ロンドンに行っていました。

 

 

あれです、安倍総理

だいたい同じくらいの時期に。

 

特に街中で我らが総理と

すれ違うこともなくのこのこと

スコットランドに帰ってきた私ですが

それにしても今回の安倍総理の

訪英目的はいったい

何だったのでございましょうか。

 

日本の首相のこのたびの来英は

こちらのメディアでは特に

大ネタ扱いではございませんで

「しかしまあ報道をまとめるとだ

(参考記事:ロイター日経新聞)、

安倍総理はメイ首相に

英国のEU離脱に関して日本企業への

配慮を求めた、という話なわけだが、

確かにそれは大事なお願いだが

・・・何故この時期、北朝鮮問題で

内外の空気がピリピリしているこの時に

わざわざ安倍総理はロンドンまで

出向いていらしたのかしら?

電話会談では駄目、と判断なすった

その理由は何なのかしら?」

 

首をひねる私にわが夫(英国人)は

「日系企業への配慮依頼、というのが

表向きの理由で、実は裏では北朝鮮問題で

何やら重要な話し合いが持たれていた、

という可能性はないんでしょうか」

 

「私もそのことは少し考えたんだが

でもそれ、秘密にすべき事柄か?」

 

ともあれ安倍総理はロンドンに

1泊だけしてご帰国なさったご様子、

あの方、時差には強くていらっしゃる模様。

 

お元気そうで何よりです。

 

いえ、本当にすごいと思います。

 

日英間の時差ってかなり

体にこたえるものですよ、

実体験から申し上げますけど。

 

首相特権でヒースローの

あの悪夢の混乱に関わることなく

ロンドンから直行便で東京へ、という

旅程ならそれほど気疲れはなかろう、

という点を差し引いてもこれって実は

かなりの強行日程な気がいたします。

 

5月下旬にイタリアで開催される

サミットに参加する際に

ひょいっとロンドンで途中下車ならぬ

途中降機、ではよろしくない、

4月のこの時期に絶対にメイ首相と

膝を突き合わせて話をしなくちゃ

いけなかった案件が何か

あったのだとすると・・・だから

それは何なのかしら、気になるわあ!

 

(暇な中年女性にありがちな詮索癖)

 

なお今回の私のロンドン訪問は

当然の如く夫同伴で、というか

夫のロンドン訪問に私が

ついていったという形なのですが、

夫が朝から会食の予定が

入っているのに対し私は終日フリー。

 

お気楽呑気ですみません。

 

夕方に仕事を終えた夫と

待ち合わせをしたレストランで

非常に気さくなウエイターさんが

我々の注文を取りながら

「・・・ところでお二人はロンドンは

ご旅行・・・ではない感じですかね?

ここらへんの方・・・でも実はない

ご様子ですよね・・・うーん・・・」

 

街中ですれ違う東洋系の観光客が

皆厚手の防寒着を着ているような

ロンドンの4月の寒気に対し

すっかりスコットランドの気候に順応を

果たしてしまった私はそれなりの軽装、

そこのところは『地元の人』っぽい、

しかしロンドンっ子らしいお洒落感はない、

じゃあやっぱり観光客かな、でも

こっちの男の人(わが夫)は

しっかりスーツを着ているなあ、

しかも手ぶら、これはどう見ても

この近くで働いている人な様子、

仕事帰りに一杯飲んで

これから食事、という雰囲気、

うーんじゃあここらへんの人なのかな、

でもさっきから会話がどうも

おのぼりさんぽいんだよな、

明日は大英博物館に行こうとか言っていたし、

というウエイター氏の思考の錯綜が

とてもわかりやすい質問でありました。

 

「僕は仕事で出張です。

それに妻がついてきたんです」

 

夫の説明に

ウエイターさんは満足そうに頷き

「はあは!なるほど!じゃあ

旦那様はお仕事で、で、旦那様が

お仕事をなさっている間、奥様は・・・?」

 

「観光をしています」

 

「おお、いいですね、

どこに行かれました?」

 

「ミュージカルに展覧会に・・・

つまりロンドンでわが夫はお金を稼ぎ

妻である私はお金を使っているわけです」

 

私はこれ、非常にわかりやすい冗談だと

思ったのですが、流石華の大都市ロンドンの

接客業従事者は一味違います、

彼はまずわが夫の反応を横目で鋭くうかがい

その夫が苦笑しているのを確かめてから

「ハーッハッハッハ―!奥様ったら愉快!」

 

・・・その反応、私は少し傷つくんですけど。

 

そんな私の不満にまたも

ウエイター氏は機敏に反応、

腰を屈めると気持ち声を潜めて

「しかし奥様、それが

完璧な生活というものですよ、

それは完璧、本当にパーフェクト!」

 

ロンドンは面白い街だと思います。

 

 

レストランでは生ガキを食べました

 

これはたぶんわが夫から私への

「ちょっと遅れた誕生日プレゼント」という

扱いになるのだと思います

 

冷えた生ガキにビール、それに

揚げ芋というこの最強の布陣

 

ちなみにビールは

アサヒスーパードライを頼みました

 

 

だってドラフト(生)で

置いてあるって言うんですもの!

 

私は昔はドライ派では

まったくなかったんですけど

(キリン・ヱビス派でありました)

久々に飲むとこの味も懐かしくていいですね

 

 

 

 

 

 

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