PS Vitaの機能詳細:Near, Party, LiveArea そしてActivity | みらいマニアックス !

PS Vitaの機能詳細:Near, Party, LiveArea そしてActivity

ソニーがPS Vitaの詳細の一部を発表した。
以下は、Phil Rogers氏(Sony Europe manager of R&D)のコメント。

Near
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Nearは3DSのスポットパスに似た、ロケーションベースのプレゼント(ギフト)の機能だ。

「Nearはユーザが互いを見出せるようにします。Nearを使えばユーザはギフトを誰かのために置いておくことができるし、みんながプレイしているゲームについてのもっとよく知ることができます。
「ユーザは自分の知り合いのユーザがどこにいるかがわかりますし、そのユーザが最近プレイした5つのゲームや、贈り物として登録したギフトを知ることができます。
「これはかなりクールな仕組みです。他のユーザが聞いたこともないようなゲームを広めることができますし、逆にどんなゲームが人気があり、他のユーザがどう評価しているか見ることができます。

3DSとは違い、Nearのギフトはひとところにとどまってはおらず、ユーザが日々移動するところにに付いてくる。Nearはゲーム毎に100KBのボックスを用意している。ボックスの容量は100KBまで、多くのギフトを入れておくことができる。

「ユーザAがある日、場所#1~場所#10を訪れたとしましょう。家に帰ると、ユーザAが訪れた10の場所はサーバ同期によりNearサーバーにアップロードされます。
「次にユーザBがやってきて同じように移動します。途中、ユーザBはユーザAの5番目のポイントを通過します。そうするとユーザA・Bは互いが落としたギフトを獲得できるようになるのです。このギフトの情報はNearを使ったアプリケーションに取り込まれ、ゲーム内でそのギフトを拾ったことになります。

ユーザは、自分のギフトがどのくらい多くのユーザに拾われたかを知ることもできるし、自分の日々の移動エリアからの相対距離でどのくらいのギフトがあるのか、あとどのくらい有効なのかを見ることもできる。また誰がギフトに近づいているか、拾う可能性がどのくらいあるかを確認することも可能だ。100人に1人程度しか見つけることができないような、レアなアイテムもあるだろう。

ギフトはただのアイテムではない。ユーザは「ギフトに挑戦」を行うこともできる。Wipeoutで他のプレイヤ、それも何かの賞品アイテムを成功者に贈呈してくれる人に挑戦する、という例をRogers氏は挙げた。「プレイヤーはレアな船を見つけることもあるし、それを落として、Nearをつかう他のユーザがみつけることもあるでしょう」ギフトの送り主にメールを送る機能があるので、それでお礼をいうこともできるそうだ。


Party

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Rogers氏によると、Party機能はフレンドとゲームについて突っ込んだ話しをしたり、きままに会話したり、一緒に遊んだりするのに最高の機能」なのだそうだ。

Xbox Liveのように、Partyはプラットフォーム全体が範囲となっている。ユーザとフレンド3名はPartyとなり、各自がVitaで何か別のことをしていても常につながっている状態となる。Rogers氏は言う。
「ユーザはプレイしているゲームが違っていても、チャットしたりや会話をすることができます。つまりクロスゲーム・ボイスチャットです。Vitaはこの機能を備えています」

ユーザがゲームを立ち上げると、そこにいるPartyのフレンドはボタン一つでゲームに参加することができる。「ユーザは、ゲームやジャンルでいくつものPartyを組むことができます。例えばFPSのPartyを組み、会話したりゲームをプレイしたりすることができます。
「Partyの会話は上書くこともできます。例えばユーザがゲームで自分のチームの通信を聞いている場合、Partyの会話を消してしまうこともできます。

Partyはフレンドリストとも連動するが、全てのゲームが自動的に含まれるわけではない。「リストに入れるゲームは選んでいただくことができます」とRoger氏。


LiveAareaとActivity

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「LiveAareaはつまり、どこでVitaを立ち上げるかということなのです」とRoger氏。

LiveAareaには、インデックス・ライブ・ゲームの3つのモードがある。
トップにはコンテンツゾーンがある。ゲームの開始はここから行う。「全てのゲームをここから始める発着場」なのだ。その下にはコミュニケーションゾーンがあり、「他のユーザのActivityにコメントしたり、メッセージを送ることができる」

「Activityでは、ゲームの進み具合が表示されます。いくつかのActivityがコミュニケーションゾーンに表示されますが、それは例えばトロフィーとか評価のようなものになるでしょう。「これはユーザのモチベーションを高め、facebookにに似たスタイルで他のユーザにコメントをつけることができます」とRogers氏。

LiveAareaはパブリッシャやデベロッパがアップデートすることができる。ゲームは出荷時点では、標準のLiveAareaがゲームカードに焼かれているだけだ。このスタンダード、アップデートで別のデータを入れることで、ユーザに応じたカスタマイズが可能だ。

パブリッシャはまた、LiveAareaのフロントページに画像を表示したり、ロゴの下部にアナウンスを表示するデータを配信することもできる。「これはダウンロードコンテンツ(DLC)をプロモーションするのによいでしょう。新しいレベルが表示されるので、ユーザはそこをクリックしてストアに入るのです」とRoger氏。

Rogers氏はパブリッシャに対し、この機能はユーザをうんざりさせないように上手に使って欲しいと述べた。

LiveAareaの位置情報機能を使うことで、パブリッシャ(やデベロッパ)は、3GタイプにあるGPSか、携帯の基地局情報からの三角測量によってVitaを追跡することができる。「Skyhookと提携することで、ユーザの周りにあるWifiアクセスポイントからの情報で、ユーザがどこにいるか大よその位置を把握することができます。これはWifi専用モデルの場合であっても同様なのです」

今後デベロッパがこれれの機能をどのように使っていくか、ソニー自身も把握していないようだ。その点はRoger氏も認めて「イノベーションをいつても歓迎します」とコメントしている。


NS:eurogamer
http://www.eurogamer.net/articles/2011-07-25-sony-details-ps-vitas-online-modes




オフィシャルトレイラー@E3


PS Vita - A social gaming revolution