameReactorのレビュー動画もついでに紹介。



3DSと比較すると、3DSLLは単体で見たとき以上に画面が大きく見え、一昔前の小型のネットブックみたいな大きさに感じる。

GameReactorは感触について多く述べ、なかなか高く評価している。触ったときの柔らかい感じ、指紋が付き難い表面加工、手が痛くならないよう角が丸められている点等だ。
ちょっと驚くことに、このレビュアも3DSLLを軽く、3DSとほとんど同じように感じると述べている。物理的な重さの違いは明らかなので、おそらくは重心が工夫されているのだろう。