Molyneux氏:Xboxチームはまるで取り憑かれたようにソニーに注目している | みらいマニアックス !

Molyneux氏:Xboxチームはまるで取り憑かれたようにソニーに注目している

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MS出身、また元Lionheadのリーダー、Peter Molyneux氏インタビュー。

ソニー:
ソニーにとって1stスタジオは生命線だが、業績不振が問題だ、とMolyneux氏は考えている。

「ソニーはいつも非常に強いFirst Personのラインアップを揃えていました。これは実にスマートなやりかただと思います。またソニーには良い開発者がいます。きわめて才能のある開発者が何人もいます。私はいつも思うのですが、もしもソニーが彼らの1stパーティデベロッパに倍賭けして斬新でクリエイティブなことをする余裕を与えれば、次世代プラットフォームにであればことさらに、帽子からもっとずっと多くのウサギを引っ張り出せるのじゃないでしょうか。

「私はソニーについて懸念しているのは、会社全体が苦境にあり、またコスト削減圧力がきついことです。それ(次世代機開発)を行う力があるかを懸念しています。個人的な懸念にすぎないのかもしれませんが、わたしには、ソニーがハードの点でどこに向かっているのかますますわからなくなっています。ソニーにはMoveがありましたが、Wiiのようにマーケットに早く登場させず、Kinectのように独創性でもありませんでした。ソニーはこの(モーションコントロールの)レースではビリですね。昨年の記者会見ではいつも、ソニーが巨大な帽子からこの魔法のウサギを引っぱり出して、世界の皆さん!あなたは本当に何が起こっているのか気づいていませんよ!と言うのじゃないかと思っていました。私はソニーについて心配しています。


MSについて:
MSのカンファについて、Molyneux氏は次のように述べている。

「(Halo等の)デモに焦点を当てることにしたのは、非常に賢明だと思いました。そして実際、EAが「10のデベロッパからの10の素晴らしいデモをご覧ください」言ったのを考えると、MSにも同じことが言えるかもしれません。Kinectのタイトルは、昨年より少なくなったと感じました。これには私は驚いたし、少しショックでした。

「私はMSがデモしたSmartGlassが好きですが、完全には理解できていません。もっと多くの例を見たかったですね。SmartGlassは重要なものだったように聞こえましtが、MSがアップルをサポートしたからです。本当に短かったと思います。ナイキのフィットネスもいいですね。カンファはいいものだったと思います。いつものように、本物のプロの仕事でした。一秒も過不足なしで終わりましたし。ですが、体系だってこの先数年について、何がわかったでしょう?何も分かりません。それはほとんど私の心に石の壁を描きました。MSは息を潜めて、何か他の事を待っていたように思われますね。


次世代プラットホームについて:

「次世代は技術革新の新しい波をもたらしてほしいと思います。もしコンソールでそれが行われない場合、イノベーションを望む人々は他のフォーマットに移ってしまうでしょう。PCを見てください。PCゲームの復活は信じられないほどです。今もたくさんのイノベーションが起こっています。...これはMSのカンファのもうひとつの面だ思います。MSがWindowsプラットフォームをあまりに軽視していることに、いつもショックを受けています。Windows 8についての話は全然ありません。少なくともある程度のプレイができる、何億ものインストールベースがあるのです。メトロインタフェースであればさらにゲームにむいていますが、それについては話が全くないのです。


ちなみにMolyneux氏によれば、MSのXboxチームは常にソニーに「執拗に」注目しているそうだ。それも「そう、ものすごく。取り憑かれたようにです」、と。


NS: Gamesindustry
http://www.gamesindustry.biz/articles/2012-06-12-xbox-team-looks-obsessively-at-sony-says-molyneux