2016.10.5 第71回国民体育大会 第4日(3位決定戦) 滋賀県戦・試合開始前、整列

 

 

 

さあ、いよいよ第71回国民体育大会(いわて国体)・バレーボール競技も、今日が最終日です。

 

昨日、女王久光に敗れて決勝進出を逃した岡山県代表の岡山シーガルズは、今日の最終日は、滋賀県代表の東レアローズ3位決定戦を行いました。

 

今大会での国体3連覇は逃したものの、来年の愛媛国体に向けての布石として、ここは何とか東レを撃破し、3位で終えておきたいところです。

 

その最終戦となった3位決定戦の結果は、後記のとおりでした。



なお、今国体の全試合の結果は、下記記事にメモしていっています。

「第71回国民体育大会・バレーボール競技(成年女子) 全試合結果」
http://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12205532637.html




【公式サイト】

(いわて国体公式サイト)
http://www.iwate2016.jp/kokutai
http://www.iwate2016.jp/kokutai/seishiki
(一関市実行委員会サイト)
http://www.city.ichinoseki.iwate.jp/kokutai/
http://www.city.ichinoseki.iwate.jp/kokutai/compe/index.html#valleyball
(観戦ガイドブック)
http://www.iwate2016.jp/kokutai/guidebook
(JVAサイト)
http://www.jva.or.jp/index.php/domestic/2016/kokutai/outline




第71回国民体育大会・バレーボール競技(成年女子) 第4日(最終日)
2016年10月5日(水)
千厩体育館

岡山県(岡山シーガルズ) 0-3 滋賀県(東レアローズ)
第1セット 16-25
第2セット 22-25
第3セット 22-25

 

シーガルズ、敗れました。

 

この試合もまた、非常に残念でした。

 

これで岡山県代表の岡山シーガルズは、今年の国体は、最終4位で終えることとなりました。

 

 

「全試合結果」の記事にも書きましたが(http://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12205532637.html)、今日は、まさに疲れが出てしまったという感じの試合になりましたね。

 

負け試合でしたが、一応試合を振り返ってみますと、今日は、滋賀県代表の東レが元気溌剌、気力十分という感じで試合に入ったのに対して、シーガルズは、特に試合前半は、少しチグハグで思うように動けないというような感じでした。

 

先発は、昨日の基本的なメンバーから少し変わって、萌選手、林選手、居村選手、川島選手、宮下選手、金田選手の各選手で入りましたが、試合冒頭から東レの勢いのある攻撃に対応できず、いきなり7連続失点で、0-7と大きくリードを許す展開となりました(その間、0-5の場面で1回目のTO)。

 

その後、このセットは、萌選手に代わって川畑選手が入られ、その川畑選手のアタックや林選手のストレート、川島選手のCワイドなどで追い上げをはかりましたが、少し差を詰めればまた離されることの繰り返しとなり、さらにその後、金田選手に代わって大升選手、居村選手に代わって高野選手、宮下選手に代わって宇賀神選手が入られるなどし、新たしく入られた選手がそれぞれに得点を重ねましたが、結局、このセットは、序盤の7失点が響いて、16-25の大差で奪われる結果となりました。

 

 

第2セット(高野選手と川畑選手を残す形で入りました)は、気持ちを切り替えて、セットを奪い返してもらいたいと期待しましたが、やはりこのセットもまだまだしっくりこない感じで、序盤から東レにリードを許す展開となり、セット序盤で1-7、セット終盤には、14-23の9点差まで広げられてしまいました。

 

今日の試合は、シーガルズとしては、ここまでは、大変チグハグで、試合にならなかったというような感じでしたね。

 

また、いつも東レの試合では感じるのですが、東レはいつもよく研究し、準備が整っていると感心しますね。

 

想像するに、東レは、毎試合次の対戦相手の対策が十分に練られており、またそれに即座に対応することのできる選手の皆さんも立派ですが、ブロックとレシーブの位置取りが確かで、いつものシーガルズの攻撃は、狙ったところには常に人がいるという感じで、ことごとく拾われ、なかなか決まらないというような試合展開でした。

 

 

しかし、この圧倒的劣勢の14-23の場面から、シーガルズの選手の皆さんがようやくリズムに乗り始められました。

 

