Fils-Aime氏がボヤく。ゲーマーの要求にはキリがない。良さを分かってもくれない | みらいマニアックス !

Fils-Aime氏がボヤく。ゲーマーの要求にはキリがない。良さを分かってもくれない

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「すごく嬉しくもあり、逆にものすごく悩ませられることの一つは、任天堂のファンもそうですが、もっと幅広いゲーマー層(gaming community)は、なにか情報を発表するといつも「ありがとう、で、次は?」「ありがとう、他にはないの?」といった見方をすることです。ええ、きりがありませんね。

この驚くべき告白は、NoAのボスReggie Fils-Aime氏が、E3カンファレンスのあとで、ゲーマーからまたしても批判を浴びた後で漏らしたものだ。Fils-Aime氏はKotakuのインタビューでボヤいている。

「もう何年もの間、ゲーマー層は「ピクミンはどうした?ピクミンはどうした? ピクミンはどうした?」と言ってきました。わたしたちはピクミンを出しました。そうしたら彼らは言うわけです。「で、他にはないの?」と。何年もの間彼らは言ってきたのですよ。「バカだなレジー、(Wii Uを)ロンチするなら、マリオをいっしょに出さなくちゃ」と。それでわたしたちはマリオをロンチにあわせました。そしたら彼らはまた言うのです「それで、他には何があるの?」と。

「皆さんは言うわけです。「わかる?スマッシュブラザーズだけじゃなくて、任天堂にはすばらしいフランチャイズがあるじゃない。このフランチャイズを活用しないってことはあり得ないよ!」と。で、わたしたちはNintendo Landを作りました。皆さんは「がっかりだ。もっと出してよ」と言うのです。だからこれはなかなかの難題なのですよ。

「それは一つには、ファンの皆さんがわたしたち任天堂に天才的な何かを期待しているためだと思います。そういった方はNintendogsやBrain AgeやWii Sportsを当たり前だと思っているのです(これらはみなロンチタイトルというわけではありませんが)。任天堂はブームをつくるヒットメーカーなのだと。わたしたちがコンソールをロンチするときには、皆さんも、そしてわたし自身も、どこかでみたことがあるような感じではなく、革命的な感じ、衝撃的なアイディアのソフトウェアを期待してしまうのです。

「(E3の反応は)理解できたかどうかは問題ではないでしょう。皆さんは、わたしたちがお見せしたものを理解してくれたと思います。ゲーマーとして、(Wii Uが)自分のためのコンソールなのか、自分がわくわくできるものなのか、ということが問われているのです。Wii Fitはそのような反応を得られませんでした。世界中4,300万本も売れましたし、大ブームになったのですが

「だからわたしは思うのです。ゲーマー層は、ブームを巻き起こすようなものと「がっかり」を見分けることができないのだ、と。

Fils-Aime氏はもちろん正しい。それにも関らず、任天堂が伝統的なコアなファンをなだめるということから離れようとしている今、このコメントは実に驚くべきものだろう。


追記:

Kotakuの元記事には、MCVが省略した最後のやり取りが掲載されていることを確認した。
全体のニュアンスが多少変わるのでこのやりとりを追記。

記者「(ゲーマーが)プレイするまで?
Fils-Aime氏「(ゲーマーが)プレイするまで。実際にやってみるまで。彼らの友達や、ゲーマー以外の知り合いに「ねえ、アレ見たことある?」と聞かれるまで。


NS: Kotaku via MCV
http://www.mcvuk.com/news/read/reggie-fils-aime-nintendo-fans-insatiable-always-want-more/098457
http://kotaku.com/5920572/the-trouble-with-the-never+satisfied-gamer