二刀流、もう漫画の世界
ダルビッシュが復帰登板していましたが、投球内容がとてもパワーアップしていました。
全部を見たわけではありませんが、積極的にストレート系を投げているように感じました。それだけ自分のストレートに自信があるのかもしれません。手術前とは別のタイプの投手になったように映ります。
一目瞭然、彼の体は、以前と違い、鎧をつけたように大きくなりました。普通投手は余分な筋力をつけると邪魔になって腕が振れないということもよく言われますが、今の彼にはそれには当てはまりません。
体を大きくするとしても、相当に綿密に計算した中でのトレーニングをしたのでしょうね。もちろんそこには、彼の尋常ではない普段の節制とストイックさがあってでしょう。それは彼の野球へのコメントが、年々求道者への色を濃くしているところかも伺えます。
ところで、昨日のハムは大谷君が投手としてDHなしでの先発でした。(初めてかどうかわかりませんが)打順は六番。このレベルの高いプロの世界で、私の知る限り記憶にはありません。
投手として一人の打者を抑えることに、まともな仕事も出来なかった人間としては、これはもう漫画の世界です。
実際に投げては抑え、打っては3安打。もう高校野球です。
今は大学野球でもほとんど見ないんじゃないかな。。。
それだけの規格外の選手です。
でも見ていて面白いですね。私が子供だったら、多分ワクワクする選手だったでしょう。そして、これから同じように二刀流をする選手が増えてくるかもしれません。確かにレベルが上がる中で投手と野手の両方をやることは、相当にしんどいです。
しかしこのようにこれまでの常識を破ることで、選手の能力を更に上げていくかもしれません。
大谷君も今は、その過程の中で、彼が未知の世界でやっているわけで今後はわかりませんが、プロ野球ですから、我々を驚かすような業をこれからも見せて欲しいものです。
おそらく今のプロ野球で、予告先発で一番人が集まりそうなのは、大谷君かもしれませんね。まさにこれがスポーツ興行の本質であり、選手の価値のバロメータです。
危惧するのは、くれぐれも怪我をしないように気をつけてもらいたいこと。
近い将来、メジャーでの挑戦も見たいですね。