ここから、川島選手のブロック(15-23、写真が不鮮明ですが、川島選手ではなかったかと思います)、大升選手の巧いブロックアウト(16-23)、再び川島選手の鉄壁ブロック(17-23)、東レのTOを経て、大升選手のアタック(18-23、ブロックされたボールが相手コートにイン)、萌選手のサーブアウトを挟んで(18-24)、川島選手のクイック(19-24)、大升選手の巧いソフトタッチのブロックイン(20-24)、川島選手のサービスエース(21-24)、大升選手のブロック吸い込みと(22-24)、もの凄い勢いで得点を重ね、22-24のギリギリのところまで東レを追い詰めることに成功しました。

 

この場面での猛烈な追い上げは、見事でしたね。

 

何せ、東レが1点取る間に(それもこちらのミスによる得点でした)、シーガルズは、8点取ったのですから、凄かったです。

 

ひょっとしたら、このセットは、このまま逆転することができるんじゃないかと思えるような凄まじい猛追でした。

 

しかし、ここで東レが2回目のTOを取り、このTO明け後、堀川選手の痛烈なクロスで25点目を挙げられ、このセットも逆転するまでには至りませんでした。

 

 

そして、第3セットは、いい勝負になりました。

 

このセットは、互いに点を取り合う展開となりましたが、シーガルズは守備に粘りが出るとともに、川島選手の短いクイック、林選手の中央に切れ込んでのアタックやライトからのストレート、大升選手の豪快クロス、宮下選手のブロック、高野選手のコートをよく見た冷静なフェイント、金田選手のブロック、金田選手の豪快クロスなど良く決まり、セット中盤には、13-8、14-9と5点差をつける展開となりました。

 

シーガルズは、それまで割とワイドで勝負しようとしていたものを、このあたりからセンター付近での攻撃にシフトした印象はありましたね。それがよく効きました。

 

ところが、ここから再び東レが追い上げにかかり、ジワジワと点差を詰められ、19-19でついに同点に追いつかれ、そしてそのまま22-22まで同点で進んだのですが、そこから東レの杉原選手のライトからのストレート、そして、東レ1番の選手(中島未来選手ではないかと思うのですが)のサービスエース(これが大きなダメージになりました)で一気にマッチポイントを握られ、最後は杉原選手に豪快クロスを決められ、このセットも、22-25で取られる結果となったのでした。

 

 

このような経過で、今日は宿敵東レにストレート負けを喫しましたが、シーガルズとしますと、第2セット終盤からの躍動したプレーが最初からできておれば、また違った展開になったのではなかったかと思いますね。

 

あと、今大会を通じて散見されたこととして、経験値の問題が大きいとは思いますが、ここぞというところでのミスが何度か見られ、これが結果として大きく響くことがあったと思いました。その点は、今後の課題ではなかったかと思いますね。

 

 

 

とはいえ、選手の皆さんは、若手選手主体のチームでよく頑張ってくださったと思います。

 

大変、お疲れさまでした。

 

特に、あの独特の雰囲気に包まれた宮城県代表チームとの準々決勝で見せられた大逆転劇、さらには負けはしたものの、昨日の久光戦での気迫あふれるプレーには、感動させて頂きました。

 

今月末のリーグ開幕まで余り時間はありませんが、ぜひしっかりと調整して、また楽しいバレーを見せて頂きたいです。

 

プレミアリーグでは、各チームこれからまだ外国人選手が加わったりしますので、シーガルズは毎回全く気の抜けない厳しい戦いの連続になるのではないかと思いますが、若手の選手の皆さんは見るたびに成長されていると感じますし、個々の皆さんの潜在能力はさらに素晴らしいものがあるのではないかと感じます。

 

今大会では、林選手と、また大升選手が、一定の結果を残されたのが非常に大きかったですね。

 

そして、ここにベテランの泉選手と吉田選手、鉄壁の守護神丸山選手が加わり、さらに期待の新人大楠選手などの参戦もあるでしょう。他の新人の選手の皆さんや大学組のメンバーもおられます。

 

前の記事にコメント頂いたように、さらに守備力も高めて、皆の結束で戦い抜いて頂きたいですね。

 

 

また今季リーグの開幕が、大変楽しみです!!!

 

この先も、大いに期待したいです!!!

 

 

 

 

 

頑張れ、岡山シーガルズ!!!!!!!!