ソニーIR: 2011年度株主総会 | みらいマニアックス !

ソニーIR: 2011年度株主総会

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ゲーム関係の議事を抜粋:

「エンターテインメント事業(略)は安定している。

「デジタルイメージング、ゲーム、モバイルを重点事業として、投資を集中する。(略)27年度で売上高の約70%、営業利益の85%の創出を目指す。
「ゲームは圧倒的エンターテインメント体験を提供する。確実な利益をあげていく。サービスを確実に実行する。特に(ゲーム機の)『PS3』は収穫期にある。昨年発売した(携帯ゲーム機の)『PSヴィータ』、新興国でまだまだ需要のある『PSP』で確実に収益を上げる。ネットワーク環境を拡大し、魅力的なサービスを提供。14年度は11年度の3倍の増収を見込む」

「プレイステーションモバイルの対応端末を拡大、収益拡大につなげる。モバイル事業で重要なのは、100%子会社のソニーモバイルコミュニケーションをどう活用するか。スマホは成長が見込まれ、通信速度の高速化が進み、ネットワークのクラウド化が進めば、その重要性は増す。完全なグループの一員となったことで、ソニーが持つゲームなどの資産や独自技術を活用し、事業の拡大を図っていく」


NS: Sankeibiz 【株主総会ライブ】ソニー
(http://www.sankeibiz.jp/business/news/120627/bsb1206271127004-n1.htm)


みらい的コメント

上のコメントは以前のエントリ「ソニーの戦略:SEN/PSNをコア事業に位置づけ」4月12日の経営方針説明会の内容と特に大きく変わるところはなく、特に新鮮味はない。たが高い目標に対して現実は厳しく、最大のマーケット北米が全体的に低調、1,000万台の販売目標としたVitaはあいかわらずの低空飛行といった状況をどうするのだろうか?

これまではあまり出てこなかった「プレイステーションモバイルの対応端末」という言葉が今回結構登場してており、わりとホットなキーワードのようだ。HTCを引っ張り込んだのは大きかったが、まだまだこれからだ。少なくとも、PSNとSENのコンテンツの統合くらいは早期に実現してくれないと、PSM対応のスマートフォンをわざわざ買う理由はほとんど見出せないだろう。

Sankeibizの記録を見る限り、これらの点についてのあまり突っ込んだ質問はなかった模様だ。株主総会なので、むしろストリンガー卿ら旧経営陣に対する糾弾が多かったようだ。これだけ株価が下がれば吊るし上げたくなるのも全く無理がないと思うが。