2009年12月8日 | 賽德克巴莱 セデックバレ

2009年12月8日

賽德克巴莱 セデックバレ
この作品の撮影セットの建設作業はまるで町つくりのように行われている。その中に、一番大きな規模を持つ撮影セットは学校、駐在所、神社及び色んな店などのセットを含める霧社街だ。現在進行中の作業には塗装職人が参加してから、一部の建物の外壁は仕上げ段階に入った。そして、一見普通の木造の建物は次第に本物の日本式建築に変身する。その他、ガーデニングをも着手する。まず、少量の植物を植えて石の歩道を敷いた。石の歩道を完成してからは小さい植物を植えようとする。それは、植物を傷つけないための配慮である。

建設作業の進捗について、霧社街撮影セットは馬赫坡撮影セットより少し遅れた。なぜなら、霧社街撮影セットには駐在所や公学校など重要なロケセットがあるため、堅実な施工が行われた。それに、屋根に瓦を使用する2階建ての建物は何軒があって建設作業の難度が上がった。施工へのこだわりは作業のペースを遅らせたが、今までは計画通りに作業を進めていた。来年一月になる前に撮影セットが無事に完成されると思う。

霧社街撮影セットと馬赫坡撮影セットとの最大の違いは実用性だ。今後作品の製作予算がきつくとなる場合、現代人の生活に必要とする生条件を満たせる形で作り上げる霧社街セットは、現場で働くスタッフの宿泊場所として使われる。寝袋さえあれば、スタッフは好みのセットを選び、あそこに一晩を過ごせられる。そうすると、コスト削減にもつながる。大変そうに見えるが、往復の時間が短縮して多くの睡眠時間が確保できる点について、スタッフにとっては良い話かもしれない。